FC2ブログ
HOME   »   NFL  »  [NFL] ブロンコス、チーフスに連勝!
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 NFL2013~2014シーズンは第13週を向え、アメリカン・フットボール・カンファレンスAFC西地区の首位争い・直接対決、デンバー・ブロンコスとカンザスシティ・チーフスのレギュラーシーズン第2戦が、チーフスのホーム・アローヘッドスタジアムで12月2日に行われました。

 ここまで9勝2敗の好成績で並んでいる両チームの対戦は、全米でも注目の的でしたが、35-28でブロンコスが勝ちました。

 ブロンコスのホーム・マイルハイスタジアムで行われた第11週11月18日の第1戦も、ブロンコスがチーフスを27-17で破っていますから、同地区対決の2ゲームをブロンコスは連勝したことになります。
 第1戦前には、9戦全勝のチーフスを8勝1敗のブロンコスが追いかける形でした。第12週のゲームで両チームとも敗れて、第2戦前には9勝2敗同士の対決となったわけです。

 両チームの対戦は「攻撃力のブロンコスと守備力のチーフス」という構図で、NFLトップクラスの攻撃と守備が激突する「矛・盾(ほこたて)」のような戦いです。

 第2戦は、ブロンコスのワイドレシーバーWRエリック・デッカー選手の活躍が目立ちました。

 第1クオーターQは、まずチーフスのクオーターバックQBアレックス・スミスのタッチダウンTDを狙ったパスを、ブロンコスディフェンスDFがエンドゾーン内でインターセプト。このチャンスにロングゲインを狙ったブロンコスQBペイトン・マニングのパスをチーフスDFがインターセプトと、インターセプトの応酬で始まりました。

 結局第1Qは、アレックス・スミスからWRジュニア・ヘミングウェイへのTDパスが決まって、チーフスが7-0とリード。

 第2Qは、QBマニングからWRデッカーへのTDパスが決まって、ブロンコスが7-7と追い付いたのも束の間、チーフスはランニングバックRBナイル・デービスがキックオフリターンTD!108ヤードという驚異的なTDでした。これで14-7とチーフスがリード。

 続いて、QBスミスからタイトエンドTEアンソニー・ファサードへのTDパスが決まり、チーフスは21-7とリードを広げます。
 後から思えば、チーフスはこの時の差をなんとか維持したかった。ホーム・アローヘッドスタジアムの大声援を受けて、NFLNO.1ディフェンスの力を発揮することで、ペイトン・マニングのオフェンスOFを封じたかったところです。

 しかし、さすがにマニング、この日好調のWRデッカーに42ヤードのパスを通して、一気にチーフスゴールに迫り、RBノーション・モレノにTDパスを決めます。
 第2Qは21-14とチーフスのリードで終わりましたが、このブロンコスの2本目のTDパスが大きかった、つまりエリック・デッカーへの42ヤードのパス成功が、この試合の結果に与えた影響は、とても大きかったと思います。

 第2Q終盤にリズムを掴んだペイトン・マニングは、第3Qをキッチリとコントロールしました。
 まず、WRデッカーに37ヤードのTDパスを決めて21-21の同点。続いて、自陣ゴールを背にした7ヤードからの苦しい攻撃で、WRデメアリアス・トーマスに77ヤードのパスを決めて一気に敵陣に入ると、やはりデッカーにTDパスを決めます。これで、この試合初めてブロンコスが28-21とリードを奪いました。

 最終の第4Q、やはりペースを掴んだのはブロンコスでした。自陣5ヤードという危険な位置から、RBモンティ・ボールの45ヤードのランが決まって一気にフィールド中央に進むと、WRエリック・デッカーへのTDパスが再び決まって35-21とリードを広げました。

 第3Q、第4Qで、ペイトン・マニング→エリック・デッカーのタッチダウンパスが3本決まりました。まさに、この日のホットラインでした。

 この後、チーフスが1TDを返して28-35と追い上げましたが、第4Qも10分過ぎまで、ペイトン・マニングのボールコントロール・時間管理が見事に機能していました。しかし残り3分41秒でマニングはファーストダウンを取ることが出来ず、ボールはチーフスに渡りました。

