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HOME   »   MLB  »  [MLB] マーク・バーリーとクレイ・バックホルツの投げ合い
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 9月21日のMLB、トロント・ブルージェイズとボストン・レッドソックスのゲームは、マーク・バーリーとクレイ・バックホルツの両投手が先発しました。

 前日20日に、ボストンはアメリカンリーグAL東地区の優勝を決めていました。このゲームはいわゆる消化試合なのですが、その先発投手がこの2人だったのです。

 マーク・バーリー、1979年3月生まれの34歳、身長188㎝体重104㎏の左腕。2000年にシカゴ・ホワイトソックスでデビューし、2001年から2012年まで12年間連続で200イニング以上投球、二桁勝利を達成し、2007年4月にはテキサス・レンジャーズを相手にノーヒットノーランを達成、2009年7月にはタンパベイ・レイズを相手に完全試合を達成しました。この時、ホワイトソックスファンとして知られているオバマ大統領からバーリー投手にお祝いの電話があったことが、話題となりました。

 一方のクレイ・バックホルツ、1984年8月生まれの29歳、身長191㎝体重86㎏の右腕。メジャーデビューの2007年8月にはボルチモア・オリオールズ相手にノーヒッターを達成し、今シーズンは4月に月間5連勝を達成するなど、ここまで11勝0敗と無敗のシーズンを送っていました。

 「消化試合」、ボストンにとっては優勝を決めた翌日のゲームですし、トロントはワイルドカード進出の望みも絶たれた状態ですから、あまり期待していなかったゲームなのですが、この豪華な先発投手のおかげで、とても締まったゲームとなりました。

 両投手とも安定した立ち上りを見せました。特に3回までは、バックホルツ投手が素晴らしい投球。150㎞を超えるツーシームに、カットボール、スライダー、チェンジアップを交えて、トロント打線を完全に封じました。コントロールも良く、ノーヒッターや完全試合もあるのではと思わせました。この投球内容は、冷静に見て日本人先発トリオより上でした。さすがに、ここまで11連勝の投手だと思わせるものでした。

 一方のバーリー投手も初回に1ヒットを許しましたが、危なげない投球でした。大半が外角への配給なのですが、キチンと低めにコントロールされているうえに、ツーシームやスライダーのコントロールが素晴らしく、特に外角低めに落とし込む球は容易には打てないという感じでした。

 4回表トロントの攻撃も2死ランナー無。ところが、ここで3塁手の緩慢なプレーから内野安打を許すと、トロントが畳み掛け4連打で3得点を挙げました。特に、4番アダム・リンド選手の当たりは、センター前のヒットかと思ったものが、センターオーバーの2塁打となりました。もの凄いライナーでした。

 バックホルツは、夏に首を痛めての故障明け3試合目の登板でした。ボストンとしては、プレーオフ先発陣の一角として考えている投手ですから、マウンド・球数に慣れさせるためもあって続投。バックホルツも4回以外はしっかりと抑え106球・6イニングを投げ切りました。3失点ですから立派なクオリティスタート。先発投手の責任は果たしたことになります。
 この4回は、少しコントロールが乱れましたが、何よりも3回までの素晴らしい投球を観ると、調子が戻ればボストンのエースになり得ると予感させました。

 バーリーの方は、相変わらず正確なコントロールを武器にボストン打線を抑え込みます。なにしろ、今シーズンMLB・AL屈指の強力打線を誇るボストンですから、3点くらいのビハインドはワンチャンスでひっくり返す力があります。
 さすがに、東地区を制し勢いに乗るボストン打線は、5回からバーリーを捉え始めましたが、バーリーは6回を98球1失点で凌ぎ切りました。

 ゲームは4-2でトロントの勝利となりました。

 この勝利で、バーリー投手は今シーズン200イニング投球を達成し12勝目。13シーズン連続の200イニング以上投球と二桁勝利を達成したことになります。MLBにおいて、13シーズンもの間大きな故障も無く、その体調・体力・投球技術を維持してきたことは、本当に偉大なことだと思います。MLB通算勝利数は、これで186勝となり200勝が見えてきました。

 2人の先発投手の持ち味を活かした投げ合いは、見応え十分でした。こうした「消化試合」であっても、これだけのクオリティのゲームを魅せることがMLBなのだと、改めて感じました。
 そして、ペドロ・マルチネスやランディ・ジョンソン、ジャスティン・バーランダーといった超有名投手以外にも、この試合のマーク・バーリーやクレイ・バックホルツのような素晴らしい投手が犇めき合っているところが、世界最高のベースボールリーグと呼ばれる所以なのでしょう。
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