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HOME   »   サッカー  »  [WC2013欧州予選] イングランド代表 ランパード選手とジェラート選手
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 サッカーワールドカップWC2014ブラジル大会の欧州予選は佳境を迎え、10月15日に予選リーグ最終戦が一斉に行われました。

 予選H組のイングランドは、ポーランドとのゲーム。予選突破を競り合っていたウクライナは力の劣るサンマリノとの最終戦でしたから、イングランド代表チームは、ポーランドと引分けや負けではダメで、勝利する必要がありました。

 このゲームは前半からイングランドが押し気味でしたが、ポーランドもフォワードFWのロベルト・レヴァンドフスキを中心としたカウンター攻撃で対抗し、決定的チャンスの回数ならばポーランドの方が多いという展開でした。

 しかし、前半40分を過ぎて、イングランドのトップ下ウェイン・ルーニーがキッチリと頭で合わせて先取点。
 後半終了間際には、ミッドフィルダーMFのスティーヴン・ジェラードが自らペナルティエリアに持ち込み、相手バックスを巧みに交わしながら2点目のゴールを決めました。
 2点目の瞬間のロイ・ホジソン監督の嬉しそうなこと。イングランドが、WC2014本大会出場を決めた瞬間でした。

 これでイングランドは、5大会連続14回目のWC本大会出場となります。なかなか破れないベスト8の壁に挑む大会となります。

 このポーランド戦の先発メンバーを見て「おや、ランパードが居ない」と思いました。
 控えメンバーには入っていますが、ホジソン監督は使わなかったのです。結局途中からの出場もありませんでした。

 この10数年間、イングランド代表と言えば、まずランパードとジェラートの2人のMFでした。この2プレーヤーは、イングランドはもちろん、世界を代表するMFだったと思いますし、現在でも世界屈指のMFでしょう。

 フランク・ランバート選手は35歳、身長184cm体重88kg、100試合前後イングランド代表としてプレーし、30得点前後を挙げているでしょう。
 スティーヴン・ジェラート選手は33歳、身長183cm体重83kg、110試合前後イングランド代表としてプレーし、20得点前後を挙げていると思います。

 2人とも2000年前後からイングランド代表としてプレーし続けています。プレミアリーグでも、ランパードはチェルシー、ジェラートはリバプールと、いわゆるプレミアの4強チームの中心選手として、今日に至ります。
 近時の3年間くらいは、両選手とも故障がちになっているのは残念なことですが。

 そのランパードとジェラートは、イングランド代表チームの中盤を固める2人の大看板でした。
 2010年の南アフリカWCでも、中盤にこの2人が並ぶ代表チームの迫力は素晴らしいもので、イングランド代表チームは、FWやDF(守備陣)も良いが、何といってもMFがずば抜けていると言われたものです。
 ドイツ戦のランパードの「幻のゴール」は、大きな話題ともなりました。頭を抱えるランパードの映像が直ぐに浮かびます。

 しかし、この2人には従前から「不仲説」が囁かれていました。「ランパードとジェラートがパス交換するのを見たことが無い」と言われ、私も代表戦のVTRを食い入るように観ましたが、確かにパス交換は行われていません。

 直線的なパスを供給し、いざとなれば自らシュートを放つランパードと、長く良く曲がるパスを供給し続けるジェラート、やはり「両雄は並び立たず」なのでしょうか。

 こういう中盤のスーパースターがチームに2人居ることは素晴らしいことのようにも思いますが、長いサッカーの歴史を顧みると、確かに2人の力量抜群のMFが、同じピッチに立っているのは珍しいことなのかもしれません。

 例えば、史上最強チームのひとつと目される1970年代前半の西ドイツ代表チームには、フランツ・ベッケンバウアーという史上屈指のMFが存在しましたが、一方でギュンター・ネッツアー、ヴォルフガング・オフェラートという2人のスーパープレーヤーも居たのです。

 この3人のプレーヤーは、いずれも世界的なMFでした。(こんなに素晴らしいMFが同時期に3人も出現する西ドイツ=現ドイツという国も凄いものです)
 チームの主将であったベッケンバウアーは、まず「バナナのように曲がる長く正確無比なパス一本で局面を打開する、天才的なパサー」であったネッツアーを外し、強いドリブルと豊富な運動量を誇るオフェラートをも指揮下において、自分中心のチームを創り上げたように見えました。

 当時の西ドイツ代表チームは無類の強さを見せ、1972年のUEFA欧州選手権を制し、1974年のWC西ドイツ大会も優勝しました。ちなみに、史上最強チームの呼び声が高いのは、1972年ユーロを制したチームの方です。眩いばかりのチームでした。

 話を戻します。

 現在のイングランド代表チーム先発メンバーにランパードの名前が無いのは、こうしたチーム内の確執?のためではなく、故障あるいは、さすがの鉄人・ランパードも35歳という年齢の関係から運動量が落ちてきている、といった理由であることを祈ります。

 そして、もし故障が原因であるならば、ワールドカップ2014ブラジル大会では、イングランドが世界に誇る2人のMFをピッチ上で観てみたいものです。

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