FC2ブログ
HOME   »   MLB  »  [ALCS] レッドソックスとタイガースの差は「気迫量」
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 MLBポストシーズン・アメリカンリーグチャンピオンシップALCSは、ボストン・レッドソックスがデトロイト・タイガースを4勝2敗で下し、ワールドシリーズに進出しました。ボストンは、6年振り13度目のワールドシリーズです。

 このALCSは接戦が予想されましたが、戦力的にはミゲル・カブレラというMLBを代表する打者とジャスティン・バーランダーというMLBを代表する投手を擁し、ALトップのチーム打率を誇り、ALおよびMLB全体の最多勝投手マックス・シャーザーをも擁する、昨季のALチャンピオン・デトロイトの方が、わずかに上かなと考えていました。

 しかし結果は、ボストンが勝ちました。

 ボストンがデトロイトに勝っていた点を考えてみると「気迫量」がポイントであったように思います。
 
 デトロイトのプレー振りは、レギュラーシーズンの時から極めて冷静でした。カブレラ選手やバーランダー投手が、バンザイして大はしゃぎというシーンを見ることは一度も無かったと思います。常に冷静沈着に自らの実力を発揮していけば、勝利は自ずと得られるといった感じです。

 一方のボストンは、毎試合大騒ぎ。上原投手は、セーブを挙げる度にぴょんびょん跳ねながらハイタッチし続けますし、ダスティン・ペドロイア、マイク・ナポリといった選手達も、成功すれば喜びを、失敗すれば悔しそうな様子を、全く隠すことなく表現します。常に気迫を前面に押し出したプレーを展開するのです。

 これは、現在の両チームの文化の違いでしょう。

 その点からは、このALCSの帰趨を分けたのは、デトロイト1勝を受けた第二戦の1-5の劣勢からのオルティーズ選手の同点満塁ホームランだったのでしょう。このゲームを6-5で取り、1勝1敗のタイとして、ボストンは完全に勢いに乗ったのです。

 一方のデトロイトは、主砲カブレラが股関節を故障していてホームランが打てません。そして、カブレラと並ぶ大砲のプリンス・フィルダー選手が絶不調でした。現象面では、AL最強打線の得点力が半減してしまったのですが、こうなると、冷静さは意気消沈の様子に繋がってしまいます。
 デトロイト・タイガースにとって、なんとなく、どうしたことか、常に押されているような雰囲気が漂っていたシリーズでした。

 いつもお祭り騒ぎ?のボストン・レッドソックスは、熱狂的だが厳しいファンに後押しされています。ホームのフェンウェイパークでのゲームは、頼もしいが、失敗は許さないムードが、球場全体に漂っているのです。これは、球場の持つ歴史そのものなのかもしれません。

 さて、ワールドシリーズ2013は、セントルイス・カージナルスとボストン・レッドソックスの対戦となりました。両チームとも、MLBの歴史を支えてきた名門チームですから、格という点では互角でしょう。
 
 チーム状態・戦力という面から観れば、過去5年間常にワールドシリーズ進出を争ってきたセントルイスの方が、少し上かなと思いますが、そのセントルイスを昨季撃破したのが「勢い」のサンフランシスコ・ジャイアンツであったことを思い起こすと、ボストンの勢いがセントルイスに通用するか、ということになります。

 今夏のオールスターゲームでALがNLに勝ったので、今季のワールドシリーズはALチームのホーム=フェンウェイパークから始まります。
 ボストン・レッドソックスにとっては、このホームの第一戦・第二戦がとても大切です。出来れば、ここで2勝して勢いに乗りたいものです。ここで1勝1敗なら、デトロイトが相当有利でしょう。

