FC2ブログ
HOME   »   駅伝・マラソン  »  [第19回都道府県対抗駅伝・男子] 矢野圭吾選手 見事な走り!
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 第19回都道府県対抗駅伝・男子は、例年通り広島市を舞台に1月19日に行われ、長野県チームが優勝しました。
 長野県は6回目の優勝となり、最多優勝記録を更新しました。

 毎年、各県のレベル差が縮まってきているという印象を受けますが、今大会もまさにその通りでした。

 第6区を終えて、先頭は長崎県チーム、差の無い2番手に群馬県、3番手に長野県、4番手以降は、神奈川、福岡、福島、埼玉、宮崎と続きます。
 地域的な偏りの無い優勝争いが展開されました。何より、6区を終えてトップの長崎県と8位の宮崎県のタイム差が51秒というのですから、最終7区が13kmあることを考え合わせれば、9~11番手の大阪、兵庫、三重まで含めて、どのチームにも優勝のチャンスがあったという、大接戦だったのです。

 この大接戦に決着をつけたのは、長野県チームのアンカー・矢野圭吾選手でした。

 3番手で襷を受けた矢野選手は、前を行く長崎・群馬に追い付きますが、後ろの神奈川・福岡には追い付かれて、5チームの先頭争いとなります。このまま暫くの間様子を見るという戦術もあったのでしょうが、矢野選手の頭には、さらに後ろから追い上げてくる埼玉県チームの服部翔太選手の存在があったのでしょう。

 矢野選手と服部選手は、同じ日本体育大学の選手ですし、高校時代は同期ですから、お互いに相手の実力は良く知っています。矢野選手は「服部選手に追い付かれて、ゴール前のスプリント勝負になっては分が悪い」と考えたのでしょう。

 牽制し合う先頭集団から、敢然とスパートしました。まだ残り10km近くも有る段階でのスパートには、10kmを過ぎてからの残り3kmで脚が無くなるというリスクがあったと思いますが、「優勝するためには、これしかない」と考えてのスパートであったと思います。

 このスパートが見事に成功しました。

 スパート以降、矢野選手は一度も先頭を譲ることなく、予想通り2着まで追い上げてきた服部選手に35秒の差を付けて、走り切りました。

 群馬・長崎に追い付いた服部選手は、100m以上前を行く矢野選手の姿を観て、矢野選手を追い抜くことは諦め、2位確保に方針を変更したのでしょう。
 相当後方から追い上げ、脚を使っていたにも拘らず、最後の競り合いで服部選手は、群馬の阿久津選手、長崎の木滑選手を振り切りました。矢野選手が警戒していた「服部選手のラストスパート」は、その威力を発揮したのです。

