FC2ブログ
HOME   »   サッカー  »  「アルフレッド・ディ・ステファノ選手」所属クラブの地位向上に貢献するアルゼンチン出身プレーヤーの元祖
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 イタリア・セリエAのインテル・ミラノの名選手、ハビエル・サネッティ選手の今季限りの引退が発表されてから、サネッティ選手のインテルに対する貢献度合いの高さが改めて認識されています。アルゼンチン出身のプレーヤーでありながら、その「サッカー・キャリアはインテルに捧げられている」ように見えます。

 そういえば、リーガ・エスパニョーラのFCバルセロナに所属している名選手、リオネル・メッシ選手も、アルゼンチン出身プレーヤーですが、そのキャリアはFCバルセロナというクラブの歴史に重なっている印象です。

 南米アルゼンチン出身の名サッカープレーヤーは「ひとつのクラブの発展に貢献し続ける」ケースが多いのかもしれません。

 もちろん、南米のサッカープレーヤーが処遇の違いから欧州のクラブで活躍することは日常です。それは、ブラジルでもウルグアイでも、その他の国出身のプレーヤーも同じでしょう。大変多くのプレーヤーが、欧州サッカーを彩ってきましたし、現在も彩っています。

 しかし、アルゼンチン出身の超一流プレーヤーに共通しているのは「ひとつのクラブで継続してプレーする」ということなのかもしれないと感じます。
 もちろん、傑出した実績がなければ10年以上に渡って同じクラブでプレーすることは出来ないのでしょうが、一方で、傑出した実績を残していれば「より良い条件で他のクラブからオファーがある」のも自然なことですから、プレーヤーを取り巻く人達との関係からしても、ひとつのクラブに長期間所属するのは、それ程簡単なことではないはずです。

 こうしたアルゼンチン出身プレーヤーの元祖となっているのが、アルフレッド・ディ・ステファノ選手ではないかと思います。

 ディ・ステファノをご存じの方であれば「2度のバロンドール受賞に輝く世界最高のプレーヤーのひとり」という評価がお分かりいただけると思います。

 ご存じ無い方に対しては、同じアルゼンチン出身のディエゴ・マラドーナ選手のコメントで理解いただけます。マラドーナは1997年に「私がペレより良い選手かどうかは分からないが、ディ・ステファノがペレより良かったことは疑いようがない」と述べています。

 アルフレッド・ディ・ステファノは、1926年7月アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれのフォワードFWプレーヤーです。
 1943年(昭和18年)にアルゼンチンのクラブでプロサッカープレーヤーとしてのキャリアをスタートしましたが、彼のキャリアは1953年から1964年に渡るレアル・マドリード時代にピークを迎えました。

 ステファノが加入するまでは「たった2度しかリーグ戦に優勝したことがなかった」レアル・マドリードでしたが、ステファノが所属していた1953年から1964年までの11シーズンで「8度リーグ制覇」を果たしています。
 UEFAチャンピオンズリーグでも1955年から1960年まで5連覇を成し遂げました。驚異的な成績です。
 ステファノはレアルで通算282ゲームに出場し216ゴールを挙げました。ゴールゲッターとしての能力を如何なく発揮したのです。

 ステファノ選手の実績を挙げていくとキリがありませんので、以上にしますが、チームメイトであったハンガリー出身のプスカシュ選手らと共にレアル・マドリードの「第一期黄金時代」を構築したことは間違いありません。
 それどころか「レアル・マドリードを世界的なレベルに引き上げた」といった記述も目立ちます。「世界屈指のクラブであるレアル・マドリードを創った」といっても良いのかもしれません。

 「世界のサッカープレーヤー・ベスト100」といった類の企画が時々見られますが、ディ・ステファノは必ずと言って良いほど「ベスト10」に入っています。そして、多くの場合「ベスト5」に入っています。
 今から50年以上前に活躍したプレーヤーにも関わらず、これだけ高い評価を受け続けているのは驚くべきことです。

 また、2008年に行われた「レアル・マドリード史上最高のプレーヤーを選ぶインターネット投票」でも、ディ・ステファノはジダンらを抑えてトップでした。

 「銀河系軍団」と呼ばれたように、綺羅星の如く多数の名選手がプレーしたレアル・マドリードで、21世紀の代表プレーヤーであるジネディーヌ・ジダンを抑えて、1950年代に活躍したディ・ステファノが選ばれるというのは、投票者の年代やインターネットへの参加数を考慮すれば、尋常なことではありません。ステファノのクラブへの貢献が、いかに大きかったかを如実に示していますし、それがレアルファンの間で語り継がれてきたことは間違いないでしょう。