 ボストンが、当初ホームで2勝挙げるためには、田澤・上原両投手の大車輪の活躍が不可欠です。
 久しぶりに、日本人プレーヤーが中心選手として出場するワールドシリーズが、10月23日(日本時間24日)から始まります。本当に楽しみです。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[菊花賞2013] 56年振りの不良馬場で圧勝 エピファネイア号
NEW Topics
[UEFA-CL2019~20(無観客)] 再開 ベスト8決まる。
[温故知新-陸上競技13] 男子3,000m障害 オリンピック金メダリストの記録
[全米プロゴルフ選手権2020(無観客)] コリン・モリカワ選手 初優勝
[MLB2020(無観客)・ナショナルリーグ] 8月8日終了時点の各地区の順位
[MLB2020(無観客)・アメリカンリーグ] 15ゲーム前後を終えての各地区の順位
[MLB2020(無観客)] ダルビッシュ有投手 2連勝!
[PGAツアー2019~20(無観客)] 全米プロゴルフ選手権大会 開幕
[ルヴァンカップ2020(観客数制限)] 三浦知良選手 53歳5ヵ月10日で先発!
[温故知新2020-陸上競技12] 男子三段跳び オリンピック金メダリストの記録
[大相撲2020・7月場所(観客数制限)] MVPは隠岐の海関
[大相撲2020・7月場所(観客数制限)] 照ノ富士関 5年振り2度目の優勝
[競馬コラム275] キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの勝ち馬
[MLB2020(無観客)] 田中将大投手 今シーズン初登板
[NBA2019~20(各種制限)] 再開 八村塁選手の活躍
[大相撲2020・7月場所(観客数制限)] 大一番 朝乃山VS照ノ富士
[欧州4大リーグ2019~20] 各リーグの優勝チームが決まりました。
[NPB2020(観客数制限)セリーグ] 巨人が首位
[NPB2020(観客数制限)・パリーグ] ソフトバンクが首位
[陸上・東京選手権2020(無観客)] 男子800m クレイ・アーロン・竜波選手 快勝!
[MLB2020(無観客)] 前田健太投手 今季初登板・初勝利
[MLB2020(無観客)] 大谷翔平「投手」 久しぶりの登板
[競馬コラム274] エネイブル号 G1レース11勝目!
[大相撲2020・7月場所(観客数制限)] 中日を終えて
[MLB2020(無観客)] ダルビッシュ有投手 登場
[MLB2020(無観客)] 大谷翔平選手 3年目のシーズンイン
[MLB2020(無観客)] 筒香嘉智選手 メジャーデビュー戦で2ランホームラン
[MLB2020(無観客)] 秋山翔吾選手 メジャー初打席・初ヒット・初打点
[MLB2020開幕戦(無観客)] マックス・シャーザー投手とゲリット・コール投手の投げ合い
[MLB2020(無観客)] ついに開幕 今シーズンの試合数など
[大相撲2020・7月場所5日目(観客数制限)] 5戦全勝の力士達
[セリエA2019~20(無観客)] クリスティアーノ・ロナウド選手 驚異の得点力
[競馬コラム273] ビワハヤヒデ号 30歳の大往生
[大相撲2020・7月場所初日(観客数制限)] お行儀の良い観客の皆さん
[ホクレン・ディスタンスチャレンジ2020(観客数制限)] 一山麻緒選手と前田穂南選手
[FIFAワールドカップ2010準決勝] スペインチーム 「パスサッカー」の完成
[温故知新2020-陸上競技11] 男子400m競走 オリンピック金メダリストの記録
[NPB2020(観客数制限)] 戸郷翔征投手 開幕3連勝!
[NPB2020(観客数制限)] DeNA 7月15日まで16試合連続「○●○●・・・」のNPB記録更新
[大相撲2020・7月場所(観客数限定)] 活躍が注目される10名の力士
[温故知新2020-競泳8] マーク・スピッツ選手とマイケル・フェルプス選手
[リーガエスパニョーラ2019~20(無観客)] 久保建英選手 今シーズン4点目!
[アメリカ・カレッジスポーツ2020] アイビーリーグが秋季のスポーツを中止
[温故知新2020-ボート] 男子エイト オリンピックのメダル獲得チーム
[NPB2020・パリーグ(無観客)] 楽天ゴールデンイーグルスの快走
[NPB2020・セリーグ(無観客)] 阪神タイガース 3連勝
[温故知新2020-陸上競技10] 110mハードル 金メダリストの記録
[競馬コラム272-日本馬の海外挑戦14] 2011年 ヴィクトワールピサの快挙
[温故知新2020-競泳7] 男子100m自由形 オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-陸上競技9] 男子200m競走 金メダリストの記録
[温故知新2020-自転車] 男子団体追い抜き オリンピックのメダル獲得チーム
Entry TAG
レッドソックスとタイガースの差は気迫量   ワールドシリーズのポイントは第1戦と第2戦     
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031