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HOME   »   競馬  »  [菊花賞2013] 56年振りの不良馬場で圧勝 エピファネイア号
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 強いレースを見せていただきました。

 降り続く雨で、不良馬場となった第74回菊花賞競走。好天に恵まれることが多いレースだったと思い出していましたが、1957年・昭和32年、ラプソデーが勝って以来の不良馬場と聞いてビックリしました。

 今年のレースは、一番人気のエピファネイア以外の出走馬達の実力が接近していたというか、どんぐりの背比べ状態でしたから、堅い本命と見られていましたが、3000mの不良馬場は大きな不安要素ですので、「波乱もあるかな」と観ていました。

 好スタートを切ったエピファネイアは、そのまま3番手をキープしますが、とても行きたがっている様子。口を割って、顔を左右に振りながら1周目の3コーナーを駆け下ります。「頭の良い馬なんだ。ゴール位置が分かっている」と思いました。
 サラブレッドには、稀にゴール位置を認識していて、自分でレースを造る馬がいます。名馬と呼ばれる馬に多いのですが、中には稀代の癖馬と呼ばれる場合もあります。カブトシローなどが典型です。(私は、カブトシローは頭が良すぎる馬だったと思っています)

 1周目の直線に出て、エピファネイアは相変わらず頭を左右に振っていますが、「もの凄くかかっている」という状態には観えませんでしたから、「ゴール板前を過ぎれば落ち着く」と呟きました。

 はたして、ゴール板を過ぎたところでエピファネイアは首振りを止めました。しかし、相変わらず強い力で、福永祐一騎手をグイグイと引っ張り続けています。「調子が良いのだろう」と感じました。

 2周目の3コーナーの坂を持ったままで駆け下り、4角では逃げるバンデを捕まえて先頭に立ちます。そこから100mは持ったままで走り、残り300mから追われました。2番手グループとの差は見る見る開き、ゴールでは5馬身差でした。
 久しぶりに「強い勝ち方の菊花賞」を観ました。目を見張る強さでした。

 近時なら、1993年のビワハヤヒデの5馬身差、1994年のナリタブライアンの7馬身差に匹敵する勝ちっぷり。内ラチ一杯でどんどん差を広げるビワハヤヒデ、馬場の中ほどを豪快にまくるナリタブライアン、両馬とも大変強い勝ち方でしたが、エピファネイアのレース振りも、これらに勝るとも劣らないものでした。

 この走りを目の当たりにして「今年の凱旋門賞に出ていれば、勝てたのではないか」と思いました。とても柔らかい不良馬場のコースで、ゴールまで脚色が衰えないのですから、今年の凱旋門賞にピッタリのレース振りです。ゴール前、トレヴと叩き合うエピファネイアが眼に浮かびました。しかし、それは未練というもの。

 春から夏のエピファネイアはまだ子供でしたから、自らの競走能力をフルに発揮することはできませんでした。その段階で凱旋門賞挑戦を考える関係者が居なかったのも、当然です。「菊」を走ってみて、馬体も走りも精神面も大人になったエピファネイアを認識することができたのです。
 この点では、巡り合わせというか、タイミングの難しさというか、大袈裟に言えば「運命」をも感じます。

 エピファネイアは、立派なサラブレッドに育ちました。「菊」が最初のG1制覇というのは、前述のビワハヤヒデと同じです。
 今後のジャパンカップや有馬記念、天皇賞(春)などの大レースの中心馬となるでしょう。

 そういえば、ビワハヤヒデも皐月賞と日本ダービーが2着で、神戸新聞杯を勝って菊花賞を圧勝したのです。エピファネイアは、ビワハヤヒデの再来なのかもしれません。
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エピファネイア不良馬場の菊花賞を圧勝   エピファネイアはビワハヤヒデの再来か  
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