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HOME   »   サッカー  »  [ブラジルWC-4] ベスト4・準決勝の展望
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 再び仮に、6月7日の本ブログ「ベスト8・準々決勝の展望」通りの結果となったとすれば、準決勝の組合せは下記の通りとなります。(大会ルール通り)

[想定される準決勝の組合せ]
① ブラジル対ドイツ
② スペイン対アルゼンチン

 何か、最初から決めてあったかのような組合せとなりました。グループリーグの組合せが抽選ですから、最初から決めてあったなどということは有り得ないのですが、抽選で決まったグループの組分けから、勝ち進むチームを想定し、大会ルール通りに組み合わせていくと、こういう組合せになるのですから、とても不思議な感じがします。

 何しろ、南米から2チーム、ヨーロッパから2チームが準決勝に進出し、同地区のチームが対戦することが無いという組合せなのです。
 加えて、この4チーム=ブラジル、ドイツ、スペイン、アルゼンチンは、おそらく「世界中のサッカーファンが予想する4強のセット」の中で最も多いものでしょう。まさに、FIFAワールドカップWC2014ブラジル大会のベスト4に相応しいチームが勝ち進んできて、望ましい組合せで準決勝を戦うという感じがします。

 さて、試合の展望です。

① ブラジル対ドイツ

 一語で言えば「どちらが勝ってもおかしくない」対戦です。

 ドイツチームは、近年のWCで「準決勝までは圧倒的な強さで勝ち進むが、準決勝では完敗する」傾向が有ります。2006年の自国(ドイツ)開催のWCでも準決勝であっさり?と敗退しました。大応援を背にしての戦いでしたが、準々決勝まで見せてきた攻撃が影を潜めたのです。
 そして2010年の南アフリカWCでも、準決勝でスペインチームに完敗しました。スペインのパスサッカーの前に「ほとんどボールに触ることも出来ず」敗れた感じです。

 ドイツ代表チームのWCにおける戦い方・チーム編成は徹底した「トーナメント対応チーム」です。「良く守って、ショートカウンターから少ない人数で得点する」形に徹底しています。

 センターライン上で相手ボールを奪うと、一気に速いパスとドリブルでペナルティエリア付近まで持ち込み、「ゴール前に敵味方の選手が少ない状況」で、ゴール前のミロスラフ・クローゼ選手にボールを集めます。世界サッカー史上屈指の点取り屋(WC史上2位の14得点の記録を継続中)のクローゼ選手は足や頭での「面の創り方が絶妙」です。大天才と言って良いでしょう。
 クローゼ選手は既に35歳のベテランですが、今大会も代表に選出され、4度目のWC出場となります。

 そして、ワントップのクローゼ選手を支える中盤ミッドフィールダーが多彩で強力です。メスト・エジルとルーカス・ポドルスキーのアーセナルのコンビ、シュバインシュタイガーとトマス・ミュラー、トニ・クロース、マリオ・ゲッツェのバイエルン・ミュンヘンのカルテット、サミ・ケディラ(レアル・マドリード)、アンドレ・シュールレ(チェルシー)等々の代表常連組、マティアス・ギンター(フライブルグ)、ユリアン・ドレクスラーといった若手まで、豪華絢爛・多士済々。いったいどのように組み合わせていくのでしょうか。

 こうしたドイツチームのプレーは、平均して高い得点力を生み出しますが、それが不思議とWC準決勝になると機能しない理由は、「先発組にベテランが多いチームなので疲労が蓄積し運動量が低下すること」や「チームの調子のピークをグループリーグに合わせて、大会に臨む」ことなどが考えられます。(イタリアチームは、チームの調子のピークを決勝トーナメントベスト4あたりに合わせている感があります。従って、イタリアは準決勝まで進んで来れば決勝に進出する確率が高いのでしょう)

 特に、後者については、過去2大会の結果を踏まえて対応策が練られていることと思いますので、今大会のドイツチームは準決勝でも力を発揮することでしょう。

 一方のブラジルチームは、これはもう開催国として「絶対に負けられない試合」ということになります。

 私は、戦力的にはドイツの方が僅かに上かなと思いますが、「南米で開催されるワールドカップでヨーロッパのチームは優勝できない」という公理?を適用?して、ブラジルの勝利とします。

② スペイン対アルゼンチン

 代表チームの近時の成績を勘案すれば、スペインの方がチーム力は上でしょう。スペインチーは2008年から世界の頂点に君臨し、南アWCと2度のユーロを制しました。2008年~2012年の5年間、スペインチームは「圧倒的に世界一のチーム」だったのです。

 従って、両チームともコンディションが良い状態で戦えば、スペインが有利だと思いますが、ワールドカップは連戦が続きます。スペインの黄金期を支えてきたメンバーもさすがに歳を取りましたから、準決勝まで来ると相当疲労が蓄積されていると思います。

 一方のアルゼンチンは、この数年チームとしてのまとまりが不十分な感じです。ブラジルに次ぐ南米のサッカー大国なのですから、常時素晴らしいプレーヤーには恵まれているのですが、その力が代表チームとなると発揮されない状態が続いていました。
 しかし、準決勝まで駒を進めたとなれば、多彩なタレントが輝くゲームを続けてきているということになります。このアルゼンチンは強いでしょう。

 特に、攻撃陣は素晴らしい。現時点でフォワードFWに、リオネル・メッシ(FCバルセロナ)、セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)、ゴンサロ・イグアイン(ナポリ)、ロドリゴ・パラッシオ(インテル)、エセキエル・ラベッシ(パリ・サンジェルマン)の5人が登録されていますが、いったい「誰を外したら良いのか」困ってしまう豪華メンバー。

 ミッドフィールダーMFも、ディ・マリア(レアル・マドリード)、ハビエル・マスチェラーノ(FCバルセロナ)、エンソ・ペレス(ベンフィカ)、リッキー・アルバレス(インテル)、マキシ・ロドリゲス等々、これも選ぶのに困りそうです。

 もちろんディフェンダーDFにも、マルティン・デミチェリスとパブロ・サバレタのマンチェスター・シティのコンビなどが居ますから、決して悪くはないのですが、攻撃陣が凄すぎるのです。

 こうした溢れんばかりのタレントが有機的に結合するプレーを展開できれば、アルゼンチンが決勝に進出する可能性は十分に有るでしょう。

 さて、困りました。この大会の準決勝で対戦するとすれば、スペインとアルゼンチンは互角なのです。

 2013年のコンフェデレーションズカップ決勝でブラジルに完敗したスペインチームは、やはりピークアウトしたと見るのか、スペインチームのワールドクラスの大会における圧倒的な経験を重視するのか。

 ここは、スペインチームの意地に重きを置くことにしました。「大試合に勝つ秘訣を知っている」スペインが、僅差でアルゼンチンを退けると見ます。

 難しいが、とても楽しい検討が終了しました。

 FIFAワールドカップ2014ブラジル大会の「決勝はブラジルとスペイン」の対戦になるとの結論に達しました。

 ここまで4稿に渡って、準決勝までの展望を見てきました。
 決勝戦の展望は、楽しみとして取って置くことにします。

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