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HOME   »   日本プロ野球  »  [NS2013] ここまでは星野監督の戦略通り
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 プロ野球日本シリーズ2013は、第5戦を終えて、東北楽天ゴールデンイーグルスが、3勝2敗で読売ジャイアンツをリードしています。

 シリーズのここまでの経過は、東北楽天・星野仙一監督のプラン通りに来ているように見えます。

 エース田中将大投手を立てると思われた初戦に、則本昂大投手を起用しました。万一、初戦を落としても、第2戦を田中投手で必ず物にして、当初の仙台での成績を悪くとも1勝1敗としたい、という考え方。

 東京ドームでは、最悪でも1勝して、必ず仙台に戻ると考えていたと思いますが、早い段階で2勝目を上げることが出来ましたので、東京ドームでの2勝目を目指して10月31日の第5戦に臨んだのでしょう。

 先発の辛島航投手の出来次第で、二通りの対応を用意していたと思います。
プランA:辛島投手が不調で、ゲームの早い段階で大量失点するようであれば、この試合を捨てる。そして、仙台での第6戦、第7戦で、則本・田中の両投手で勝負する。
 プランB:辛島投手が踏ん張るようであれば、則本投手を投入して勝ち切る。

 試合は、プランBのパターンとなりましたので、則本投手のロングリリーフとなりました。9回裏に同点に追い付かれたのは、誤算であったと思いますが、10回に銀次選手のタイムリーが飛び出し、勝てましたので事無きを得ました。

 これで、11月2日の第6戦は、田中投手を立てて日本シリーズを取りに来るのでしょう。
 万万が一、田中投手で落とすことがあって、3勝3敗になったとしても、最終の第7戦は美馬学投手で決戦を挑むという、戦略なのでしょう。
 逆パターンも有り得ますが、勝負事には勢いも大切でしょうから、第6戦が田中投手だと思います。
 
 二重三重に組み上げられた星野監督の戦略です。ご承知のように、2012年までに星野監督は3度リーグ優勝していますが、日本シリーズには勝っていません。
 今回4度目のリーグ優勝を果たした今年は、「何が何でも日本一になる」という気迫に溢れ、良く練られた采配が際立っていると思います。
 巨人軍は、シリーズを通して「この気迫に押されている」印象を受けます。

 一方の読売ジャイアンツですが、ここまでの苦戦はひとえに「打線の不調」が原因です。本当に打てない。
 特に、チームリーダーの阿部慎之助選手の不振は深刻です。

 阿部選手のスイングを見ると、現象面では「バットのヘッドが下から出ている」ようです。結果として、バットのヘッドが遠回りしています。地面と水平にバットが出ている時が、阿部選手の好調な時ですので、上手く振れていないことになります。

 スイングの起動時、いつもより少し早く右肩が前に出て、スイング軸が前に倒れ、その状態でクルリと回りますから、バットが下から出るのでしょうか。もともと、体の回転に腕が付いていくタイプのスイングですから、地面と軸の角度の違いが、微妙な影響を与えているのかもしれません。

 いずれにしても、追い込まれた巨人軍が反撃に転ずるためには、阿部選手のバットが火を噴くことが不可欠ですので、細部の修正が急がれます。
 もちろん、百戦錬磨のプレーヤーですから、十分に修正可能だと思います。

 さて、第6戦に先発が予想される田中将大投手ですが、第2戦の投球内容は、田中投手としては調子が出ていないものだったと思います。
 寺内崇幸選手にホームランを浴びたのが、その証左です。調子が良い時の田中投手であれば、打者の予想通りの球を投げても、スタンドまでは運ばれないと思います。寺内選手は、読み通りの球を、狙い通りに遠くに飛ばせたのです。
 第2戦では、巨人打線の読みを悉く外し、巨人打線も無敗の投手というプレッシャーを受けていたので、いつもの振りではなかったことから、完投した感じでしょう。

 現代の神と呼ばれる田中投手でも、長いシーズンの疲労が知らず知らずの間に蓄積しているのかもしれません。もし、第6戦が第2戦と同じレベルの投球であれば、巨人にも付け入る隙は十分にあります。
 各打者が寺内選手のように、ある意味では決め打ちして自らの良いスイングをすれば、打つことが出来ると思います。

 他方、田中投手が第2戦より良い投球、シーズン中の好調時のような投球を第6戦で見せるようなら、巨人打線が田中投手を攻略するのはとても難しいことだとも思います。

 プレーヤーとしても監督としても、「打倒巨人軍」を最大のテーマとしてきた星野仙一氏にとって、11月2日のゲームは乾坤一擲の勝負でしょう。
 これに対して、原辰徳監督を始めとする巨人軍が、総力を挙げて対抗するのです。

 素晴らしいゲームが期待されます。

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