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HOME   »   ラグビー  »  [欧州ラグビー] 憧れのウェールズラグビー
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 来年2013年6月、ラグビーのウェールズ代表チームが来日するというニュースが流れました。日本代表チーム(エディージャパン)と、花園と秩父宮で各1試合、計2試合を行うようです。ウェールズ代表の来日は、2001年以来12年振り3回目です。

 このニュースに接した時に「2013年が3回目、2001年が2回目とすると、1回目はあの1975年か、あの素晴らしいチームの時か」と思い出しました。

 1960年代からラグビーを観てきました。お蔭様で、強いチーム、素晴らしいプレーヤー、好ゲームも、沢山見せていただきましたが、あの時のウェールズ代表チームは、屈指のチームでした。
 何試合を戦ったのか、スコアはどうだったか、についての記憶は残念ながらありませんが、その素晴らしいプレーは良く憶えています。

 「個」が強いチームという印象です。SOのフィル・ベネット、ナンバー8のマービン・デービス、ウイングのJJウィリアムズ、FBのJPRウィリアムズと、輪郭がはっきりしたプレーヤーが目白押しのチームでした。

 ベネットは、そのステップでも有名でしたが、私にとってはそのキック力です。スクラムから出たボールを何気なく蹴るのですが、距離が出て正確です。それまで、日本選手権ラグビーや社会人リーグ、大学の試合等を観てきましたが、レベルが違うという感じ。サイドラインから1m位に落とすと丁度良いタッチキックになると思ってみていると、ピッタリそのポイントに運びます。必死さが感じられず、何気なく長くて正確なキックを蹴るベネットに感心、感心でした。
 そのベネットが、PGのプレースメントキックを外したのです。確か、ゴール左からの35ヤード位のキックであったと思います。ボールをセットして、さっさと下がって、すっと蹴って、外しても何もなかったように自陣に帰って行きました。
 
 マービン・デービスがキャプテンだったと思いますが、スクラムサイドを突破する迫力は抜群。これも、表情ひとつ変えずに突進します。スクラムサイドを5m以上突破されると、ディフェンスがとても難しくなるのですが、彼はスクラムサイドを突くときには、突破していた印象です。

 フルバックのJPRウィリアムズは、一度サイドラインを駆け上がりました。長身の体躯が躍動し、太ももが水平まで上がって、凄いランニングスピードでした。

 この頃のウェールズ代表は、5か国対抗でも優勝を飾っていて(1975年1976年1978年1979年と5年間で4回優勝)、ウェールズ史上最強と言われていました。間違いなく、そうだと思いますし、この当時のニュージーランド・オールブラックスやオーストラリア・ワラビーズなどと比較しても、世界最強のチームだったのではないかと思います。
 ちなみに、ウェールズ代表チームの愛称はレッドドラゴンズと言うのだそうですが、そのように呼んだ記憶はありません。ウェールズ代表は、ウェールズ代表でした。

 特に「個々のプレーヤーの高いスキルでプレーを組み立てる」という感じで、モールでもラックでも、ウェールズ側から参加しているプレーヤーの数が少ないという印象でした。この頃は、モール・ラックには、フォアードFWの多くの選手が参加しボールの奪い合いをするゲームが多かったので、いつも2~3人しか参加せず、それでもマイボールにする技術と腕力に感心したものです。(現在のラグビーも、モール・ラックへの参加者は絞り込まれていると思います)

 パスも長めのものが多く、マウンテンパスも活用して、3~4人のランニングラグビーで、グランドを左右に広く使って展開し、トライに結び付ける形です。この頃、イングランド代表チームも来日していたと思いますが、こちらのラグビーは、近い距離で3人が並び、縦に真っ直ぐ走り始めて、短いパスを左右につなぎ、タックルにより倒されて、二人になり、最後に残った一人がトライするという形でしたので、やはりチーム毎にやり方が異なるものだと感じたことを憶えています。

 この時のウェールズ代表チームと並んで、印象に残っているチームといえば、1987年の第一回ラグビーワールドカップに優勝し、来日したNZオールブラックスです。キャプテンのカークやウイングのカーワン(前全日本監督)が居たチームですが、こちらは「組織プレー」のチームという感じでした。
 ワン・ブランケット・モールと呼ばれた、とても纏まりが良いドライビング・モールなどは、その典型で、あの大男たちがしっかりバインドして、一枚の毛布に隠れるくらいに小さなモールを造るものですが、とても美しく素早いと思いました。

 この「個人のウェールズ」と「組織のオールブラックス」が、私にとって最も印象に残っているチームです。

 2019年には、我が国で第9回のラグビーワールドカップが開催されます。相当先だなと思っていましたが、迫ってきた印象です。
 ワールドカップが日本で開催されることは素晴らしいことですし、世界最高水準のゲームが本当に楽しみです。我らが日本代表チームが予選リーグを突破して、決勝トーナメントに進出できたら、もっと素晴らしい大会になることでしょう。

 少なくとも現在の日本代表チームでは中々難しい夢ですが、しっかり現在の立ち位置を認識して、問題点を抽出し、ひとつずつクリアしていけば、可能性は十分あると思います。個人的には、展開ラグビーに拘る必要は無いし、拘り過ぎるとレベルアップの妨げになるように思います。
 大会までの6年間のブロッサムズの動きから、目が離せません。

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ラグビー・ウェールズ代表来日   2019年ラグビーワールドカップ   フィル・ベネット   マービン・デービス   JJウィリアムズ      JPRウィリアムズ  
Comment
1
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

2
コメントありがとうございます。
スポーツは本当に面白いと思います。
これからも、よろしくお願いします。

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