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HOME   »   スキー  »  [ソチ・オリンピック16] クロスカントリー競技におけるノルウェーチームの不振
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 常に世界のクロスカントリー競技をリードする存在である、ノルウェーチームの不振が目立ちます。

 昨2013年、イタリア・バルデフィエメで開催された、ノルディックスキー世界選手権大会のクロスカントリー競技でも、男女共にノルウェーチームが他を圧していました。
 そのノルウェーチームが、1年後のソチ・オリンピックで、不振に陥っているようです。とても、不思議なことです。

 2月15日に行われた女子20kmリレーと16日に行われた男子40kmリレーでは、「ノルウェーチームの不振」が端的に現れました。

 女子20kmリレー、男子40kmリレーともに、ノルウェーは優勝候補の筆頭でした。個人種目より、その国・チームの総合力が問われる種目です。4人の選手を揃えなければならないという点から、ノルウェーチームは他を圧していたからです。

 ところがレースでは、第1走者が先頭集団に付いていけず、第2~3走者も第1走者の遅れをカバーするどころが、ずるずると後退し、アンカー・第4走者も追い上げこそ見せるものの、本来の走りとは程遠い出来でした。
 結果は、女子が5位、男子が4位と、優勝確実と観られていたチームとしては、メダルにさえ届かない不本意なものでした。

 クロスカントリー・ノルウェーチームに何が起きているのでしょうか。

 考えられることとしては、

① ワックスが合っていないこと。

 これは、2~3種目を終えた段階で言われていたことです。「ノルウェーのスキーが滑っていない」ように見えることからの指摘ですが、誰もが認める世界最強チームのワックスマン他のスタッフ陣が、いつまでもソチの雪質を掴むことが出来ないというのも、なかなか理解し難いことです。
 ノルウェーチームの不振は、大会が進むにつれて増幅されている印象ですから、これが原因とは到底思えません。

② 暑い気候のため、選手が力を発揮できないこと。

 最高気温14℃と、この時期としてはとても高い気温が続き、北欧ノルウェーの選手達にとっては酷暑とも言える状態なので、実力を発揮できないとする見方です。
 しかし、同じ北欧のスウェーデンチームが好調で、前述の男女のリレーもともに優勝していることを考え合わせると、これが原因とも思えません。
 
③ 何らかの理由で、選手の体調管理に失敗したこと。

 私は、これが原因であろうと思っています。
 男女のリレーのアンカーであった、女子のビヨルゲン選手と男子のノートグ選手は、ともに現在の世界クロスカントリー界を代表する選手です。この2人は、当該リレー競技においてもチームのアンカーを任せられ、差をつけられてしまったチームの追い上げを託されました。

 ともに、リレーされた直後の差を勘案すると「銅メダルには届く」のではないかと観ていましたが、スピードが上がらず、ビヨルゲン選手は4位にあがった後、抜き返されて、5位でゴールしました。ノートグ選手は4位に上がるのが精いっぱいでした。
 このビヨルゲン選手とノートグ選手の走っている様子が、「とても苦しそうだった」のです。昨年の世界選手権で大車輪の活躍を魅せた2人、あの時の苦しそうな様子とは明らかに違う、体が動かないという感じの苦しそうな様子。2人のトップアスリートでさえ、この有様ですから、ノルウェーチームは全体として体調不良なのではないでしょうか。

 体調不良の原因は分かりません。体調をピークに持ってくるのに失敗したのか、大会開始直前から大会中の食事に問題があったのか、あるいはチーム内に何らかの不協和音が響いていて、競技に集中できないのか、様々な原因が考えられますが、真相は闇の中です。

 今大会ここまで、男女のスプリント種目と女子スキーアスロン種目で3つの金メダルを獲得し、他にも銀メダル1、銅メダル2を獲得しているノルウェー・クロスカントリーチームを、不振と言うのは当たっていないのかもしれませんが、女子10km・男子15km・男女リレーといった伝統的な種目における精彩の無さは、やはり気掛かりなところですし、何より「最強のノルウェーに、他の国々が挑む」という構図は、現在のクロスカントリー競技そのものだと思います。そのノルウェーが弱いのでは・・・。

 今後の男女団体スプリント、そして女子30km・男子50kmの「ザ・クロスカントリー」とも言える種目における、ノルウェーチームの復活に期待しています。
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ノルウェーのクロスカントリーチーム・ソチで不振  
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