 これ程の名選手でありながら、ペレやマラドーナなどと比べて知名度がいまひとつである理由は「ワールドカップでのプレー経験が無い」ためでしょう。

 ディ・ステファノはレアル・マドリードを、サネッティはインテル・ミラノを、メッシはFCバルセロナを「世界一のクラブ」に押し上げました。
 こうした事実は、アルゼンチン出身プレーヤーの特質を示しているように思うのです。


関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[マドリード・オープン2014] 錦織圭選手、決勝で棄権し惜しくも準優勝!
NEW Topics
[温故知新2020-競泳3] 男子100m背泳ぎ 日本チームのメダル独占
[競馬(無観客)] 安田記念2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス3] 「アイス・ドール」 クリス・エバート選手
[温故知新2020-男子テニス4] 黒人プレーヤーの先駆者 アーサー・アッシュ選手
[ブンデスリーガ2019~20(無観客)] 鎌田大地選手 2試合連続ゴール
[競馬コラム269] オークス2020のデアリングタクトと日本ダービー2020のコントレイル
[温故知新2020-陸上競技4] 男子走り幅跳び オリンピック金メダリストの記録
[ブンデスリーガ2019~20・第27節(無観客)] バイエルン・ミュンヘン 圧勝
[温故知新2020-女子テニス2] アメリカの英雄 ビリー・ジーン・キング選手
[競馬(無観客)] 東京優駿(日本ダービー)2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス1] 「史上最強」 マーガレット・コート選手
[温故知新2020-男子テニス3] ダブルスの名手 ジョン・ニューカム選手
[温故知新2020-陸上競技3] 男子10,000m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-競泳2] 男子1,500m自由形 日本チームの全盛期
[温故知新2020-競泳1] 男子100m自由形 日本チームの黄金時代
[FIFAワールドカップ2010準々決勝] ドイツチームの完勝
[温故知新2020-男子テニス2] 「史上最強」 ロッド・レーバー選手
[競馬(無観客)] 優駿牝馬(オークス)2020の注目馬
[温故知新2020-陸上競技2] 男子1,500m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-陸上競技1] 男子100m オリンピック金メダリストの記録
[ラグビーワールドカップ2011プールA] 日本チーム フランスチームを相手に65分まで4点差の健闘
[温故知新2020男子テニス-1] ウィンブルドンを勝てなかった イワン・レンドル選手
[競馬コラム268・ヴィクトリアマイル2020] 感動的なレース
[FIFAワールドカップ1986決勝] アルゼンチンチーム 2度目の優勝
[競馬(無観客)] ヴィクトリアマイル2020の注目馬
[NPB・MLB2020] 「開幕」に向けての動き
[ブンデスリーガ2019~20] 無観客での再開へ
[競馬コラム267-日本馬の海外挑戦12] 2009年 牝馬の挑戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ブラジルチーム 貫録の勝利
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] 日本チーム 史上初のPK戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ランパード選手 「幻」のゴール
[Jリーグ2020] イニエスタ選手のオンライントークショー
[競馬(無観客)] NHKマイルカップ2020の注目馬
[NBA2020] 個人トレーニング再開に向けての動き
[UEFA-EURO2012-グループD] イングランドとフランスの激突
[競馬コラム266-天皇賞(春)2020] フィエールマンの連覇とC.ルメール騎手の天皇賞4連勝
[UEFA-EURO2012-グループB] ポルトガル デンマークとの接戦を制す
[競馬コラム265・下鴨ステークス2020] スズカルパン 100戦出走達成!
[UEFA-EURO2012-グループA] 開幕戦 ギリシャチーム 驚異の粘り
[UEFA-EURO2012-グループD] フランスチームの堅守
[競馬(無観客)] 天皇賞(春)2020の注目馬
[UEFA-EURO2012-グループC] イタリアとクロアチア 一歩も引かず
[競馬コラム264-日本馬の海外挑戦11] 2007年 シンガポール競馬への進出
[UEFA-EURO2012準々決勝] クリスティアーノ・ロナウドVSチェフ
[競馬コラム263-日本馬の海外挑戦10] 2006年 ハーツクライとデルタブルース
[スーペルコパ2020準決勝] FCバルセロナ よもやの敗退
[UEFA-EURO2012準決勝] 「怪物」バロテッリ選手の2ゴール
[マラソン2020] 「心臓破りの丘」 山田敬蔵氏 逝去
[競馬コラム262-日本馬の海外挑戦-9] 2005年 ゼンノロブロイとハットトリック
[MLB2020・MVPランキング] バリー・ボンズ選手の凄さ
Entry TAG
ディ・ステファノ・アルゼンチンの名プレーヤー  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 123456789101112131415161718192021222324252627282930