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HOME   »   スケート  »  [フィギュアスケート] 少しイラついていたか 浅田真央選手
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 フィギュアスケートのグランプリファイナル2013大会の女子シングル・フリー演技が、12月7日福岡市マリンメッセ福岡で行われ、浅田真央選手(23歳)がショートプログラムとの合計204.02点で優勝しました。
 これで、浅田選手はグランプリファイナル4回目の優勝となり、ロシアのイリーナ・スルツカヤ選手と並んで史上最多優勝回数となりました。

 6分間練習の前の様子、リンクでの靴ひもを締めなおす様子、演技直前のコーチとの打ち合わせの様子等々の時、浅田選手の表情はとても厳しいものでした。緊張しているというよりは、少しイライラした感じを受けました。
 ロシアの4選手、とくにリプニツカヤ選手が良い演技を披露し192.07という、十分に優勝に値するスコアを叩き出していたことが気になったのか、久しぶりにトリプルアクセルジャンプ2回に挑むことへの気負いなのか、準備段階で何か上手く行かないことがあったのか、理由は分かりませんが、今シーズンの浅田選手としては初めて見せた表情・雰囲気であったと思います。

 演技では、最初のトリプルアクセルで転倒し、2度目で両足着氷となりました。トリプルアクセルを2度共失敗したのです。相当不安な滑り出しでしたが、この後の演技は無事に乗り切りました。
 特に、残りのジャンプを全て無難に(一部に回転不足等がありましたが)熟した点が素晴らしいと思いました。ここでもう一度転倒するなり、3回転が1回転になるなりしていたら、演技がバラバラになってしまう可能性があったと思います。

 ライバル選手達が次々と「3回転+3回転」を成功させる中で、自身の切り札であるトリプルアクセルには失敗したのですから、採点が気になりましたが、フリー演技でも唯一人130点越えを果たし、ショートプログラム・フリー共に1位となりました。

① 演技全体のスケーティングレベル、個々のジャンプ・スピン・スパイラル・ステップといった技のベースとなる技術自体が、他の5選手より1段上であり、そこから生まれる演技を包み込む空気感が異なったということでしょうか。

② 4分間という女子にとって過酷な演技時間のラスト30秒、他の5選手には明らかに疲労の色が濃く、体が動かなくなっていましたが、浅田選手は最後まで緩むことなく滑り切りました。この体力面の優位も大きかったのでしょう。

 それにしても、2度のトリプルアクセルに挑み、肉体的・精神的なリソースを集中し、結果失敗したというのは、相当心身に堪える・疲労が残るものかと思いますが、その状態でもキッチリと滑り切ったという点が、今大会における浅田真央選手最大の収穫なのかもしれません。

 グランプリファイナルを制した浅田真央選手は、男子優勝者・羽生結弦選手と共に、ソチオリンピック代表の座に相当近づきました。全日本選手権の結果を待つとはいえ、まず間違いなく代表となることでしょう。

 羽生選手・浅田選手の滑りには、何か「孤高の演技」という感じが漂いました。他の選手との比較より、自らが納得する演技がしたいという強い気持ちが感じられました。

 今後の全日本選手権やソチオリンピックにおいて、羽生選手にはフリー演技の最初の4.回転サルコウの成功、浅田選手には2度のトリプルアクセルの成功が期待されます。これらを失敗してもグランプリファイナル優勝という世界一の称号を手にしたお二人が、これらを成功した時、私達はどんな演技を観ることが出来るのでしょう。
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浅田真央グランプリファイナル4度目の優勝  
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