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HOME   »   NFL  »  [NFL2013~2014] レギュラーシーズン終了・プレーオフ開始
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 NFL2013~2014のレギュラーシーズンは、12月29日に第17週のゲームが一斉に行われました。これで全てのチームが、レギュラーシーズン16ゲームを終えて、各地区の順位が確定しました。

 アメリカンフットボールカンファレンスAFCの東地区は、ニューイングランド・ペイトリオッツが12勝4敗で首位、ニューヨーク・ジェッツが8勝8敗で2位でした。
 ペイトリオッツは、シーズン終盤に主力選手が次々と故障で戦線離脱、大変苦しい戦いが続きましたが、そこはさすがのクオーターバックQBトム・ブレイディとヘッドコーチHCビル・ベリチックの最強コンビが、若い選手の能力を最大限引出すことで、何とかゲームにしていたのが印象的でした。
 プレーオフでもこの「マジック」?が通用するのか、興味深いところです。タイトエンドTEグロンコウスキーの穴などは埋めようがないほど大きなものに見えます。

 AFC北地区はシンシナティ・ベンガルズが11勝5敗で制しました。2位は8勝8敗のピッツバーグ・スティーラーズでした。
 ベンガルズはシーズン序盤2勝2敗の成績から勝ち星を重ね、終盤の6ゲームを5勝1敗として首位を獲得しました。特に目立ったのは堅い守備。ラッシングヤード・パッシングヤードともにリーグ5位という堅い守備を誇ります。失点を最小限に抑え、相手の攻撃を早々に終わらせることで、あまり強力とは言えない攻撃陣に多くの攻撃機会を与え続けた形です。攻撃陣も、QBドルトンを中心としたラン攻撃が主体でした。何かオールドファッションなNFLのチームですが、こういうチームはプレーオフで侮れません。

 4連敗スタートだったスティーラーズは、終盤の3連勝で8勝8敗の五分としました。特に第15週、16週でベンガルズ、パッカーズを連覇したあたりは「さすが」でしたが、何しろシーズン前半の戦いぶりが悪すぎました。プレーオフ進出を逃しています。

 AFC南地区はインディアナポリス・コルツが11勝5敗で制しました。今シーズンのコルツは不思議な戦いぶりでした。攻撃・守備ともリーグの中位の成績で、負ける時はあっさり負けるのですが、一方で今季好調なチームに対して無類の強さを見せました。
 第3週の49ers戦を27-7、第5週のシーホークス戦を34-28、第7週のブロンコス戦を39-33、第16週のチーフス戦を23-7で勝ち切りました。今季リーグ最高勝率を争う各チームから勝利しているのです。特にこうしたゲームでの守備コーチや攻撃コーチの作戦が見事に当たっている感じです。

 AFC西地区はデンバー・ブロンコスが13勝3敗の好成績で首位、カンザスシティ・チーフスが11勝5敗で2位、サンディエゴ・チャージャーズが9勝7敗で3位でした。
 今季のAFC西はレベルが高く、前述の3チームがプレーオフに進出しました。

 ブロンコスは、「驚異的な攻撃力」でAFCトップの成績を残し、プレーオフでの第1シードを得ました。QBペイトン・マニングはシーズン51TDパスを投げ、NFL新記録を樹立、チームのシーズン606得点は、442得点でリーグ2位のイーグルスを圧倒してのリーグ1位でした。
 既にNFLのMVPを4度獲得しているペイトン・マニングにとっても、キャリア最高レベルのシーズンを示現したのです。凄いことです。

 チーフスは、特にシーズン前半の好成績が目立ちましたが、第11週からの7試合で5敗を喫しました。これは、前半好調だった守備陣が後半は良いプレーを展開できなかったことが要因でしょう。シーズンを通してみるとチーフス守備陣は、リーグ中位からやや下の成績に終わっています。

 チャージャーズは、第13週まで5勝7敗と苦しい成績でしたが、そこから4連勝してプレーオフを勝ち取りました。特に、第15週でブロンコスを27-20、第17週でチーフスを27-24で破った勝利が大きかったと思います。QBダン・フォウツから連なる伝統のパスオフェンスが終盤になって花開いた形ですが、もともとQBフィリップ・リバースを中心にしたハイパーオフェンスは定評のあるところ。終盤戦で見せた安定したディフェンスが発揮できれば、プレーオフでも台風の目となるでしょう。

 ナショナルフットボールカンファレンスNFCの東地区は、フィラデルフィア・イーグルスが10勝6敗で制し、ダラス・カウボーイズが8勝8敗で2位でした。
 イーグルスは、ランニングバックRBラショーン・マッコイを中心としたラン攻撃が好調でリーグ1位。特に12月29日の最終戦、同地区対決・天王山のカウボーイズ戦を24-22で勝ち切り、地区首位を堅持した試合振りは見事でした。2年目QBニック・フォールズの成長も著しく、QBレート118.8はペイトン・マニング113を凌いでリーグトップでした。
 一方、カウボーイズは最終戦の敗戦が響きプレーオフ進出を逃しました。

 NFC北地区は大激戦でした。本命と目されていたグリーンベイ・パッカーズの調子が上がらず、地区優勝もシカゴ・ベアーズとの最終戦に持ち越されました。この試合、パッカーズは第4クオーターQ途中まで20対28とベアーズにリードを許しましたが、そこから2タッチダウンTDを奪って逆転、その後のベアーズの反撃を凌ぎ切り33-28の接戦を制しました。これでパッカーズは8勝7敗1引分けとし、8勝8敗のベアーズを上回ったのです。色々な点でギリギリの首位確保でした。第12週のバイキングスとの引分け試合が生きて来るとは思いも寄りませんでした。
 一方のベアーズは、本当にほんの僅かプレーオフに届きませんでした。

