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 12月6日にブラジルで行われたワールドカップWC2014・1次リーグ抽選会のペレと8人の抽選人に付いての「その2」です。(敬称略)

 アルゼンチンからはマリオ・ケンペス。1978年のアルゼンチンWCにおいて、母国アルゼンチンにワールドカップ初優勝を齎したスーパースターです。
アルゼンチンは、ブラジルと共に南米を代表するサッカー大国と呼ばれますが、WCにおける成績はいまひとつで、初優勝も1978年という比較的新しい時期です。

 ブラジルがマラカナンの悲劇を味わい、その後ペレを中心に3度のWC制覇を果たしていた時期に、アルゼンチンは優勝経験無しの国だったのです。
 従って、1978年の自国開催大会には、国民の期待が集中しました。一方、アルゼンチン代表チームメンバーの中で、海外クラブでプレーしていたのはケンペス唯一人でしたから、この頃のアルゼンチンサッカープレーヤーは、少なくとも欧州での評価が高くなかったことは間違いありません。

 アルゼンチン国内でプレーしている選手ばかりの代表チームにおいて、ケンペスは大活躍しました。特に、決勝トーナメント(当時は2次リーグ)における活躍は見事の一言で、ここぞという時に得点できるフォワードFWプレーヤーとして、大会を象徴する存在でした。182cmの長身とがっしりした体躯から「猛牛」と呼ばれたゴール前での突破力は、リパープレートスタジアムの紙吹雪と共に、とても印象的でした。「1978年のアルゼンチンWCはマリオ・ケンペスの大会」であったと思います。

 知将ルイス・メノッティ監督と共に、アルゼンチンサッカーを世界の舞台に引き上げた功労者であることは間違いありませんので、今回の抽選人選出も妥当なところでしょう。

 歴代のアルゼンチンサッカーを代表するプレーヤーを選出するとすれば、多くの方がディエゴ・マラドーナを選ぶでしょう。確かにマラドーナは、アルゼンチンサッカーを代表するプレーヤーのひとりですが、ペレとの不仲(というか、マラドーナにはペレを意識した発言が多い)も囁かれていますから、「ペレの後で抽選会のボールを運ぶ役割」は回避したのでしょう。

 続いて、イタリアからはファビオ・カンナバーロ。イタリア代表チームの守備の要として4度のWC出場、2006年ドイツ大会ではキャプテンとしてイタリアチームを優勝に導きました。

 身長176cmという、近代サッカーにおけるディフェンダーDF特にセンターバックとしては「とても小柄なプレーヤー」でしたが、その「予測力・判断力の高さ」とフィジカルの強さで、2006年のバロンドールにも輝いています。特に「高い予測能力を背景とした的確なポジショニング」はカンナバーロならではのものでした。純粋なDFとしては世界初のバロンドール受賞プレーヤーだと思います。
 カンナバーロ引退後、伝統のイタリアチームの堅守はやや影を潜めていますから、「最後のカテナチオ」プレーヤーとも言えるかもしれません。

 歴代のイタリアサッカーを代表するプレーヤーを選ぶのも至難の業でしょうが、イタリアのWC優勝が1934年1938年1982年2006年と間を置いて達成されていることを考慮し、最新優勝時の中心選手であり、イタリアサッカーの特徴である「堅守」を現すに相応しいDFということからすれば、ファビオ・カンナバーロがピッタリと言えそうです。

 抽選会の司会者の「ありがとうファビオ!」という声が場内に響きます。そして、笑顔のカンナバーロがボールを運びます。南イタリア・ナポリ出身のカンナバーロには、笑顔が似合います。

 (→その3に続きます)
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