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HOME   »   スポーツ共通  »  [ソチ・オリンピック32] 求めるものが高い 羽生結弦と葛西紀明
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 羽生結弦選手は、フィギュアスケート男子シングル・ショートプログラムで101点を超える史上最高点を叩き出した直後のインタビューで「自分が考えている演技からすると、まだまだ」とコメントしました。

 そして、金メダルを獲得したフリー演技の後には「金メダルを取っていながら、こんなことを言うのも何ですが、悔しい」とコメントしました。自らの演技内容に大いに不満であることが、良く分かりました。

 羽生選手は、フリー演技直後にリンク上で「だめだった」と漏らしていたと見ていますが、とにかく、自分のプレーへの要求が高いと感じます。自らが目指す演技には、史上最高得点の演技も、金メダルの演技も、遠く及ばないという感覚なのでしょう。

 この目線の高さが、羽生選手をここまで成長させてきたように思います。羽生選手にとっての最大・最強のライバルは、羽生選手自身ということになります。

 葛西紀明選手は、スキージャンプ・ラージヒルで銀メダルが確定した後のインタビューで「銀メダルは嬉しいが、金メダルを取れなかったので6:4で悔しさが上回る」「これで金メダルという目標が出来た。まだまだやりますよ」とコメントしました。

 7大会連続7回目のオリンピック出場という偉業に加え、個人で銀メダル、団体で銅メダルという素晴らしい成績を残しながら、「まだ、遣り残したことがある」と41歳の「レジェンド」は答えるのです。

 なんという意欲、なんという向上心でしょう。この超前向きな姿勢、より高い目標に対して、怯むどころか目を輝かせて語る姿には、感動を禁じえません。
 この力の源が何なのか、知りたいとも思います。

 羽生選手と葛西選手は、そのキャリアにおいては好対照の位置に居ます。

 19歳の羽生選手は上り坂、自らのプレーヤー人生の最高点に向かって勢い良く昇り続けている段階でしょう。今後、しばらくの間、世界の男子フィギュアスケート・シングルが、羽生選手を中心に動いて行くことは間違いありません。

 一方41歳の葛西選手は、下り坂とは言いませんが、少なくともキャリアの後半というか終盤に居ることは間違いないでしょう。葛西選手の選手キャリアは、「高原」のような形をしているようです。ピークがとても長いのです。そして、高原といっても平坦な地形ではなく上がり下がりが結構有るのです。
 とはいえ、いかに「レジェンド」といっても葛西選手に残されたプレーヤーとしての時間は、次のオリンピックまでの4年間と見るのが、相当でしょう。

 このように、昇り竜とラストの4年?という対照的な2人のトップアスリートの口から出る言葉が、とても良く似ているのは興味深いところです。

 「こうした考え方を身に付けているから、世界のトップで活躍できる」のか、「世界のトップに上り詰めて行く過程で、こうした考え方が身に付いてきた」のか、そこは判りませんが、2人が「満足すること無く、より高い境地」を目指し続けている限り、その挑戦は終わらないのでしょう。
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