FC2ブログ
HOME   »   柔道・剣道  »  [全日本女子柔道選手権2014] 山部佳苗選手 見事な一本勝ち!
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 4月20日、横浜文化体育館で開催された皇后杯全日本女子柔道選手権大会2014は、山部佳苗選手が2年振り2度目の優勝に輝きました。

 決勝は優勝候補同士の対戦。田知本愛選手にとっては初優勝を、山部佳苗選手にとっては2度目の優勝を目指す戦いでしたが、序盤山部選手は2度の指導を受けましたから、やや劣勢でした。しかし、田知本選手としても決め手に欠ける展開。

 3分50秒を過ぎたところで、田知本選手が内股に行きました。これを山部選手はすかして、右足一本で立っている田知本選手の、その右足を強烈に払いました。払い腰一本!
 見事な一本勝ちでした。

 2002年から2010年まで続いた、塚田真希選手の9連覇を継承するプレーヤーを選出する対戦ともいえる決勝戦であったと思いますが、山部選手が勝ち切ったというところでしょうか。

 不思議なことですが、山部選手は国際試合には縁が薄かったのです。2年前2012年もこの大会を制していながら、ロンドン・オリンピック代表には選出されませんでした。「試合による出来不出来が大きい」というのが、不選出の理由であったと思います。

 その山部選手が見事にスキルを磨いたのでしょう。
 2014年に入ってからは、快進撃が続いています。2月のグランドスラム・パリ、続くヨーロッパオープン・ローマと優勝。4月の選抜体重別大会では、田知本選手を破り優勝と、勝負強さを身に着けてきました。

 この大会でも「内股すかし」が目立ちました。「相手選手のバランスを崩して技をかける」ことが、柔道の基本です。日本一、世界一を争う大会では、普通に技をかけて行ってもなかなか決まらないのは当然のこと。相手選手が技をかけてきた瞬間は、相手選手のバランス・防備が手薄になっている瞬間でもありますから、こちらが技をかけるチャンスでもあります。

 もちろん「すかし」は難しい技です。この大会を見る限り、山部選手の「内股すかし」は相当高いレベルに達しているようです。「わかっていても決められてしまう」技になってきているのでしょう。

 山部選手は、今年の世界選手権代表に初めて選出されました。ついに世界一を決める大会デビューの時が来たのです。78kg超級の日本代表として、堂々とした戦いを展開していただきたいと思います。

 また、今回は敗れたとはいえ、田知本選手の安定感は抜群でした。決勝では積極策が裏目に出た形ですが、この積極性はとても大切だと思います。
 今後も、山部選手と共に日本女子柔道、ひいては世界女子柔道を牽引する存在としての活躍が期待されます。
 現在の日本女子柔道は、強力なツインタワーが引っ張っているのです。

 また、3位の市橋寿々華選手・岡本智美選手をも含めて、日本女子チームの「選手層の厚さ」をも感じさせる大会でした。
 
 2013年の大騒動を経て、日本柔道は間違いなく強くなっています。素晴らしいことです。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[欧州サッカー] プレミアリーグ2013~2014 大詰め
NEW Topics
[FIFAワールドカップ1982準決勝] 「死闘」 フランスチーム 延長で2点リードするも勝ち切れず
[競馬コラム258-日本馬の海外挑戦5] 栄光の1998年
[ラグビーワールドカップ2011準々決勝] オーストラリアチームの勝利
2016年~20年のスーパーボウルを彩った新進気鋭のクオーターバック達
[競馬(無観客)] 大阪杯2020の注目馬
[新型コロナウイルス感染症2020] ウインブルドン選手権大会の中止などなど
[エル・クラシコ2005] 銀河系軍団VSエトー選手・ロナウジーニョ選手
観たかった、志村けん氏の聖火リレー
[競馬コラム257-日本馬の海外挑戦4] 2014年 アドマイヤラクティ号 G1・コーフィールドカップ優勝
[UEFA-EURO2000準々決勝] 凄まじき クライファート選手
[UEFA-EURO1992決勝] デンマークチームの優勝
[東京オリンピック2021] 代表選手の再選考実施は「新型コロナウイルス禍の終息時期」次第
[競馬(無観客)] 高松宮記念2020の注目馬
[UEFA-EURO1988準決勝] オランダチーム 西ドイツを破り決勝へ
[大相撲2020・3月場所を終えて] 朝乃山 大関昇進
[競馬コラム256-日本馬の海外挑戦3] 1997年 ホクトベガ号のドバイワールドカップ
[大相撲2020・3月「無観客」場所] 横綱・白鵬が44回目の優勝
[コパ・アメリカ2011準々決勝] ウルグアイチーム PK戦で勝利
[UEFA-EURO1972決勝] ギュンター・ネッツァー選手の雄姿
[UEFA-EURO1984決勝] フランスチーム 初優勝
[競馬コラム255-日本馬の海外挑戦2] 1995年 フジヤマケンザン号 36年振りの日本馬海外重賞制覇
[UEFA-CL2019~20・決勝T] リバプール 早々に敗退
[UEFA-CL2019~20・決勝T] RBライプツィヒ スパーズを圧倒
[バドミントン全英オープン2020] 日本チーム 男女のダブルスで優勝
[UEFA-CL2019~20・決勝T] アタランタ イリチッチ選手の大活躍
[UEFA-CL2019~20・決勝T] パリ・サンジェルマン ボルシア・ドルトムントとの接戦を制す
[PGAツアー2019~20] 「ザ・プレーヤーズ2020」中止
[トップリーグ2020] ジェシー・クリエル選手の大好物
[Jリーグ2020] イニエスタ選手へのインタビュー
[スピードスケートW杯2019~20・最終戦] 新濱立也選手・小平奈緒選手 500m種目で総合優勝
[スキージャンプW杯2019~20女子] 高梨沙羅選手 優勝 通算57勝目!
[NPB2020・新型コロナウイルス関連] 開幕戦の延期とペナントレース重視の姿勢
[MLB2020スプリングトレーニング] 菊池雄星投手 好調!
[大相撲2020・3月場所] 「無観客」場所 初日
[名古屋ウィメンズマラソン2020] 一山麻緒選手 好記録で優勝!
[びわ湖毎日マラソン2020] 極めて粗末なスタートの遅延
[春の甲子園2020] 関連グッズの行方
[MLB2020スプリングトレーニング] 調子を上げてきている 大谷翔平選手
[東京マラソン2020男子] 2時間6分台と7分台の日本選手達
[スピードスケート世界選手権2020スプリント] 高木美帆選手と新浜立也選手の大活躍
[大相撲2020・3月場所] 史上初の無観客場所において活躍が期待される10名の力士
[自転車トラック世界選手権2020] 梶原悠未選手と脇本雄太選手の活躍
[東京マラソン2020男子] 大迫傑選手のガッツポーズ
[競馬コラム254] 2008年 カジノドライヴ号 アメリカ合衆国のダート重賞優勝
[NPB2020・新型コロナウイルス肺炎関連] オープン戦72試合を無観客試合に
[Jリーグ2020・新型コロナウイルス肺炎関連] ルヴァンカップとリーグ戦を延期
[NBA2019~20] 注目される「ルイ効果」
[競馬コラム253] 「二刀流」モズアスコット フェブラリーステークス2020を圧勝
[Jリーグ2020] 開幕と遠藤保仁選手の最多出場試合数タイ記録
[NPB2020春季キャンプ] 楽天・戸村健次投手 打球を受け頭蓋骨を骨折
Entry TAG
山辺佳苗選手・皇后杯柔道2度目の優勝  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 123456789101112131415161718192021222324252627282930