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HOME   »   サッカー  »  [アルガルベカップ2014] 強くなった なでしこジャパン
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 オリンピック・ワールドカップに次ぐ、女子サッカー世界三大大会のひとつ、アルガルベカップの2014年大会決勝戦は、3月12日ポルトガルのアルガルベ・スタジアムで行われ、ドイツ代表チームが3-0で日本代表チームを下し、3回目の優勝を飾りました。なでしこジャパン悲願の初優勝は、残念ながら今回もお預けになりました。

 決勝戦前半は拮抗した内容となりました。なでしこジャパンとしては前半28分に好機を迎えましたが、惜しくも得点できなかったことが最後まで響いた形です。
 後半開始早々の36秒にケスラー選手に先取点を奪われ、その後も5分、16分と立て続けに失点してしまいました。
 結果的には、前半のチャンスを得点に結びつけて1-0で勝ち切る形が、なでしこにとっての勝機だったと思います。

 残念ながら優勝こそなりませんでしたが、今大会のなでしこジャパンの戦い振りは見事でした。

① 予選リーグでアメリカと引き分けたこと

 よく知られていることですが、日本チームが最も苦手としているのがアメリカチームです。この大会までの対戦成績は、1勝22敗6引分け。数々の世界大会で、日本チームの前にアメリカチームの厚い壁が立ちはだかっています。
 長く世界ランク1位に君臨するアメリカは、常に強敵なのです。

 現状の彼我の戦力を比較すれば、「アメリカとは引分けで十分」という結論が明らかです。そして、この大会の予選リーグで、なでしこは引分けに行って、引き分けたのです。リーグ戦で、勝ち点を計算しながら、狙い通りの結果を残すのですから、素晴らしいことです。「強くなった」という印象を強くしました。

② デンマークとスウェーデンに勝利

 予選リーグの残りの2チームには、キッチリと勝利しました。宮間選手を中心としたセットプレーでの得点がポイントとなりましたが、「堅守からのカウンター」を主体として、相手の反則を誘い、得点に結びつけるという「なでしこのゲームプラン」を実行できているところに、強さを感じます。

③ 決勝戦も紙一重の勝負

 勝負事に「もし」は無いのですが、「仮に」前半28分のチャンスになでしこが得点していたとすれば、なでしこが1-0で勝ち切っていた可能性があったと思います。なでしこのゲームプランは、もう少しで実現するところだったのです。
 「球運」次第で優勝も狙えるチームというのは、強いチームだと思います。なでしこジャパンは、アメリカやドイツといった、女子サッカーの世界トップランクのチームと、互角に戦えるまでに成長したのです。

 ドイツチームも、アメリカと並んで「日本の天敵」です。この大会を終えての対戦成績は1勝11敗1引分け。アメリカ同様に、なでしこはまだ1回しかドイツに勝ったことがありません。
 加えて、ドイツ相手には「引分けも難しい」ところが、アメリカチームとは少し異なるところかもしれません。

 なでしこは、大柄な体格を前面に押し出してプレーしてくるチームには、オフェンス・ディフェンス両面で対応策を創り上げました。以前はなかなか勝てなかったスウェーデン(アルガルベカップ優勝3回)やノルウェー(同4回)との対戦成績を、それぞれ6勝4敗3引分け・4勝3敗と、互角にして来ているのを観ても明らかです。

 一方で、アメリカとドイツは、「大柄な体格+スピード十分のパスプレー」というサッカーを展開しますので、いまだに厚い壁なのです。

 この決勝戦後、宮間選手は反省点として「得点力の強化」を挙げました。
 確かに、この大会でも日本チームは「流れの中からの得点」がとても少なかったのです。得点力を強化できれば、なでしこはもう一段上のレベルに行けるのでしょう。

 とはいえ、現在のなでしこジャパンは前述の「なでしこのゲームプラン」を完成させつつあると感じますし、そのゲームプランは体格面で劣るチームが戦っていく戦法・戦術としては、完成度が高いものだとも思います。

 なでしこジャパンは、女子サッカーの世界最高レベルに追いつきました。
 一方で、「なでしこの歴史」をつくっていく道程は、まだ始まったばかりなのでしょう。
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なでしこジャパン・アルガルべカップで惜しくも準優勝  
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