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 開幕後6ゲームを終えて、ヤンキースは3勝3敗とまずまずのスタートを切りました。

 そのヤンキースの攻撃で目立っているのが「盗塁」です。

 4月2日の対ヒューストン・アストロズ戦で、エルズベリー選手が1盗塁を決めたのを皮切りに、4月4日の対トロント・ブルージェイズ戦では、エルズベリー選手が2度、ロバーツ選手とガードナー選手が1度ずつ、計4盗塁を決め、4月5日のトロント戦でも、ロバーツ選手・ガードナー選手・イチロー選手が各1度、計3盗塁を決めました。
 6ゲームを終えて8盗塁ですから、単純に1シーズン162ゲームに置きかえれば210盗塁以上となります。

 前述の3ゲーム以外の3ゲームでは、ヤンキースに盗塁はありませんでしたが、「盗塁があったゲームと勝利ゲームが一致」しているというのは、興味深いところです。

 ヤンキースは、このところ盗塁が少ないチームでした。ランナーをホームランで帰し得点するチームであったとも言えます。過去5年間を見てみましょう。

・ 2013年 115盗塁 144ホームラン
・ 2012年 93盗塁 245ホームラン
・ 2011年 147盗塁 222ホームラン
・ 2010年 103盗塁 201ホームラン
・ 2009年 111盗塁 244ホームラン

 ヤンキースが最後にワールドシリーズで優勝したのは2009年シーズンでしたが、この年は、タシャエラ39本、Aロッド30本、スウィッシャー29本、松井秀喜28本、カノ25本の計244本という「どこからでもホームランが打てる打線」で勝ち抜きました。

 2012年にはリーグチャンピオンシップに進出しましたが、このシーズンも、グランダーソン43本、カノ33本、タシァエラ24本、スウィッシャー24本という本塁打量産打線で地区シリーズを勝ち上がったのです。

 しかし昨2013年シーズンは、カノの27本塁打が最高で、ソリアーノ17本、オーバーベイ14本と続く打線でしたから、ハッキリと得点力が減少して地区優勝をも逃し、プレーオフにも進出できないという、寂しいシーズンとなりました。
 2012年のオフに、2011年2012年とチームのホームラン王であったカーティス・グランダーソン選手(41本塁打・43本塁打)を放出してしまったことと、アレックス・ロドリゲス選手がゲームに出場できなかったことが拍車をかけた形ですが、とにかく得点力が不足していて、投手陣がクオリティスタートで踏ん張っても、中々勝てないチームとなってしまったのです。
 黒田博樹投手2013年シーズン終盤の6連敗などは、味方の援護に恵まれないものでした。

 さて、2014年シーズンに向けて、ヤンキースは野手・打線の強化に取組みました。3番打者候補としてカルロス・ベルトラン選手、4番打者候補としてブライアン・マッキャン選手を獲得し、マーク・タシャエラ選手と共に3~5番を組む形としました。

 確かに2013年よりは破壊力を増した打線ですが、過去5~6年に渡って打線の中心であったロビンソン・カノ選手をシアトルに放出してしまったために、例えば前述の2009年と比較すると小粒な感じは否めません。他の有力チームとの比較でも、攻撃力で劣勢であることは明らかです。
 田中将大投手は獲得したけれども「今年もヤンキースは得点力不足に悩む」と思います。

 そうした中で、ジラルデリ監督とベンチスタッフが目指しているのは、どうやら「走るヤンキース」のようです。
 ボストンからジャコビー・エルズベリー選手を1・2番候補として獲得しましたが、このエルズベリー選手は2009年に70盗塁、2013年52盗塁と走れる上に、2011年には32本塁打を放つなどパンチ力も兼ね備えています。
 開幕6試合で3盗塁を決めると共に、トロント戦では3番を打つなど、さっそくユーティリティプレーヤーとしての特徴を発揮しているのです。

 「走るヤンキース」は、近年ではニュースタイルです。走塁により1点でも多くの得点を取っていくというスモールベースボールタイプのチームを、あの辛口のヤンキースファンが認めてくれるかどうかは、今後の成績にかかっているのでしょう。

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