FC2ブログ
HOME   »   サッカー  »  [UEFA-CL2014] 決勝は、よもやのスペイン対決
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 UEFAチャンピオンズリーグの準決勝が行われました。
 勝ち上がったのは、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードのリーガエスパニョーラの2チームでした。

 もちろん両チームとも実力十分ですから、決勝戦のカードとして何の不思議もないものですが、それでも「意外な感じ」は拭えません。

 まずは「バイエルン・ミュンヘン対レアル・マドリード」。

 レアルは4月23日のホームゲームを1-0で制して、4月29日にバイエルンのホームに乗り込みました。
 第2試合の戦前予想では、レアルがホームゲームを最少得点で勝ったことを踏まえて、バイエルンの強力な攻撃陣が2点以上の得点を挙げ、ホームで逆転するのではないかという見方が多かったと思います。

 しかし、試合は4-0でレアルが完勝、2試合通算5-0という圧倒的なスコアで決勝に進みました。

 「バイエルンがアリアンツ・アレーナで0-4で負けた」ことが、とても「意外」でした。2012年の決勝でチェルシーに敗れた悪夢以上の敗戦とも言えるでしょう。

 ゲームとしては、前半15分と20分にセットプレーからセルヒオ・ラモス選手が2得点した時点で終わった感じです。
 こうなるとバイエルンは、決勝進出のために4点以上を挙げる必要がありましたから、「戦意喪失」という状態だったことでしょう。レアル・マドリード相手に70分間で4点を挙げるのは、どんなチームでも難しいことです。
 この後、クリスティアーノ・ロナウド選手に2点を追加されて、とどめを刺されました。

 世界中のサッカークラブの頂点に君臨する両チームの戦いですから、当然に接戦が予想されたのですけれども「意外な大差」となってしまった理由としては、

①「どこからでも得点できる」というバイエルン・ミュンヘンの特徴が、逆に「型を持たないチーム」の欠点となってしまったこと。
②チーム全体の動きが悪かったこと。リーグ戦・カップ戦の連戦の疲労が、チーム全体を覆っていたのかもしれません。準々決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦の頃から、得点力に陰りがみられました。

 「運動量が不足しているバイエルン」は、得点力が半減するということなのでしょう。

 一方のレアルは、第1戦のホームゲームを「守備的な内容」で確実に物にして、第2戦に臨みました。
 クリスティアーノ・ロナウド選手の前への突破力、これは現在世界屈指のものですが、一度走り出したら容易に止めることは出来ない突破力を前提としたレアル・マドリードのカウンターは、どのチームにとっても脅威です。
 第1戦を落としたバイエルンは、このカウンターを警戒する余り、その前進スピードが不足したのかもしれません。

 いずれにしても、常にUEFA-CLの上位に顔を出し続けながら、なかなかファイナルには進めなかったレアル・マドリードにとって12シーズン振りの決勝戦です。この12シーズン振りというのも「少し意外」でした。

 一方の「チェルシー対アトレティコ・マドリード」のカードは、準決勝1回戦・4月22日のアトレティコのホームゲームで0-0で引き分けましたから、ホーム戦を残すチェルシーが俄然有利になったと感じました。

 またチェルシーは、4月27日に行われたプレミアリーグの大一番、リバプールとのゲームも2-0で勝ち切りました。久しぶりの優勝に向かって邁進中のリバプール相手に、Bチームに近い先発メンバーで臨み、リバプールのホームで完勝という離れ技をやってのけたのです。
 モウリーニョマジックという感じでした。

 この2連勝でチームは勢いに乗っていますし、一連の3ゲームのラスト4月30日のCL第2戦は唯一のホームゲームでもありましたから、「チェルシーに分が有る」と思ったのです。

 ところが結果は3-1でアトレティコの快勝。チェルシーは前半36分にフェルナンド・トーレス選手のゴールで先制しましたから、一段と決勝戦に近づいたと思われたのですが、前半終了間際にアドリアン・ロペス選手に同点ゴールを許したのが痛かった。

 後半15分、途中出場のチェルシー・エトー選手が、アトレティコのジエゴ・コスタ選手をペナルティーエリア内で倒してPK。これをコスタ選手自らキッチリと決めて、2-1とアトレティコがリードしました。
 このPKによる失点が相当のプレッシャーをチェルシーに与えることとなり、前掛かりになったチェルシー布陣の裏を取ったワンチャンスからトゥラン選手が、決定的な3点目を挙げたのです。

 この試合では「モウリーニョマジックは不発」でした。
 DF登録のプレーヤーを6人も先発させ、後半に入ってからエトー選手、デンバ・バ選手、シュールレ選手と投入して行きました。「しっかり守って、最悪でも1-0で勝つ」という狙いであったように見えましたけれども、前半44分のアトレティコの同点ゴールが、この作戦を打ち砕いたのでしょう。

