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HOME   »   サッカー  »  ディエゴ・フォルラン選手 世界一周旅行で日本に立ち寄る?
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 1月23日早朝、サッカー・ウルグアイ代表チームの中心選手、ディエゴ・フォルランがセレッソ大阪に入団すると報じられました。
 田中将大投手のMLBニューヨーク・ヤンキース入団とタイミングが一緒でしたので、あまり大きなニュースとしては取り上げられませんでしたが、サッカーの世界ではビッグ・ニュースです。

 フォルランといえば、ウルグアイ代表チームの中心選手の一人で、ルイス・スアレス、エディンソン・カバーニとともに、ウルグアイの攻撃の骨格を成すプレーヤーです。
 そのポテンシャルは素晴らしいもので、2010年南アフリカ・ワールドカップWCの得点王(5点)にしてMVP、チームをベスト4に導きましたし、2011年のコパ・アメリカ(南米選手権)でもチーム15度目の優勝の原動力でした。

 あまり知られていないかもしれませんが、現在の南米NO.1チームは、ブラジルでもアルゼンチンでもなくウルグアイなのです。南アWCで南米チーム最上位の成績なのですから、当然のことかもしれませんが。

 もちろんウルグアイは、ワールドカップ優勝2回を誇るサッカー大国ですが、正直に言って20世紀終盤からは精彩を欠いていました。その古豪ウルグアイを復活させた中心選手がディエゴ・フォルランであることは、間違いないところでしょう。
 WC2014ブラジル大会でも、ウルグアイチームの中心選手としての大活躍が期待され、予想されてもいます。

 フォルランは、1979年5月生まれの34歳。身長182cmのミッドフィールダーMFです。中盤を仕切るプレーヤーですから、ゲームメイクの中心であることはもちろんですが、その得点能力がフォルラン最大の魅力でしょう。「ラストパスやアシスト」に拘るMFも多いのですが、フォルランはチャンスと見れば打っていきます。そして、これが良く決まるのです。南アフリカ・ワールドカップの3位決定戦でゴール正面から放ったミドルシュートの威力は、凄まじいものでした。
 メッシもクリロナもクローゼも出場していた南アフリカWCの得点王なのですから、フォルランの得点能力の高さは疑いのないところです。

 ゲームメイカーとゴールゲッターとしての総合力を勘案すると、フォルランは現在世界で活躍するMFとしてベスト3に入ってくるでしょう。フォルランに匹敵するMFとして思い浮かぶのは、今季FIFAバロンドールの候補となったフランスのフランク・リベリ、そしてイタリアのアンドレア・ピルロでしょうか。

 そのフォルランが、Jリーグ1部のセレッソ大阪と契約したのです。

 フォルラン選手のキャリアを見てみます。
・ 1998年~2002年 インディペンディエンテ(アルゼンチン)
・ 2002~2004 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
・ 2004~2007 ビジャレアル(スペイン)
・ 2007~2011 アトレティコ・マドリード(スペイン)
・ 2011~2012 インテル(イタリア)
・ 2012~2013 インテルナシオナル(ブラジル)

 さすがに世界トッププレーヤーです。世界トップクラスのクラブが並んでいます。注目すべきは、2011年にスペイン・リーガエスパニョーラの強豪アトレティコ・マドリード(レアル・マドリード、FCバルセロナとともに3強の一角)を出てから、1年毎の契約が続いている点です。

 私は、フォルラン選手がそのプロ選手としてのキャリアの残りが少なくなってきた段階で、世界最高レベルのリーグで毎期得点王を狙っていくといった厳しい選手生活ではなく、自身が行きたいところに行き、プロ生活を楽しむ方向に転換したのではないかと感じます。

 言わば「フォルランの世界一周旅行が始まった」のです。最初の訪問国はイタリア。名門インテルでプレーしながら、歴史と料理など、イタリアでの生活を満喫したのではないでしょうか。
 続いての訪問国はブラジル。フォルランはアルゼンチンの名門インディペンディエンテで、プロプレーヤーとしてのキャリアをスタートしていますから、もうひとつの南米の大国ブラジルでの生活も味わってみたかったのでしょう。名門のナシオナルを選択しています。

 そして、3つ目の訪問国に日本を選んだのです。人々がとても親切で誠実、治安がとても良く、風光明媚で料理も美味しいとなれば、世界一周旅行で日本を外すわけには行きません。世界旅行の方向としても、イタリア→ブラジル→日本と自然な流れです。セレッソとの契約も2014年の12月までということですから、1年弱をかけて日本を存分に味わっていただきたいものです。

 「そんな物見遊山なことでいいのか」といった意見もあろうかとは思いますが、私は全く問題ないと思います。

 我が国は、世界中・各界のトップアーティストから絶大な人気を誇っています。歌手、役者といった芸能人はもとより、スポーツ選手にも日本ファンがとても沢山居ます。客観的に見て、世界トップクラスのアーティスト達にとって世界一の人気国といっても良いでしょう。

 それは、「日本に来ることが楽しい」からに他なりません。おだやかな国民性、平気で嘘を付くとか自分さえ儲かればよい、といった文化の対極に位置する国。そして、あらゆるアミューズメント・エンターティンメントが極めて高く安全なクオリティで完備しています。各界のアーティストが、仕事が無いのにプライベートでも訪問してくる理由は、ここにあると思います。

 そして、受け入れる側にとっても、たとえ「世界一周旅行の立ち寄り」としても、フォルラン選手の素晴らしいプレーを存分に楽しむことが出来るでしょう。このクラスのプレーヤーは、ピッチに立てば体が自然に動いてしまいますし、「プレーでは手を抜かない」から長い間世界のトップに君臨できるのです。
 穿った見方をしてしまい恐縮ですが、何にしてもフォルランのプレーを直に見ることが出来るというのは素晴らしいことです。

 ワールドカップの得点王がJのピッチに登場するのは、1993年のゲーリー・リネカー(イングランド・名古屋グランパスエイト)、1994年のサルバトーレ・スキラッチ(イタリア・ジュビロ磐田)、1998年のフリスト・ストイチコフ(ブルガリア・柏レイソル)以来の4人目ですが、ストイチコフ以降15年振りということになります。

 しばらくの間、ワールドカップ得点王はJリーグに眼を向けてくれなかったのです。

 フォルラン選手の登場が、低迷を続けるJリーグの観客動員大幅増加に結びついてくれれば、これ程嬉しいことはありません。
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