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HOME   »   競馬  »  [競馬コラム89] 東西の金杯は外国人騎手騎乗馬が優勝
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 2014年の中央競馬は1月5日に開幕しました。最初の重賞は、恒例の中山金杯と京都金杯です。

 中山金杯は、6歳馬のオーシャンブルーが制しました。5番人気で、57.5㎏の最も重い斤量を背負って、直線イン一杯を鋭く伸びた見事なレース振りでした。2012年の金鯱賞以来の重賞2勝目であり、2012年の有馬記念2着馬の実力を示した形です。今後も、中山コースでは眼が離せません。

 京都金杯は、5歳馬のエキストラランドが制しました。6番人気で、馬場の中央をグイッと抜け出した、堂々たるレース振りでした。こちらは初の重賞勝ちです。

 オーシャンブルーの父はステイゴールド、エキストラランドの父はディープインパクトですから、実績十分の種牡馬です。ステイゴールドにとってもディープインパクトにとっても、今年はお正月から縁起が良いというところでしょうか。

 ところで、オーシャンブルーの鞍上はフランシス・ベリー騎手、エキストラランドはクリストフ・ルメール騎手でした。

 ベリー騎手は、今年から中央競馬に本格参戦した、アイルランド出身の騎手です。33歳という脂の乗り切った年齢での挑戦です。

 C・ルメール騎手は、中央競馬でお馴染みのフランスの騎手です。2005年有馬記念ハーツクライ、2008年ジャパンカップ・ダートのカネヒキリ、エリザベス女王杯のリトルアマポーラ、2009年ジャパンカップのウオッカ、2013年ジャパンカップ・ダートのペルシャザールなどのG1レース勝ちがあります。そういえば、2013年の京都金杯もダノンシャークで制していました。

 年頭を飾る東西の重賞レースを、外国人騎手騎乗馬が制したのは、決して偶然ではないでしょう。
 どちらの馬も1・2番人気ではありませんでしたから、本命・対抗といった馬に乗ったわけではないのです。5・6番人気という中位人気場に跨り、キッチリとその実力を引き出しました。

 2つのレースに共通しているのは、コース取りの上手さと、騎乗フォームの美しさでしょう。

 オーシャンブルーはイン一杯を、エキストラランドは馬場中央を抜けてきたのですが、前の馬が邪魔になっている様子は全くありませんでした。馬場状態、レースの流れ、自馬の特性・調子を按配して、コース取りをしたのでしょうが、「本当に上手い」という感じでした。特に、オーシャンブルーは、あのコースでなければゴール前でカルドブレッサ、ディサイファ他の外を回った多数の馬達に差し切られて、8着辺りの順位だったことでしょう。
 ベリー騎手の見事な判断でした。

 そして、ベリー・ルメール両騎手の騎乗フォームは、とても素晴らしいものでした。馬への当たりが柔らかく、負担にならない乗り方であったと思います。

 昔、現在の福永祐一騎手の父上、福永洋一騎手は、その騎乗の上手さから「馬にとって斤量が2~3㎏軽く感じられる乗り方」と言われました。確かに、やや力不足かなと思われる馬を、2・3着に持ってくる腕は、素晴らしいものであったと思います。
 頭の位置が動かない美しいモンキー乗り、加えて前後の重心位置を自在・微妙に調整しながらの騎乗姿は、惚れ惚れするものでした。「天才・福永」の名をほしいままにした名騎手でした。

 東西の金杯2014をベリー・ルメールの両騎手が制するのを見た時、あの福永洋一騎手を思い出しました。

 レース展開の読み・コース取りが上手く、騎乗そのものも上手いのですから、今年もルメール騎手やベリー騎手を始めとする外国人騎手の活躍が続くことでしょう。
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