 矢野選手の走りは、極めて戦略的で、理に叶ったものであったと思いますし、勇気溢れる決断をベースに実行されたものでした。真にクレバーなプレーであったと思います。

 「駅伝におけるアンカーの役割は順位をひとつでも上げること」です。その目標に向かって最良の判断を下し、最高のパフォーマンスを魅せた矢野圭吾選手、素晴らしい走りでした。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[NFLプレーオフ] デンバー・ブロンコス スーパーボールへ
NEW Topics
[競馬コラム269] オークス2020のデアリングタクトと日本ダービー2020のコントレイル
[温故知新2020-陸上競技4] 男子走り幅跳び オリンピック金メダリストの記録
[ブンデスリーガ2019~20・第27節(無観客)] バイエルン・ミュンヘン 圧勝
[温故知新2020-女子テニス2] アメリカの英雄 ビリー・ジーン・キング選手
[競馬(無観客)] 東京優駿(日本ダービー)2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス1] 「史上最強」 マーガレット・コート選手
[温故知新2020-男子テニス3] ダブルスの名手 ジョン・ニューカム選手
[温故知新2020-陸上競技3] 男子10,000m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-競泳2] 男子1,500m自由形 日本チームの全盛期
[温故知新2020-競泳1] 男子100m自由形 日本チームの黄金時代
[FIFAワールドカップ2010準々決勝] ドイツチームの完勝
[温故知新2020-男子テニス2] 「史上最強」 ロッド・レーバー選手
[競馬(無観客)] 優駿牝馬(オークス)2020の注目馬
[温故知新2020-陸上競技2] 男子1,500m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-陸上競技1] 男子100m オリンピック金メダリストの記録
[ラグビーワールドカップ2011プールA] 日本チーム フランスチームを相手に65分まで4点差の健闘
[温故知新2020男子テニス-1] ウィンブルドンを勝てなかった イワン・レンドル選手
[競馬コラム268・ヴィクトリアマイル2020] 感動的なレース
[FIFAワールドカップ1986決勝] アルゼンチンチーム 2度目の優勝
[競馬(無観客)] ヴィクトリアマイル2020の注目馬
[NPB・MLB2020] 「開幕」に向けての動き
[ブンデスリーガ2019~20] 無観客での再開へ
[競馬コラム267-日本馬の海外挑戦12] 2009年 牝馬の挑戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ブラジルチーム 貫録の勝利
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] 日本チーム 史上初のPK戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ランパード選手 「幻」のゴール
[Jリーグ2020] イニエスタ選手のオンライントークショー
[競馬(無観客)] NHKマイルカップ2020の注目馬
[NBA2020] 個人トレーニング再開に向けての動き
[UEFA-EURO2012-グループD] イングランドとフランスの激突
[競馬コラム266-天皇賞(春)2020] フィエールマンの連覇とC.ルメール騎手の天皇賞4連勝
[UEFA-EURO2012-グループB] ポルトガル デンマークとの接戦を制す
[競馬コラム265・下鴨ステークス2020] スズカルパン 100戦出走達成!
[UEFA-EURO2012-グループA] 開幕戦 ギリシャチーム 驚異の粘り
[UEFA-EURO2012-グループD] フランスチームの堅守
[競馬(無観客)] 天皇賞(春)2020の注目馬
[UEFA-EURO2012-グループC] イタリアとクロアチア 一歩も引かず
[競馬コラム264-日本馬の海外挑戦11] 2007年 シンガポール競馬への進出
[UEFA-EURO2012準々決勝] クリスティアーノ・ロナウドVSチェフ
[競馬コラム263-日本馬の海外挑戦10] 2006年 ハーツクライとデルタブルース
[スーペルコパ2020準決勝] FCバルセロナ よもやの敗退
[UEFA-EURO2012準決勝] 「怪物」バロテッリ選手の2ゴール
[マラソン2020] 「心臓破りの丘」 山田敬蔵氏 逝去
[競馬コラム262-日本馬の海外挑戦-9] 2005年 ゼンノロブロイとハットトリック
[MLB2020・MVPランキング] バリー・ボンズ選手の凄さ
[フィギュアスケート2020春・世界ランキング] 羽生選手、紀平選手が共に1位
[NPB2020] 菅野智之投手 超絶の仕上がり
[高校野球2020] 花巻東高校 女子野球部が練習開始
[大相撲2020] 豊ノ島の引退
[UEFA-EURO2008決勝] スペインチーム 黄金時代の幕開け
Entry TAG
第19回都道府県対抗駅伝男子・矢野圭吾選手大活躍  
Comment
92
はじめまして

やられましたね。私は埼玉応援。服部選手もいい走りをしましたが、矢野選手はみごとでした。

93
Re: コメントありがとうございます。
埼玉県の総合タイムを見ると、例年なら優勝できるレベルですから、今回は長野県チームが強かったということでしょう。
埼玉栄高校を始めとする駅伝強豪校が存在する埼玉県の優勝は、遠くないと感じます。

これからも、コメントよろしくお願いいたします。

Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 123456789101112131415161718192021222324252627282930