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HOME   »   MLB  »  [MLB] やはりツーシームによってストライクを取っていくことは重要
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 MLBの先発投手は1登板で100球を目途に投げます。

 この前提で「6イニング3失点以内」のクオリティ・スタートを目指すのですから、1イニング当たり平均16~17球で終わらせていかなくてはなりません。
 もし完投を目指すのであれば、少し球数が多くなるとして110球を要するとすると、1イニング当たり12~13球で終わらせなくてはなりません。

 クオリティ・スタートを目指すとして、1イニング16球なら、打者3人とすれば一人当たり5球強となりますが、実際には完全試合やノーヒットノーラン以外の場合なら、ヒットやエラー、四死球で出塁がありますから、1イニング・打者3人ではなく、平均4人位を想定する必要があるでしょう。
 そうすると、16球÷4打者=4球となりますから、打者一人当たり平均4球で終わらせていかなければなりません。

 これが完投となると、良く抑え込んでいるゲームでしょうから1イニング当たりの打者数は減少するとして、平均3.5人としましょう。12球÷3.5打者=約3.5球となり、打者一人当たり3~4球で終わらせていくことになります。

 どちらの場合でも、なかなか大変なことです。

 当然ながら、時には3-2というカウントとなることも有り得ることを考えれば、逆に、時には「1球で抑える=凡打で打ち取る」ことも必要となります。

 そうすると、打者から見ると「打てそうな球=ストライクの球」でありながら「打つと凡打になる球」が投手にとって必要ということになります。この球は「見送られた時にストライク」であることが望ましいのです。「ボール」では、球数の増加につながってしまうからです。

 一方、「ストライクコースからボールコースへの変化球」を多投すると、3-2や2-2といったカウントになり易く、球数が多くなるため、先発投手が7イニング・8イニングといった長いイニングの投球や、あるいは完投するのは難しくなるということになります。

 このことが「MLBの投手がツーシームのストレート(ストライク)を多投する」大きな理由だと思います。
 打者一人当たり3~4球で抑え込まなくてはならないのですから、初球からストライクを取らなくてはなりません。出来ることなら、その初球を凡打してもらいたいのです。

 打者の方も、メジャーの先発投手に0-2や1-2と追い込まれてしまうと「打てない可能性が高まります」から、「打てそうなボールなら初球から狙っていく」のです。

 この投手・打者両方のニーズから、初球にストライクを投げる必要が、投手側に生ずるのです。

 投手は「打者を打つ気にさせるが、凡打になるストライク」を投げて行くことになります。
この条件に最も適しているのが「ツーシームのストレート」なのであろうと思います。ストレートでありながらベース上で微妙に変化し、バットの芯を外すというのは、このニーズにピッタリです。

 もちろん、スライダーやカーブ、スプリットでも「ストライク」になるボールであれば同じ効果が得られるのでしょうが、これらは「空振り」を狙う時にストライクからボールになるコースに投げることも多いのです。
 そうすると、「見送られたり待たれたりすると球数が多くなってしまう」怖れがあるのです。

 最近のMLBのゲームや日本人投手の投球を観るにつけ、打者に対する初球・2球目のツーシームの重要性を、従来以上に感じます。

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