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HOME   »   サッカー  »  [欧州サッカー] UEFAチャンピオンズ・リーグ ベスト4出揃う
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 今季の欧州NO.1クラブを決める、UEFAチャンピオンズ・リーグCLの準々決勝は、4月8日と9日に渡って第2試合が行われ、ベスト4が決まりました。

 今季のベスト8の戦い・準々決勝は、予想以上の激戦・接戦でした。どのカードも、両チームとも実力を発揮し、ギリギリの戦いを展開したと思います。

 まず採り上げたいのは、「FCバルセロナ対アトレティコ・マドリード」のスペイン対決。今季のリーガエスパニョーラ(スペインリーグ)で首位を走るAマドリードと、過去8年に渡って世界のサッカーをリードしてきたFCバルセロナの戦いです。

 第1試合は、バルセロナのホームで1-1の引分け。Aマドリードにとっては、大変大きな引分けでした。これで、両チームの対戦は、リーグ戦・カップ戦を通じて4試合連続の引分けとなりました。直近の両チームの力量拮抗を示す事実です。

 アウェイに乗り込むバルセロナでしたが、何しろ大きな試合での実績十分のプレーヤーがズラリと並ぶチームですから、こうしたゲームでは格の違いを見せるのではないかと思われましたが、結果は1-0でAマドリードが押し切り、2試合計2-1で勝ち上がりました。
 開始5分に、バイエルンゴール前で右に左にボールを動かしながら、最後はフリーのMFコケが挙げた先取点を守り切った形です。やはり、先制パンチは効きます。

 FCバルセロナとしては、FWにメッシ、ネイマール、セスク・ファブレガス、MFにシャビ、イニエスタ、ブスケツの布陣を敷きながら、1点も取れなかったというのはショックなことでしょう。

 この数年間、FCバルセロナとレアル・マドリードの後塵を拝し続けたアトレティコ・マドリードの意地を見た感じがします。

 続いては「チェルシーFC対パリ・サンジェルマン」。
 実力伯仲の両チームですから、戦前から接戦が予想されましたが、期待に違わぬ戦いとなりました。

 第1試合は、サンジェルマンのホームゲームでした。サンジェルマンは、これを3-1で勝ちました。チェルシーは敗れましたが「敵地での1得点」が最後に物を言いました。

 第2試合はチェルシーのホーム・スタンフォードブリッジでのゲーム。
 第1試合の殊勲者アザールに代わり、前半18分に投入されたシュールレがいきなり先取点を挙げます。
 その後ゲームは膠着状態に陥り、後半も40分を過ぎました。このまま1-0でチェルシーが勝っても、2試合通算では3-2でサンジェルマンが勝ち抜くところでしたが、その後半42分、ランパードに代わって投入されていたデンバ・バが2点目のゴールを決めました。
 これで2試合計3-3の同点ですが、アウェイゴールが多いチェルシーの進出となりました。パリ・サンジェルマンとしては、カバーニが決定的なチャンスを逃したことが響き、あと数分でベスト4進出というところまで来ていましたが、惜しくも大魚を逃しました。

 チェルシーのモウリーニョ監督は、前半18分にアザール、後半21分にランパード、後半26分にオスカルと、チームの看板である3人のMFを次々と交代させ、その交代選手が大活躍するという見事な采配を魅せました。

 一昨年2012年のUEFA-CL決勝で、ホーム・アリアンツアレーナで迎え撃つバイエルン・ミュンヘン(当然ながら、バイエルンが圧倒的に有利との前評判でした)を破り、優勝したことを見ても分かるように、チェルシーFCはUEFA-CLと相性が良い感じです。
 イングランド・プレミアリーグの最後の砦としての戦いが続きます。

 続いては「ボルシア・ドルトムント対レアル・マドリード」。
 レアルがやや有利かと見ていましたが、予想以上の接戦でした。

 レアルがホームの第1試合は3-0でレアルの順当勝ち。しかし第2試合、ドルトムントはホームのシグナル・イドゥナパルクで怒涛の攻撃を展開しました。シグナル・イドゥナパルクでのドルトムントサポーターの応援振りは、アウェイチームに恐怖をもたらす程に激しいものです。

