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HOME   »   MLB  »  [MLBプレーオフ]  痛みを我慢するのがアメリカンスポーツ
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 現地10月13日から、2012年MLBプレーオフ、アメリカンリーグALチャンピオンシップゲームが始まりました。ニューヨーク・ヤンキースとデトロイト・タイガースの対戦です。

 ヤンキースの先発投手はアンディ・ペティット(196㎝102㎏)。通算240勝以上の勝ち星を誇る40歳の大投手ですが、特にプレーオフに滅法強く、ポストシーズン19勝のMLB記録保持者でもあります。一方、デトロイトの先発はダグ・フィスター(204㎝91㎏)。今期10勝10敗、デトロイト先発陣の一角です。

 ヤンキースは2回裏2死から3本のヒットで満塁として、打席にはロビンソン・カノー。ライナーがマウンド上のフィスターを襲います。フィスターは利き腕の右手を出して捕りに行きます。カノーの打球はフィスターの右手の手首やや上に当たり、方向が変わってショート前へ。これをペラルタが捕ってセカンドへ送球、間一髪アウト。ヤンキースはチャンスを活かすことができませんでした。

 次のイニング、3回裏は投手交代だろうと思っていましたが、フィスターがそのままマウンドへ。右腕はどうなっているのだろうと観ると、2回までの半袖シャツから、長袖のアンダーシャツに着替えているために、患部?が見えません。投球状況はというと、2回までと同じというか、2回より良くなった感じです。

 フィスターはこの後6回1/3を投げて失点0、106球の好投でした。6回裏には、無死2・3塁、1死満塁とピンチが続きましたが、渾身のスライダーとカーブの連投により、3三振で切り抜けました。

 2回の打球による打撲は痛くなかったのでしょうか。怪我の程度は判りませんが、ライナーが当たったのですから、痛くないはずがありません。しかし、フィスターはそんな素振りも見せずにプレーを続けました。

 MLBでは、こうしたプレーが時折見られます。NFLでも同様です。アメリカ起源のスポーツには、こうした文化?があるように思います。

 大学のアメフト部の監督・コーチをやっていた友人がいます。彼によると、アメリカンフットボールは、痛くても平気な顔をすることが大事というか、お互いに平気な顔の対抗戦というか、我慢の仕合なのだそうです。少しでも痛そうな様子をすると「効いているな」と、相手チーム・プレーヤーが勢いづくのだそうです。ですから、どんなに痛くても、グラウンド上では平気な顔をしなければならない、と話していました。

 相手より先に、痛そうに振る舞ったり、疲れた様子を見せるのは悔しいという「我慢の精神」がベースボールやアメリカンフットボールには宿っているようです。

 さて、ヤンキース先発のペティットも好投しました。さすがにプレーオフに強い投手です。6回表に2点を失いましたが、6回1/3を109球2失点は立派なクオリティスタートQSです。これまでのプレーオフの好投も、0封していたことは殆ど無かったと思いますので、ペティットとしては自らの責任を、従来と同じの水準で十分に果たしたということです。従来は、投げている間に味方の援護があったということでしょう。

 6回のデトロイトの攻撃で特筆すべきは、ミゲル・カブレラの走塁です。プリンス・フィルダーのタイムリーヒットで1点を先制した後の、1死1・2塁の場面で、2塁走者だったカブレラは、続くデルモン・ヤングのライト前ポテンヒットで、悠々とホームインしています。延長12回の表の攻撃でも、1塁ランナーとして一気にホームインしています。足も速いし、判断も良い、さすがにレギュラー・シーズン109得点、AL2位のプレーヤーです。
 カブレラは三塁手でもあります。193㎝106㎏の巨体に似合わぬバランスの良いプレーヤーです。

 ここまででも見所満載のゲームでしたが、9回表まで4-0でデトロイトがリードしていましたので、このまま終わるように見えました。しかし、さすがにMLBのプレーオフ。そうは問屋が卸しませんでした。
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