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HOME   »   サッカー  »  [ブラジルWC-21] 実力を見せ始めたアフリカの代表チーム
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 [グループH アルジェリア4-2韓国]

 初戦でベルギーに逆転負けを喫していたアルジェリアチームが、6月22日の第2戦に登場し、4点を奪って韓国チームに快勝しました。初戦から先発メンバーを5人入れ替えた采配が実を結んだ形です。

 6月21日にはガーナがドイツを相手に2-2で引き分けていますし、ナイジェリアがボスニア・ヘルツェゴビナに1-0で勝っていますから、初戦の出来がいまひとつであったアフリカ地区の代表チームが、第2戦では実力を発揮してきていると感じます。

 このゲームのポイントを挙げます。

① アルジェリアの見事な攻撃

 特に、韓国に1点を返され1-3とされた押され気味の後半16分、自陣からパスを繋いで、ゴール前でブラヒミ選手とフェグリ選手がワンツーを決めて挙げた4点目は見事でした。これだけ綺麗にパスを繋いでの得点は、今大会でも屈指のものであったと思います。

 それ以外の得点シーンも、強靭なフィジカルと正確なボールコントロールの賜物でした。アルジェリアサッカーの進歩がプレーに表れていました。

② 韓国サッカーの反発力の素晴らしさ

 前半0-3とリードされながら後半早々に1点を返し、1-4と再び3点差とされても1点を返し2-4と反撃したゲーム内容は、韓国チームの精神力の強さを感じさせるものでした。

 0-3となっても意気消沈する様子は全く無く、むしろ前半より良い動きを見せて、チーム全体が連動してアルジェリアゴールを目指す力強さは、まさに韓国サッカーの真髄でした。

 特に、後半14分のキ・ソンヨン選手のミドルシュートは強烈。ホン・ミョンボ監督の現役時代のミドルシュートを彷彿とさせるものでした。
 しかし、このシュートをGKエムボリ選手が好セーブ。打ちも打ったり、クリアするもクリアしたりという感じの、ワールドクラスのプレーの応酬でした。

③ 守りに入った時のアルジェリアチームの問題点

 初戦のベルギー戦でも観られたことですが、攻めている時(前半)と守りに入った時(後半)のアルジェリアチームは、別のチームのようです。
 守りに入ると、相手ボールを取りに行くことはせず、ズルズルと後退しますのでピンチの連続になるのです。

 「守り切るのが苦手なチーム」なのではないかと思いますので、今後はこのゲームの前半の後半のようなプレー、中盤で競ってボールを取りに行くプレーを、ゲームを通して展開していく方が、持ち味が活きるのではないでしょうか。

④ ロングボールからの得点

 今大会に共通する事象ですが、センターライン付近からの40m前後のロングボールからの得点が多くなっています。

 このゲームでも、アルジェリアの1点目と3点目、韓国の1点目の計3得点は、ロングボールからのものでした。
 ロングボールを受けたフォワードFWが、数的不利な状況下でもDFやGKと競り合って決めていく形ですが、DFの戦術や技術が進歩している現代サッカーでは、こうした「ロングボールをゴール前に送り込むプレー」が効果的なのでしょう。少なくとも、相手DFの人数を1~2名に抑え込むことはできます。
 昔戻りのようにも見えますが、螺旋階段状にサッカーが進歩しているということでしょう。

 それにしても、アルジェリアチームの4点目には「高度なパスサッカーの精神と技術」を感じました。もともとフィジカル面では一頭抜けていると言われるアフリカサッカーに、このようなパスサッカーが根付いて来ているのです。

 アフリカの代表チームが、ワールドカップ・ベスト4以上の成績を残すのは、そう先のことではないと思います。
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