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HOME   »   競馬  »  [競馬コラム16] 三冠すべて2着の偉業
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 10月14日に行われた第17回秋華賞G1は、春の桜花賞G1、オークスG1の二冠を制していたジェンティルドンナが、春の二冠いずれも2着だったヴィルシーナを接戦の末ハナ差下して、優勝。いわゆる牝馬3冠を成し遂げました。

 牝馬三冠は、三冠目のレースがエリザベス女王杯であった時代の1986年のメジロラモーヌを含めて、ジェンティルドンナで4頭目の快挙です。

 ところで、このレースも2着だったヴィルシーナは、結果として牝馬三冠すべて2着の偉業?(本稿では「準三冠馬」と呼びたいと思います)を達成しました。牝馬三冠馬は4頭いるのに、準三冠馬はヴィルシーナ1頭ですから、実現の難しさでは、こちらが上という感じもします。

 牡馬の三冠レース、皐月賞・日本ダービー・菊花賞ですべて2着だった馬は、珍記録マニアの間では有名?な1958年・昭和33年の3歳馬カツラシュウホウ1頭です。ヴィルシーナの活躍で、牡馬・牝馬の準三冠馬が揃ったことになります。

 カツラシュウホウの記録が、ある意味でヴィルシーナに勝っている(異なっている)所は、ヴィルシーナが三冠全ての勝ち馬がジェンティルドンナ1頭であるのに対して、カツラシュウホウの方は、三冠全てのレースの勝ち馬が異なる点です。
 皐月賞はタイセイホープにクビ差の2着、日本ダービーはダイゴホマレにハナ差の2着、菊花賞はコマヒカリに1/2馬身差の2着となっています。いずれも僅差の2着ですから、カツラシュウホウの関係者は、さぞかし悔しい思いをされたことでしょう。

 準三冠馬がいるのであれば、準二冠馬もいるハズです。最近でも2011年のウィンバリアシオンが、オルフェーヴルが優勝した日本ダービー・菊花賞の2着馬です。

 直ぐに思い出すだけでも、1963年メイズイが優勝した皐月賞・日本ダービーの2着馬グレートヨルカ、1964年シンザンが勝った日本ダービーと菊花賞の2着馬ウメノチカラ(ウメノチカラは皐月賞3着と惜しくも?準三冠を逃しています)、1968年の皐月賞・日本ダービーの2着馬タケシバオー、1976年の皐月賞・菊花賞の2着馬テンポイント、1983年ミスターシービーが勝った皐月賞・日本ダービーの2着馬メジロモンスニー、と挙がりますので、ちゃんと調べればもっと居るのでしょうが、やはり「準」となると二冠馬は迫力に欠ける一方で、例えばグレートヨルカは残る一冠菊花賞に勝ち、テンポイントは天皇賞(春)・有馬記念に勝っているなど、他の大レースで勝っている名馬達を、準二冠馬と呼ぶのも不自然ですので、「準」は、準三冠馬のみを評価することにします。

 準三冠牡馬カツラシュウホウは、2歳時に朝日杯3歳ステークスという後のG1レースを勝っていますが、4歳古馬になってからも天皇賞(春)をトサオーにクビ差2着と、大レースにおける2着癖?は治りませんでした。それでも生涯成績は、25戦13勝と高い勝率を残していますし、阪神大賞典、中京記念、鳴尾記念といった数々の重賞も制していますので、一時代を築いた馬といって良いと思います。

 さて、準三冠牝馬ヴィルシーナです。こちらは、まだ重賞はデイリー杯クイーンカップG3の1勝です。オークスの時は、ジェンティルドンナに5馬身の差をつけられましたが、秋華賞はハナ差と詰め寄りました。実は、馬体重が432㎏→450㎏と18㎏も増えています。秋華賞ゴール前の瞬発力を観ると、重め残りではなく、筋肉が付いた18㎏増と思われますので、馬体が本格化したということでしょう。今後の彼女の活躍が、大いに期待されます。

 本稿は、とめどない話になってしまい恐縮ですが、多くの印象深い馬を思い出すことが出来ました。その点に免じて、お許しいただければと思います。

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