 このファーストダウン獲得失敗を、QBマニングは相当悔しがっていました。チーフスQBアレックス・スミスに3分30秒以上の攻撃時間を残してしまったからです。マニングにしてみれば、少なくとも残り2分以内まで時間を消化したかったのだろうと思います。

 アメリカンフットボール競技において「ゲーム時間管理」は最も大切な要素のひとつですし、NFLの有力QBは皆ゲーム時間管理の達人ばかりです。状況によっては、ロングパス1本で得点するのも良し悪しです。相手チームに沢山の攻撃時間を残してしまうからです。接戦なら、残り時間0秒で決勝点を挙げるのが理想的という感じでしょうか。
「自分のチームだけが攻撃し、相手チームには攻撃させない」のが、ゲームを勝利する秘訣なのですから。

 さて、第4Q残り3分半から、QBアレックス・スミスを中心としたチーフス攻撃陣が、猛然と攻めます。残り1分からTDを挙げるゲームを数多く観てきていますから、3分以上は、十分な時間です。
 20ヤード位のパスが数本通って、チーフスはプロンコス陣深くまで攻め込みました。

 しかし、狙い済ましたTDパスが決まらず=ブロンコスDFの懸命の守りが功を奏して、ゲームは35-28でブロンコスの勝利となりました。
 1TDで6点、TD後のキックで1点ですから、1TDで概ね7点取れることを考慮すると、ベースボールで言えば「5-4の接戦」でした。
 
 このゲームで、ブロンコスのWRエリック・デッカーはパスを8回キャッチし174ヤードを稼いで4TDの大活躍。ペイトン・マニングは403ヤードを投げて5TDを奪いました。デメアリアス・トーマスやウェス・ウェルカーといったエースWRではなく、このゲームでエリック・デッカーを軸にした、ブロンコスOFの狙いが見事に当たった感じです。
 そして、ペイトン・マニングの動きも良かったと思います。足首他の故障が相当回復しているのでしょう。

 アレックス・スミスの最後のパスが決まらず、ブロンコスの勝利が決まった瞬間、ペイトン・マニングが万歳しました。自らの失敗により、相手に3分以上残してしまったことを、とても心配していたことが良く分かる映像でした。

 デンバー・ブロンコスは、11月18日から12月2日の3週間における、チーフス→ペイトリオッツ→チーフスと続く3ゲーム、今シーズンの天王山とも言える3ゲームを2勝1敗でクリアしました。
 ペイトリオッツとのゲームこそオーバータイム(延長戦)の末敗れましたが、2勝1敗は上出来でしょう。

 10勝2敗となったブロンコスはAFCの勝率トップに立ちました。続くのは、9勝3敗のペイトリオッツとチーフスの2チーム。
 一方のナショナル・フットボール・カンファレンスNFCは、西地区のシーホークスが11勝1敗のNFL最高勝率で走っています。QBラッセル・ウィルソンを中心とした攻撃陣の充実が目覚しい感じです。

