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HOME   »   ゴルフ  »  [マスターズ2014まとめ] 度肝を抜かれたババ・ワトソンの13番ティーショット
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 マスターズ・トーナメント2014は、アメリカのババ・ワトソン選手が4日間通算280打・8アンダーパーのスコアで優勝しました。Bワトソン選手は2012年に続いて2度目のグリーンジャケットでした。

 Bワトソン選手が、現在のPGAツアーNO.1の飛ばし屋であることは有名ですが、今大会でも320~330ヤード位のドライバショットを随所に披露しました。そのショットがフェアウェイをヒットするのですから、相当のアドバンテージを持って戦い続ける事が出来たということになります。

 一方、タイガー・ウッズ選手の最年少優勝記録を更新するか注目された、アメリカのジョーダン・スピース選手も良く戦いましたが、惜しまれるのは最終ラウンドの8番と9番のプレー。
 最終日7番ホールまでは、スピース選手が先行しました。伸び悩むワトソン選手を尻目に、チップインバーディーなどでスコアを伸ばし、2打リードを持って8番パー5を迎えたのですが、伸ばすべきパー5でよもやのボギー、続く9番もボギーとして、連続バーディーを奪ったワトソン選手に一気に逆転を許し、逆に2打差を付けられてしまったのです。

 サンデーバックナインと呼ばれるマスターズ・トーナメント最終日の後半のハーフは、アーメンコーナーをクリアすれば、13番と15番のパー5と「飛ばし屋」がフェアウェィヒットすれば、スコアを伸ばせるホールがいくつも存在するのです。イーグルも見られる構成です。
 スピース選手としては、サンデーバックナインに入る前に「超飛ばし屋」ワトソン選手をリードしておきたかった所でしょう。

 さて本ブログでは、大会前の4月9日、「タイガー不在の大会における10名の注目プレーヤー」という稿を掲示しました。
 その10名の成績を振り返ってみましょう。

① ロリー・マキロイ イーブンパーで8位タイ
② ダスティン・ジョンソン 決勝ラウンドに進めず
③ ジェイソン・デイ 2オーバーで21位タイ
④ ザック・ジョンソン 決勝ラウンドに進めず
⑤ ジミー・ウォーカー イーブンパーで8位タイ
⑥ ババ・ワトソン 優勝
⑦ フィル・ミケルソン 決勝ラウンドに進めず
⑧ ジャスティン・ローズ 1オーバーで14位タイ
⑨ アダム・スコット 1オーバーで14位タイ
⑩ 松山英樹 決勝ラウンドに進めず

 予選ラウンドを通過したのは6選手でした。
 特に意外だったのは、フィル・ミケルソン選手とダスティン・ジョンソン選手、ザック・ジョンソン選手の予選落ちでしょうか。
 ミケルソン選手は1打及ばす5オーバーでしたが、過去10年間に3度も優勝している大会での、よもやの予選落ちでした。
 Dジョンソン選手も、PGAツアーで売り出し中の選手ですし、勢い十分で大会に臨んだのですから、初日からスコアを伸ばすことが出来ず早々に予選落ちが決まってしまったのは、残念至極です。
 Zジョンソン選手については、マスターズ優勝経験者で「粘りが身上」のプレーヤーとして、早々にスコアを崩し復活できなかったのは不思議な感じがしました。何か、故障といった特別な要因があったので無ければ良いと感じます。

 日本から唯一出場した松山選手については、「準備不足」というところ。故障が直っていないというのが最大の要因でしょうが、初日の4パットなどは「らしくない」プレーでしょう。心身の状態が、メジャーを戦える水準に無かったと思われますので、まずは故障を直していただき、本来の力を発揮できる状態に戻して欲しいものです。

 決勝ラウンドに進んだ6名のプレーヤーを見てみましょう。

 まずロリー・マキロイ選手ですが、最終日に69打・3アンダーをマークし8位タイまで順位を上げて形は作りましたが、2日目の77打やギリギリの予選通過など、優勝争いに関する見せ場を創ることは全く出来ませんでした。ショットの飛距離の不安定さが目立つ大会でしたが、世界のゴルフ界を牽引していく役割を期待されているプレーヤーとして、今後の修正が期待されます。

 「遅れてきた新人?」ジミー・ウォーカー選手は、今季PGAツアー3勝の力を随所に見せました。特に予選ラウンド2日間を終えた段階での2アンダーは、正に好位置と言えるものでしたので、3・4日目に期待がかかりました。
 3日目の前半もスコアを伸ばしましたが、2日目の後半から感じられた「精神面のギリギリの粘り」が限界に来ていたのでしょうか、3日目の後半の厳しい局面を凌ぐことが出来ず、ズルズルと後退してしまいました。
 スイングの良さと素晴らしい飛距離には、さすがというところが数多くありました。今大会は「メジャートーナメント4日間を戦い抜く心持・精神力」のトレーニングになったでしょうから、次のメジャートーナメントでは十分に期待できます。

 ジャスティン・ローズ選手、アダム・スコット選手、ジェイソン・デイ選手も、最後はスコアを纏めて来ましたが、優勝争いという意味では早々に圏外に去ってしまいました。どの選手も、十分にメジャー大会で優勝を争える実力を擁していますから、巻き返しが期待されます。

 ゴルフトーナメントで注目選手を選定することは、いつの大会も難しいことです。今大会も予選落ちが4選手居たこと、優勝のBワトソン選手は挙げていましたが、優勝争いを展開したスピース選手とブリクスト選手を挙げることが出来なかったことを勘案すると、何とか合格点というところでしょうか。

 さて、見所十分のマスターズ2014でしたが、何と言っても「ババ・ワトソン選手の飛距離」には、驚かされました。特に最終日の13番パー5のティーショットは凄まじいものでした。アーメンコーナーの最後のホールであり、左ドッグレッグの名物パー5ですが、左側の林の上を越えて、クリーク横のフェアウェイをヒットするという「考えられない狙い方のショット」でした。

 失敗すれば、林の中やクリークに入るリスクが十分にあるホールで、トップに立つプレーヤーが、勝負をかけて狙っていったのです。510ヤードのパー4で残りは150~160ヤード位でしたから、ショートカットとはいえ350ヤード位のティーショットということになります。
 これまで40年間位マスターズ・トーナメントをテレビ観戦してきましたが、「ババ・ワトソン選手の2打目地点からの絵」は観たことが無いものでした。従来の常識を大きく超えたスーパーショットだったのです。

 まさに「勝負を決めたショット」であり、「マスターズ2014を象徴するショット」でもありました。
 世界最高峰の高みを存分に示したショット、こんなに素晴らしいものを魅せていただける大会こそが「メジャートーナメント」なのでしょう。

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