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HOME   »   サッカー  »  [ワールドカップこぼれ話] 「グループリーグ」と「1次リーグ」
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 今ワールドカップの我が国における報道を見ると、決勝トーナメント進出チームを決めるA組~H組のリーグ戦の呼称を、「グループリーグ」と表記している場合と「1次リーグ」と表記している場合が混在しています。

 どちらであっても意味は掴めますから、大きな問題は無いのですが、「グループリーグ」と呼ぶ方がより正確でしょう。

 まず、「1次リーグ」と呼ぶ以上は「2次リーグ」の存在が必要でしょう。今大会には2次リーグがありません。

 推定ですが、例えば「グループリーグ・グループCの戦い」と表記すると「グループ」という言葉が重複するために「1次リーグ」という言葉を用いているのではないかと思います。「1次リーグ・グループCの戦い」と表記した方が重複感が無いからです。

 長いワールドカップの歴史においては「1次リーグ」+「2次リーグ」+決勝戦、が存在していた大会があります。

① 1974年西ドイツ大会
・出場 16チーム
・1次リーグ→4チームずつ4グループに分かれて実施。各組上位2チーム・計8チームが2次リーグに進出。
・2次リーグ→4チームずつ2グループに分かれて実施。各組1位のチーム同士が決勝戦を戦い、各組2位のチーム同士が3位決定戦を戦う。

② 1978年アルゼンチン大会
・出場 16チーム
・1次リーグ→4チームずつ4グループに分かれて実施。各組上位2チーム・計8チームが2次リーグに進出。
・2次リーグ→4チームずつ2グループに分かれて実施。各組1位のチーム同士が決勝戦を戦い、各組2位のチーム同士が3位決定戦を戦う。

③ 1982年スペイン大会
・出場 24チーム
・1次リーグ→4チームずつ6グループに分かれて実施。各組上位2チーム・計12チームが2次リーグに進出。
・2次リーグ→3チームずつ4グループに分かれて実施。各組1位の4チームがトーナメント方式で準決勝・決勝を戦う。

 以上の3つの大会が、1次リーグ・2次リーグ・決勝戦が存在した大会でした。
 つまり「1次リーグ」という言葉は、この3つの大会でしか使われなかった言葉なのです。

 それにしても、1978年大会まではワールドカップ本大会に出場できるのは16チームでした。現在の半分です。つまり世界各地の予選を勝ち抜くことが、現在の決勝トーナメント進出に相当する難関であった訳です。

 よく「昔はワールドカップに出場することなど夢のまた夢だった」といった言葉を耳にしますが、それは「日本サッカーのレベルが世界に比べて低かったから」ばかりではなく、そもそも16チームしか出場できなかったから、出場が困難だったことも要因のひとつなのでしょう。
 現在で言えば「決勝トーナメント進出16チームに入って初めて、当時のワールドカップ出場と同じステージ」なのですから。

 1982年スペイン大会から、出場チーム数が24チームに増えましたが、2次リーグの運営方法が変わりました。

 ちなみに1986年メキシコ大会から2次リーグは無くなり、16チームによる決勝トーナメント方式になりました。同時に「1次リーグ」という呼称は無くなり、「グループリーグ」となったのです。

 そして、1998年フランス大会から出場チーム数が24→32チームへと増えました。日本がワールドカップ初出場を果たしたのは、このフランス大会だったのです。

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