 レギュラーシーズンは残り4ゲームとなりました。まだまだ接戦が続くと思いますし、プレーオフ進出チームも今後の結果次第です。

 しかし、ここまでのプレー振りを観ると、AFCデンバー・ブロンコスとNFCシアトル・シーホークスのスーパーボールが観てみたいと思います。NFL-MVP4回を誇るベテランQBペイトン・マニングと、最新の「モバイルQB」の代表格ラッセル・ウィルソンの「攻め合い・点の取り合い」を観てみたいのです。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[競馬] 第65回阪神ジュベナイルフィリーズ 注目馬
NEW Topics
[温故知新2020-競泳2] 男子1,500m自由形 日本チームの全盛期
[温故知新2020-競泳1] 男子100m自由形 日本チームの黄金時代
[FIFAワールドカップ2010準々決勝] ドイツチームの完勝
[温故知新2020-男子テニス2] 「史上最強」 ロッド・レーバー選手
[競馬(無観客)] 優駿牝馬(オークス)2020の注目馬
[温故知新2020-陸上競技2] 男子1,500m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-陸上競技1] 男子100m オリンピック金メダリストの記録
[ラグビーワールドカップ2011プールA] 日本チーム フランスチームを相手に65分まで4点差の健闘
[温故知新2020男子テニス-1] ウィンブルドンを勝てなかった イワン・レンドル選手
[競馬コラム268・ヴィクトリアマイル2020] 感動的なレース
[FIFAワールドカップ1986決勝] アルゼンチンチーム 2度目の優勝
[競馬(無観客)] ヴィクトリアマイル2020の注目馬
[NPB・MLB2020] 「開幕」に向けての動き
[ブンデスリーガ2019~20] 無観客での再開へ
[競馬コラム267-日本馬の海外挑戦12] 2009年 牝馬の挑戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ブラジルチーム 貫録の勝利
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] 日本チーム 史上初のPK戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ランパード選手 「幻」のゴール
[Jリーグ2020] イニエスタ選手のオンライントークショー
[競馬(無観客)] NHKマイルカップ2020の注目馬
[NBA2020] 個人トレーニング再開に向けての動き
[UEFA-EURO2012-グループD] イングランドとフランスの激突
[競馬コラム266-天皇賞(春)2020] フィエールマンの連覇とC.ルメール騎手の天皇賞4連勝
[UEFA-EURO2012-グループB] ポルトガル デンマークとの接戦を制す
[競馬コラム265・下鴨ステークス2020] スズカルパン 100戦出走達成!
[UEFA-EURO2012-グループA] 開幕戦 ギリシャチーム 驚異の粘り
[UEFA-EURO2012-グループD] フランスチームの堅守
[競馬(無観客)] 天皇賞(春)2020の注目馬
[UEFA-EURO2012-グループC] イタリアとクロアチア 一歩も引かず
[競馬コラム264-日本馬の海外挑戦11] 2007年 シンガポール競馬への進出
[UEFA-EURO2012準々決勝] クリスティアーノ・ロナウドVSチェフ
[競馬コラム263-日本馬の海外挑戦10] 2006年 ハーツクライとデルタブルース
[スーペルコパ2020準決勝] FCバルセロナ よもやの敗退
[UEFA-EURO2012準決勝] 「怪物」バロテッリ選手の2ゴール
[マラソン2020] 「心臓破りの丘」 山田敬蔵氏 逝去
[競馬コラム262-日本馬の海外挑戦-9] 2005年 ゼンノロブロイとハットトリック
[MLB2020・MVPランキング] バリー・ボンズ選手の凄さ
[フィギュアスケート2020春・世界ランキング] 羽生選手、紀平選手が共に1位
[NPB2020] 菅野智之投手 超絶の仕上がり
[高校野球2020] 花巻東高校 女子野球部が練習開始
[大相撲2020] 豊ノ島の引退
[UEFA-EURO2008決勝] スペインチーム 黄金時代の幕開け
[UEFA-EURO1976準決勝] 降りしきる オランダチームの涙雨
[競馬(無観客)] 皐月賞2020の注目馬
[UEFA-EURO1984準決勝] フランスチーム ポルトガルチームとの「死闘」を制す
[NPB2020] 関根順三氏 逝去
[FIFAワールドカップ1994決勝] ブラジルチーム 4度目の優勝
[競馬コラム261-日本馬の海外挑戦8] 2004年からの4年連続のアメリカンオークス挑戦
[ラグビーワールドカップ2011準決勝] フランスチーム ウェールズチームを振り切る
[FIFAワールドカップ1978決勝] アルゼンチンチーム 初優勝
Entry TAG
ブロンコス、チーフスに連勝   ブロンコスとシーホークス  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031