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HOME   »   陸上競技  »  [陸上競技] 川元奨選手 男子800m競走で日本新記録樹立
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 陸上競技男子の競走種目において「日本と世界の差が最も大きいのは800m競走と1500m競走」であると言われて久しいのですが、その800m競走で川元奨選手が1分45秒75の日本新記録を樹立しました。

 この5年振りの日本記録樹立も素晴らしいことなのですが、国際大会で海外のランナーに勝ち、優勝したことも称賛に値すると思います。

 「ゴールデングランプリ陸上2014東京」大会は、5月11日に国立競技場で開催されました。取壊し前の現国立競技場における、最後の陸上競技大会でした。

 このゴールデングランプリ大会というのは、国際陸上競技連盟(IAAF)が主催する、陸上競技の国際大会サーキット・IAAFワールドチャレンジミーティングスのひとつです。このカテゴリーの大会は賞金が高く、世界ランク50位以内の選手の出場人数他の制限の中で、高いレベルの競技が展開される仕組みとなっています。

 従って、東京で開催されるとはいえ、どの種目でも、日本人選手が優勝するのは至難の業です。ましてや、最も世界との差が大きいと言われている中距離競走種目で、日本人ランナーが優勝するのは、本当に難しいことなのです。

 川元選手は、この厚い壁を見事に破りました。

 レースは、日本人ランナーが最も弱いとされている2週目の3コーナー・残り200mからのスピードアップで、川元選手が先頭に立ち、4コーナーでは2m程のリード。このまま直線90mを粘り切ったという、「世界の走り」を魅せました。強い勝ち方でした。
 2012年アフリカ選手権銀メダリストであり、この大会の昨年の優勝者もあるアンソニー・チェムト選手らの強豪を抑えて、川元選手が快勝したのです。
800mや1500mでは、常にアフリカや欧州の選手に遠く及ばないものと思い込んでいた私には、信じられないような光景でした。(間違った思い込みで恐縮です)

「21歳の川元奨選手の走りと記録」は、日本陸上競技界強化への地道な取組みが、着実に成果を上げてきている証左だと思います。
 
 昨2013年には、100mの桐生祥英選手や200mの飯塚翔太選手が好記録を出して話題となりました。桐生選手や飯塚選手は今シーズン目立った記録を出していないように見えますが、走りを観ると地力を上げていると感じます。蓄積されたエネルギーが記録として現れる日も遠くないでしょう。
 そして今シーズン、800mに川元奨選手が登場したのです。おそらく、他の種目にも「今後の日本陸上競技界を支えていく若手選手」が育っているのでしょう。

 2016年のリオデジャネイロ・オリンピックが、今から本当に楽しみです。

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川元奨選手800m競走で日本新記録  
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