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HOME   »   駅伝・マラソン  »  箱根駅伝の5区は長すぎないか?
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 箱根駅伝5区といえば、言わずと知れた「山登り区間」です。

 5区では3~4分差を物ともしない劇的な逆転が生まれることが多く、現在では往路最大の見所となっています。

 しかし、よく聞く言葉に「花の2区」というのがあります。これは「2区が往路を決する重要な区間」であることを示している言葉です。
 鶴見中継所から戸塚中継所に到る2区は、23.2kmと距離が長く、最後の戸塚中継所手前の急坂もあって、差が付き易い区間とされていて、その重要度から各校のエースが集う区間でした。

 ところが、2006年の第82回大会からは、5区が箱根駅伝の勝敗を決する、特に往路優勝に付いては100%の確率で5区を制したチームが優勝しているのです。

 2006年からこうした状況になった理由は、皆さんご承知の通り、4区から5区への中継所=小田原中継所が、東京寄りに2.5km移動し、4区の走行距離が21.0km→18.5kmに短縮され、5区の走行距離が20.9km→23.4kmに伸びたためです。

 もともと差が付き易い区間であった5区の走行距離が2.5km伸び、全10区間で最長の区間となってしまったために、駅伝全体・特に往路に付いては、2006年以降、5区の区間賞を取ったチームが必ず優勝するという事態になっています。2014年も5区を制した東洋大学チームが往路そして総合優勝を手にしています。
 今井正人選手や柏原竜二選手といった「山の神」と呼ばれる5区のスペシャリスト・スターランナーも生まれ、5区は箱根駅伝の帰趨を決する区間となったのです。

 確かに「山登り区間」は、その非日常性(あのコースを自動車で走ったことが有る方なら、どんなに急坂であるか分かると思います)、そしてテレビ中継し易い(走る速度が遅い)ことや、疲れが出たランナーにとっては誤魔化しが効かず、大ブレーキに成り易いこと等々から、もともと観るほうからすると大変面白い区間なのですが、それにしても「5区を制すれば、必ず往路優勝し、ほとんどの場合総合優勝も出来る」というのでは影響力が大きすぎると思います。

 4区→5区の中継所は、2005年大会までは鈴廣蒲鉾の売店とレストランのところでした。広い駐車場があり、箱根駅伝の中継所としては素晴らしい立地でした。
 これが、2006年からはメガネスーパーの本社に変更となりました。

 この変更にどんな事情があったのか、私には分かりません。もちろん、箱根駅伝の中継所に提供すれば、営業上大きな影響を受けることは予想されますが、2005年までの長い間、鈴廣蒲鉾さんが往路の小田原中継所だったのです。
 一方で6区→7区の中継所は、鈴廣蒲鉾の本社が使われています。確かに、鈴廣蒲鉾さんに2箇所の中継所用地を提供いただくのも、負担が大きすぎるように思います。

 いずれにしても、5区の影響が大きくなり過ぎた箱根駅伝の区間割りは、見直しが望ましいように思います。友人の「箱根駅伝は5区だけ見ればいいんだよ」という言葉を聞くにつけても、そんなことでは箱根駅伝の将来にとって良いこととは言えないと感じます。

 簡単なことではないと思いますが、4区・5区共に21km前後の走行距離となるような中継所は見つからないものでしょうか。
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