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 NBA2013~2014シーズンのプレーオフも佳境を迎えています。

 イースタン・カンファレンスの決勝は、インディアナ・ペイサーズとマイアミ・ヒートの対戦となりました。プレーオフ1回戦でのアトランタ・ホークスの善戦がありましたが、結局第一シードと第二シードの両チーム、昨年と同じカードに落ち着いた形です。

 一方のウエスタン・カンファレンスの決勝は、サンアントニオ・スパーズとオクラホマシティ・サンダーの対戦となりました。イースタンCに比べて接戦の多い1・2回戦でしたが、結局第一シードと第二シードで落ち着いた形です。こちらも、昨年と同じ対戦となりました。

 両カンファレンスでNBAファイナル進出に向けた激しい戦いが繰り広げられるのです。

 さて、1947年・昭和22年、第二次世界大戦が終結してから2年後に始まったNBAファイナルですが、1969年から「ファイナルMVP」という制度が開始されました。このファイナルMVPの推移は、その時代その時代のNBAの姿を良く示してくれています。

① 1969年~1979年 混戦の時代
 両カンファレンスで、ボストン・セルティックスとロサンゼルス・レイカーズが優位にあったとはいえ、全体としては混戦の時期です。ファイナルMVPも毎年のように変わりました。

 1971年のカリーム・アブドルジャバーや1972年のウィルト・チェンバレンは、MBA史上に残る得点・リバウンドの記録を打ち立てたプレーヤーです。この期間に、唯一2度のMVPに輝いたのは、ニューヨーク・ニックスのウィリス・リード。センタープレーヤーとしてニックスの2度の優勝に大貢献しました。

② 1980年~1988年 マジック・ジョンソンとラリー・バードの時代
 この9年間は、ボストン・セルティックスとロサンゼルス・レイカーズの時代でした。1982年を除いて、両チームは交互にNBAファイナルを制しています。

 MVPもレイカーズからマジック・ジョンソンが3度、セルティックスからラリー・バードが2度受賞しています。アブドルジャバーやセドリック・マクスウェルといったプレーヤーも交えて、両チームが凌ぎを削ったのです。

③ 1989年と1990年 バットボーイズとアイザイア・トーマスの時代
 この2シーズンは、セルティックスとレイカーズの時代からシカゴ・ブルズの時代への橋渡しの時期です。
 1988年からファイナルに登場したデトロイト・ピストンズが2連覇し、MVPにはジョー・デュマースとアイザイア・トーマスが選ばれています。2人とも「バッドボーイズ」の一員でした。デュマースの得点力は素晴らしいものでしたが、その後の監督としての活躍などを考慮して、アイザイア・トーマスの時代とします。

④ 1991年~1998年 マイケル・ジョーダンの時代
 この8年間で、シカゴ・ブルズは6度ファイナルを制し(3連覇×2回)、その6度全てにおいてMVPはマイケル・ジョーダンでした。この圧倒的な存在感は、NBA史上他に類を見ません。

 実は、3連覇2回の間をぬって、1994年と1995年にはヒューストン・ロケッツがファイナルを制し、2度ともアキーム・オラジュワンがMVPを受賞しています。「アキーム・オラジュワンの時代」と言えますし、素晴らしい実績なのですが、その前後をブルズとジョーダンに挟まれているために、少し影が薄くなっているのが残念なところです。

⑤ 1999年~2005年 ティム・ダンカンとシャキール・オニールの時代
 この7年間、サンアントニオ・スパーズとロサンゼルス・レイカーズが3度ずつファイナルを制し、MVPはティム・ダンカンとシャキール・オニールでした。身長211cmのダンカンと216cmのシャックは圧倒的な存在感でした。

⑥ 2006年~2008年 過渡期
 ヒート、スパーズ、セルティックスとファイナル制覇したこの時期は、絶対的なチームが存在しない過渡期といえます。
もちろん、セルティックスとスパーズは、21世紀に入ってから常に、相当に高いチーム力を維持してきましたし、ヒートはチーム力を挙げてきていたのですが、いずれのチームも一時代を築くには至りませんでした。

⑦ 2009年と2010年 コービー・ブライアントの時代
 この2年間はロサンゼルス・レイカーズがファイナルを制して、コービーが2度MVPを受賞しました。コービーは、シャックがMVPを受賞し続けた頃からレイカーズの中心選手でしたが、シャックが居る時にはMVPには手が届きませんでした。
 そして、ついにコービー・ブライアントの時代が到来したのですが、年齢的な関係もあってか2年で終わってしまいました。コービーへのご褒美のような2シーズンであったのかもしれません。

⑧ 2011年~ レブロン・ジェームズの時代
 マイアミ・ヒートは2011年から3年連続でファイナルに進出し、2012・2013年に優勝しています。そして2度ともレブロンがMVPを受賞しました。
 レブロン自身は2003年からキャブスで大活躍していたのですが、チーム力が不足していたのでしょうか、ファイナルに進出することは出来ませんでした。

 レブロン・ジェームズは2010年にヒートに移籍し、ついにその力を、マイケル・ジョーダンに匹敵するとも言われている力を、ファイナルの場で示す機会を得たのです。

 こうして見ていくと、次第に「○○の時代のサイクル」が短くなってきています。21世紀に入ってからNBA各チームの力が拮抗してきている証左でしょう。

 NBAプレーオフ2014で、マイアミ・ヒートが「レブロン・ジェームズの時代」を継続することが出来るのか、とても興味深いゲームが続くのです。
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