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HOME   »   スキー  »  [ノルディック複合] 好調! 渡部暁斗選手
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 2013年~2014年のスキー・ノルディック複合競技で、渡部暁斗(わたべ あきと)選手が好調なシーズンを送っています。

 例年通りワールドカップWCに参戦しているのですが、12月7日の第2戦で個人総合2位、8日の第3戦で3位と連続して表彰台に上っているのです。オリンピックシーズンの序盤としては、とても良いスタートが切れたと思います。

 ノルディック複合競技といえば、私達は1990年代の荻原健司選手を中心とする黄金時代を思い浮かべます。
 1992年のアルベールビル、1994年のリレハンメルと団体で金メダルを獲得し、1993年と1995年の世界選手権でも団体優勝、荻原健司選手個人では1993年と1997年の世界選手権で優勝し、ワールドカップの個人総合では1992年から1995年まで3シーズン連続で1位という、素晴らしい成績を残し「複合日本」の名を欲しいままにしました。

 この時代の後、日本のノルディック複合競技は少し低迷期に入りました。21世紀に入り、2000年代の前半は、高橋大斗選手を中心として戦いました。そして、世界選手権やオリンピック大会では入賞はするが、メダルには届かないという時期が続きました。雌伏10年と言いますが、私はこの2000年から2006年頃までの日本ノルディック複合界の頑張りは見事なものであったと考えています。
 スター選手が去った後、その競技は想像以上の影響を受けるものでしょう。上り坂での試練は、なんとか乗り切れるが、下り坂での試練は厳しいものです。しかし、高橋選手を先頭にして「複合日本」の灯は消さなかったのです。素晴らしい活躍でした。

 そして、2009年に10年以上に渡って続けられてきた強化策が実を結びました。チェコのリベレツで行われた世界選手権の団体競技で優勝したのです。「複合日本」の復活であり、渡部暁斗選手の登場でもありました。

 渡部選手は、2011/12シーズンのワールドカップ個人通算2位、2012/13シーズンでは3位と、世界トップクラスのプレーヤーに成長しました。

 1990年代の黄金期における日本複合陣の戦い方は「ジャンプ競技でリードし、距離競技で凌ぐ」形でした。ジャンプで得た貯金を使って、距離での他国の追い上げを凌ぐ形です。この頃の日本複合陣のジャンプ能力は素晴らしいものでしたので、このモデルで常勝軍団を創り上げたのです。
 しかし、ジャンプ競技には不確定な要素も多いために、成績は必ずしも安定しません。1990年代前半、圧倒的な力を誇った荻原健司選手が、オリンピック個人総合のメダルに縁が無かったのも、これが理由でしょう。あの頃は、ジャンプで大きくリードしなければ勝てなかった、距離競技では常にノルウェーやオーストリア、ドイツといった国々のリードを許していたのです。

 2009年の世界選手権優勝を契機とした新生日本複合陣は、1990年代の日本複合の弱点を克服してきているように観えます。後半の距離競技の力量が相対的に向上し、ノルウェー他の距離王国と互角に近い戦いができるようになったのです。

 今季の渡部選手によるワールドカップ連続表彰台のゲームも、渡部選手はジャンプ競技の成績を距離競技で向上させています。距離スキーで海外有力選手を凌ぐパフォーマンスを示しているのです。もともとジャンプ競技は、日本の得意種目です。これに、安定した距離競技が加わったのですから、日本複合陣の実力は安定してきたといえます。
 
 2014年2月、ソチの空に日本ノルディック複合の旗がはためく可能性は十分に在ると思います。
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ノルディック複合・渡部暁斗選手滑り出し好調  
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