 現在、欧州4大サッカーリーグ(セリエA、リーガエスパニョーラ、ブンデスリーガ、プレミアリーグ)の中で最も1試合あたりの平均観客動員数が多いのは、ブンデスリーガです。そのブンデスリーガの中で最も観客動員数が多いのがボルシア・ドルトムントなのです。
 シグナル・イドゥナパルクの収容人員は81700人と大変大きなスタジアムですが、常に76000人以上の入場者で溢れています。観客席の傾斜が急ですし、立見席も多いので、盛り上がると観客が崩れ落ちてくるような錯覚を覚えます。

 この試合では優に80000人を超える大観衆の応援を背に、ドルトムントはレアルゴールに迫りました。前半にマルコ・ロイスの2得点で2-0とリードした時には、3点目も時間の問題であり4点目も入るのではないかという雰囲気でしたし再三のチャンスが続きましたが、さすがにレアルも良く守り、結局ドルトムントが2-0で勝利したものの、2試合通算では3-2でレアル・マドリードが勝ち上がるという結果になりました。

 UEFA-CLでは、5連覇を含む史上最多9度の優勝を誇り、最近もベスト4の常連であるレアル・マドリードの進出は順当なところかもしれませんが、PKを決められなかったことも含めて、このドルトムントの戦い振りには肝を冷やしたことでしょう。

 ベスト8の戦い、最後は「バイエルン・ミュンヘン対マンチェスター・ユナイテッド」。
 第1試合1-1の引分け、第2試合3-1でバイエルンが勝ち、2試合計4-2でバイエルンが勝ち上がりました。
 両チームの戦力比較や近時の国際試合での成績を考慮すれば、順当な結果とも言えますが、マンUの健闘が光ったと感じます。

 特に、4月1日の第1試合でマンUは「しっかり守ってカウンター」という戦術を徹底し、ホームでバイエルン・ミュンヘンの攻撃を1点で抑え切って1-1で引き分けました。
 おそらく、バイエルンのベンチにプレッシャーを与える結果であったと思います。

 バイエルンは、4月9日の第2試合で必勝を期するために、4月5日のブンデスリーガ・アウグスブルグ戦は主力を休ませました。結果として、バイエルンのブンデスリーガ不敗記録が途切れたのですから、「記録を止めたのはマンU」とも言えそうです。

 そして第2試合を迎えたわけですが、バイエルンのホームで、休養十分の主力プレーヤーを相手にして、マンUは前半を0-0で折り返し、後半13分にエヴラのゴールで先制しました。ここまでは、バイエルンをリードしたのです。

 そこで少しホッとしてしまったのか、先制点から1分も経たない内にマンジュキッチに同点ゴールを許したことが、マンUとしては惜しまれるところです。こうなるとホームの利が一気に発揮され、バイエルンが立て続けに2点を加えて試合を決めました。

 アウェイの不利を物ともしないマンチェスター・ユナイテッドの戦い振りは賞賛に値するものですし、UEFAチャンピオンズ・リーグのベスト4に進むことの難しさを、改めて感じさせるものでした。
 
 連覇を狙うバイエルン・ミュンヘンは、主力プレーヤーに休養を与えていた割にはチーム全体の動きはいまひとつでしたが、苦戦しながらも勝ち上がったのです。

 準決勝の組合せは以下の通りとなりました。

・アトレティコ・マドリード対チェルシーFC
 4月23日Aマドリードホーム、5月1日チェルシーホーム

・レアル・マドリード対バイエルン・ミュンヘン
 4月24日レアルホーム、4月30日バイエルンホーム

 共に大接戦となりそうです。

 Aマドリードとしては久しぶりの国際カップ戦のビッグタイトルが見えてきましたから、意欲十分なゲームを展開することでしょう。チェルシーは一昨年に続いてのタイトルを狙う戦いとなりますが、UEFA-CLとの相性の良さを発揮してくるのでしょう。

 レアルとバイエルンの対決は、現在の世界サッカークラブの覇者を決める戦いにも見えます。この数年、世界のトップを走り続けている両チームの、世界最高レベルのゲームから眼が離せません。
 レアルは、クリスティアーノ・ロナウドの出来が、バイエルンはチーム全体の運動量が、カギになると思います。

 5月24日、ポルトガル・リスボンのエスタジオ・ド・SLベンフィカで行われるUEFA-CL2014決勝戦(ワンゲームマッチ)に進出するのは、どのクラブなのでしょうか。
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