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HOME   »   MLB  »  [WS2013] メジャーリーガーの憧れ ワールドシリーズ出場
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 MLBワールドシリーズWS2013は、ボストン・レッドソックスがセントルイス・カーディナルスを4勝2敗で破り、6年ぶり8回目の世界一に輝きました。歴史と伝統を誇るチーム同士の対戦に相応しい、素晴らしいWSでした。

 このWSは、当然のことながらメジャーリーグ・ベースボールMLBを構成する2つのリーグ、アメリカンリーグALとナショナルリーグNLのチャンピオンチーム同士の対戦です。
 そもそもAL・NLのチャンピオンになること自体、大変なことなのですから、MLBプレーヤーにとってWS出場というのは「特別」です。

 ベースボールを志した者なら、誰しも一度はプレーしてみたいのがWSなのです。

 ボストン・レッドソックスBOSのジェイク・ピービー投手も、「憧れをついに実現した」プレーヤーのひとりです。
 ジェイク・ピービー、1981年アメリカ合衆国アラバマ州出身の32歳。2002年のメジャーデビュー以来、サンディエゴ・パドレスSDで7年余り、シカゴ・ホワイトソックスCWSで4年余り、主軸投手として大活躍してきました。メジャー12年目です。
 切れの良いスライダーと150km前後のストレートを主体に、チェンジアップとカーブを織り交ぜた投球だと思いますが、コントロール特に高めのコントロールが良いと感じます。「空振りが取れる投手」ですので、三振も多い投球スタイルになります。
 
 SD時代の2007年には、34試合223イニング余りを投げ、19勝6敗、240奪三振、防御率2.54という素晴らしいシーズンを過ごし、サイ・ヤング賞とNL最多勝・最多奪三振・最優秀防御率のタイトルに輝きました。
 他にも、オールスターゲーム4回出場、NL2005年の最多奪三振等々のタイトルを持つ、MLBを代表する投手のひとりです。

 このジェイク・ピービー投手も、しかし、WSには縁がありませんでした。
 CWSからBOSに移籍した今季、ついにWS出場のチャンスが巡って来たのです。
 10月26日のWS2013・第3戦の先発を任され、試合前のインタビューに臨んだピービーは「人生最大の登板になる」とコメントしました。
 メジャー12年目のベテランで、MLBの投手に与えられる最高の栄誉であるサイ・ヤング賞も受賞しているピッチャーが「人生最大」と表現したのです。「ワールドシリーズ出場の重み」がよく分かりました。

 セントルイス・カーディナルスSTLにも、この選手がまだ出ていなかったのかと思うプレーヤーが居ました。カルロス・ベルトラン選手です。
 カルロス・ベルトランは、1977年プエルトリコ生まれの36歳、MLBを代表する好手・強打の外野手(主に中堅手)です。

 「21世紀最高の5ツールプレーヤー」と称されるC.ベルトランは、ホームランも打てる勝負強いバッティングと強肩・好守、そして盗塁も積み重ねる快足(これらを総称して5ツールと言います)のプレーヤーです。
 1998年メジャーデビューから16シーズンの間に、カンザスシティ・ロイヤルズKC、ヒューストン・アストロズHOU、ニューヨーク・メッツNYM、サンフランシスコ・ジャイアンツSFとキャリアを重ね、2012年からセントルイス・カーディナルスの一員となって、今季ついにWS出場を果たしたのです。

 通算358本塁打、308盗塁、オールスターゲーム出場7回という、素晴らしい成績を残していますし、何より「ポストシーズンで最も強いプレーヤー」として知られていました。何しろ2012年シーズンまでのポストシーズンOPSが1.173(MLB歴代1位)という、あのベーブルースの記録をも凌ぐこの数値は、アメリカのマスコミが「ばかげている」と評するほどのプレーヤーだったのです。

 C.ベルトランのポストシーズンの強さは知れ渡っていましたから、当然WSにも出ていると思い込んでいたのですが、意外や意外、今回が初出場でした。これまで、ワイルドカードや地区シリーズ、リーグチャンピオンシップでは大活躍を続けていたのですが、WSには出場していなかったのです。これ程のプレーヤーでも、ワールドシリーズは遠かったということでしょう。

 NHK-BS放送・今季WSゲーム中継の解説者であった田口壮氏は、STL時代の2006年にWSシリーズに出場し、ワールドチャピオンに輝いています。「WS優勝決定時にフィールドに居た最初の日本人プレーヤー」の記録は、永遠のものです。

 優勝決定後のチームメンバー全員で撮った写真の中で、田口の向かって右隣には名監督トニー・ラルーサが立っています。そして、右手で田口の肩に手を掛けています。
 「記念撮影の時、遠くに居たラルーサが隣に来てくれた。とても嬉しかった。」とコメントしていました。この写真は、現在もブッシュスタジアムに掲示されています。

 どんなに素晴らしい個人成績を残し、長くMLBのレギュラーを張っていても、ワールドシリーズに出場するためには、チームが強くなければならない、つまり「巡り合わせと運」が必要なのでしょう。

 MLBが存続する限り、MLBプレーヤーにとって最も出場してみたいゲームは、ワールドシリーズなのです。
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