 NFC南地区はカロライナ・パンサーズが12勝4敗で制し、ニューオーリンズ・セインツが11勝5敗で2位、両チームともプレーオフに進出しました。
 本命と見られていたセインツを抑えて首位となったパンサーズは、シーズン序盤1勝3敗のスタートから、一気に8連勝!特に第10週の49ers戦を10-9、第11週のペイトリオッツ戦を24-20で勝利したのが大きかったと思います。
 3年目QBキャム・ニュートンのモバイルQB振りが素晴らしく、ここぞという時のニュートンのランがチームを引っ張りました。ニュートン自身のQBレート89.2は良いとは言えず、チーム攻撃陣の成績もリーグの中の下という成績でしたが、まさに49ers戦に見られたような勝負強い攻撃と、リーグ最上位を誇る守備陣の活躍が好成績の秘訣でしょう。

 一方のセインツは、QBドリュー・プリーズのパス攻撃が健在。201㎝のTEジミー・グラハムも好調ですので、プレーオフでは怖い存在となりそうです。

 NFC西地区はシアトル・シーホークスが13勝3敗の好成績で首位、サンフランシスコ49ersが12勝4敗で続き、両チームともプレーオフに進出、シーホークスはNFCトップの成績で第1シードを確保しました。
 シーズン前半は、第13週までホークスが11勝1敗と走りましたので、この地区はシーホークスの独走かと思いましたが、49ersは第14週の直接対決で19-17とシーホークスを破るなど終盤に6連勝して、シーホークスに迫りました。
 シーホークスは第16週でもカーディナルスに10-17で敗れ3敗となりましたが、最終戦を確保して、何とか首位を堅持しました。

 シーホークスは、モバイルQBの代表選手ラッセル・ウィルソンを中心とした攻撃陣が注目されますが、実は守備のチームです。シーズン失点231はリーグ最少。1試合平均14.4点しか与えていません。この堅い守備をベースに、攻撃陣が失点を上回る得点を挙げることで勝ち続けたチームなのです。このリーグトップの守備陣は、シーズンを通して機能しましたが、攻撃陣はシーズン終盤に調子が出ませんでした。プレーオフに向けての不安材料でしょう。

 NFL2013~2014のレギュラーシーズンをざっと見てみました。NFC北地区の激戦を中心にNFC各地区の接戦が目立ちましたが、例年通り「終盤に調子を上げたチーム」がプレーオフ進出争いを制しました。

 プレーオフ進出チームは以下の通り。
 AFCのペイトリオッツ(東地区首位)、ベンガルズ(北地区首位)、コルツ(南地区首位)、ブロンコス(西地区首位)、チーフス(西地区2位)、チャージャーズ(西地区3位)の6チーム。
 NFCのイーグルス(東地区首位)、パッカーズ(北地区首位)、パンサーズ(南地区首位)、セインツ(南地区2位)、シーホークス(西地区首位)、49ers(西地区2位)の6チーム。

 さて、プレーオフ展望です。

 AFCは、第1シードで1週間ゲームを休める(次のゲームは1月12日)ブロンコスが、選手の体調管理面からも有利でしょう。QBペイトン・マニングを中心としてワイドレシーバーWRデメアリアス・トーマス、ウェス・ウェルカーやTEジュリアス・トーマス、RBノーション・モレノ、モンティ・ボールなどを擁する攻撃陣は、相当強力です。しかし、一方で思わぬ敗戦も見せる「脆いところ」もあるチームです。まだ「本当に強いチーム」にはなっていない感じもしますので、他のチームにも十分チャンスがありそうです。

 ペイトリオッツはというと、前述の通り主力選手に故障者続出で、攻撃陣はルーキーチームのような様相を呈しています。QBトム・ブレイディとHCベリチックのアレンジメントでレギュラーシーズンは乗り切りましたが、プレーオフとなると「ここ一番のプレー」に心配が残ります。まさにブレイディの腕の見せ所というところでしょうか。

 コルツは、試合毎のスペシャルプレーが機能しています。平均14.4失点とリーグ最少を誇るシーホークス戦では34点を奪う攻撃を見せ、平均37.9得点とリーグ最多を誇るブロンコス戦では失点を33に抑え、シーズン平均24.4得点のコルツ攻撃陣が39点を奪って勝利するなど、ここぞという試合では、相当のパフォーマンスを発揮します。この集中力が、プレーオフでも発揮されるようなら、要注意でしょう。

 AFCでは、ブロンコス、コルツ、チャージャーズの3チームに注目したいと思います。

 NFCでも、第1シードのシーホークスが有力でしょぅが、終盤の試合振りに心配が残ります。特に攻撃陣に元気が無いと感じます。
 一方で49ersとパンサーズの勢いが目立ちますし、イーグルスのラン攻撃主体の攻撃もプレーオフ向きだと思います。

 レギュラーシーズン同様に難しいNFCのプレーオフ展望ですが、49ers、イーグルス、シーホークスの3チームに注目したいと思います。

 さて、プレーオフが始まります。当然ながら、サドンデス方式のプレーオフのプレーは、レギュラーシーズン以上に激しいものになります。世界最強のNFLプレーヤーが死力を尽くして戦うゲームの連続。今年も1試合1試合、中身の濃い、素晴らしく、そして凄まじいゲームを魅せてくれることとでしょう。
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