 第1戦アウェイで引分け、第2戦ホームで勝ち切る、という戦略通りに運んでいたチェルシーが完敗したことは「実に意外」でしたし、サッカーの難しさを改めて感じさせるものでした。
 アトレティコ・マドリードからすると「いつものように、いつものゲームを戦った」という感じで、チェルシーの奇策が裏目に出たのでしょうか。今季のアトレティコの充実振りを感じさせる一戦でした。

 さて、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードという、リーガエスパニョーラのライバルチームが、5月24日ポルトガル・リスボンで開催される大一番で相まみえるというのは、とても珍しいことです。
 加えて、CLの決勝がダービーマッチ(マドリード・ダービー)になったことも、史上初めてでしょう。

 今季のリーガエスパニョーラ制覇に向け首位をひた走るアトレティコと、CL得点新記録(16得点)を樹立したクリスティアーノ・ロナウドを擁するレアルのワンマッチゲームは、これこそ互角の戦いが予想されます。
 
 ここまでUEFA-CL2014で唯一の無敗チーム・アトレティコに勢いを感じますが、クリロナも「故郷に錦を飾る」決意で臨むことでしょう。素晴らしいゲームが期待されます。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[競馬] 天皇賞(春)2014 注目馬
NEW Topics
[競馬(無観客)] 東京優駿(日本ダービー)2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス1] 「史上最強」 マーガレット・コート選手
[温故知新2020-男子テニス3] ダブルスの名手 ジョン・ニューカム選手
[温故知新2020-陸上競技3] 男子10,000m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-競泳2] 男子1,500m自由形 日本チームの全盛期
[温故知新2020-競泳1] 男子100m自由形 日本チームの黄金時代
[FIFAワールドカップ2010準々決勝] ドイツチームの完勝
[温故知新2020-男子テニス2] 「史上最強」 ロッド・レーバー選手
[競馬(無観客)] 優駿牝馬(オークス)2020の注目馬
[温故知新2020-陸上競技2] 男子1,500m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-陸上競技1] 男子100m オリンピック金メダリストの記録
[ラグビーワールドカップ2011プールA] 日本チーム フランスチームを相手に65分まで4点差の健闘
[温故知新2020男子テニス-1] ウィンブルドンを勝てなかった イワン・レンドル選手
[競馬コラム268・ヴィクトリアマイル2020] 感動的なレース
[FIFAワールドカップ1986決勝] アルゼンチンチーム 2度目の優勝
[競馬(無観客)] ヴィクトリアマイル2020の注目馬
[NPB・MLB2020] 「開幕」に向けての動き
[ブンデスリーガ2019~20] 無観客での再開へ
[競馬コラム267-日本馬の海外挑戦12] 2009年 牝馬の挑戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ブラジルチーム 貫録の勝利
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] 日本チーム 史上初のPK戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ランパード選手 「幻」のゴール
[Jリーグ2020] イニエスタ選手のオンライントークショー
[競馬(無観客)] NHKマイルカップ2020の注目馬
[NBA2020] 個人トレーニング再開に向けての動き
[UEFA-EURO2012-グループD] イングランドとフランスの激突
[競馬コラム266-天皇賞(春)2020] フィエールマンの連覇とC.ルメール騎手の天皇賞4連勝
[UEFA-EURO2012-グループB] ポルトガル デンマークとの接戦を制す
[競馬コラム265・下鴨ステークス2020] スズカルパン 100戦出走達成!
[UEFA-EURO2012-グループA] 開幕戦 ギリシャチーム 驚異の粘り
[UEFA-EURO2012-グループD] フランスチームの堅守
[競馬(無観客)] 天皇賞(春)2020の注目馬
[UEFA-EURO2012-グループC] イタリアとクロアチア 一歩も引かず
[競馬コラム264-日本馬の海外挑戦11] 2007年 シンガポール競馬への進出
[UEFA-EURO2012準々決勝] クリスティアーノ・ロナウドVSチェフ
[競馬コラム263-日本馬の海外挑戦10] 2006年 ハーツクライとデルタブルース
[スーペルコパ2020準決勝] FCバルセロナ よもやの敗退
[UEFA-EURO2012準決勝] 「怪物」バロテッリ選手の2ゴール
[マラソン2020] 「心臓破りの丘」 山田敬蔵氏 逝去
[競馬コラム262-日本馬の海外挑戦-9] 2005年 ゼンノロブロイとハットトリック
[MLB2020・MVPランキング] バリー・ボンズ選手の凄さ
[フィギュアスケート2020春・世界ランキング] 羽生選手、紀平選手が共に1位
[NPB2020] 菅野智之投手 超絶の仕上がり
[高校野球2020] 花巻東高校 女子野球部が練習開始
[大相撲2020] 豊ノ島の引退
[UEFA-EURO2008決勝] スペインチーム 黄金時代の幕開け
[UEFA-EURO1976準決勝] 降りしきる オランダチームの涙雨
[競馬(無観客)] 皐月賞2020の注目馬
[UEFA-EURO1984準決勝] フランスチーム ポルトガルチームとの「死闘」を制す
[NPB2020] 関根順三氏 逝去
Entry TAG
UEFA-CL2014決勝はスペイン対決  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031