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 [グループA ブラジル4-1カメルーン]

 グループリーグの最終第3戦、ブラジルはカメルーンに勝利して2勝1引分としてグループリーグ突破を決めるとともに、3点差の勝利でしたので、同組のメキシコを得失点差で上回り、グループAの1位通過となりました。

 1位通過と2位通過では、決勝トーナメント1回戦(ベスト16)の対戦相手が異なります。グループBの1位通過がオランダ、2位通過がチリであることは、ゲーム前に分かっていたことですから、ブラジルとしては1位通過することで、ベスト16の相手をチリとしたかったと思いますから、このゲームは「安心できる得失点差」を確保しなければならない、難しいゲームでした。
 3点目4点目が入り、ようやく安心できたゲームだったことでしょう。

 案の定、ゲーム運びのうまさに定評があるメキシコはクロアチアを3-1で下しましたから、ブラジルとしては1-0での勝利や引き分けであれば2位通過となっていました。
 優勝を狙うチームは、「グループリーグを突破さえすれば良い」などとは、決して考えません。

 もちろん、たとえ2位通過でもベスト16のゲームでオランダに勝てばよいわけですが、チームの調子が上がる前に強豪国と対戦するのは回避したいと考えるのが、当然の戦略でしょう。

 さて、大会開幕後ブラジルチームの調子は上がりませんでした。

 初戦は、クロアチアに3-1で勝利したとはいえ、ネイマール選手の2得点に負うところが大きいゲームでした。第2戦はチリのゴールキーパーGK・オチョア選手の大当たりに遭遇したとはいえ0-0の引き分けで、1位通過が危ういところまで追い込まれました。

 そして、第3戦も前半17分にネイマール選手が先取得点を挙げたものの、前半26分に今大会ここまで無得点のカメルーンチームに初得点を許して同点とされました。
 そして前半35分、再びネイマール選手の得点で2-1とリードして前半を終了しましたが、ゲーム内容は互角、あるいはカメルーンにやや押され気味というもので、「ネイマール頼み」という試合内容は、とても安心できるものではありませんでした。

 ネイマール以外に得点できないチームという状態は、チームとしては良くないことであることは明らかですし、実際2-1のまま勝ち切ったところでメキシコとのグループ1位争いは微妙でしたし、2-2の同点とされるリスクもありました。もちろんネイマールのハットトリックという可能性もあったのですが、いかにネイマールとはいえ、狙ってハットトリック出来る程、ワールドカップは甘くないでしょう。

 後半開始の頃には「ブラジル危うし」という感じが漂っていました。

 そして後半4分、ネイマールのフリーキックからブラジルの波状攻撃、最後はフレッジ選手が決めて3点目。
 これで、相当安心したブラジルチームは、後半38分、フレッジ→オスカル→フェルナンジーニョと繋いで4点目を挙げ、ゲームを決めるとともに「おそらく1位通過できる」であろう状況を創り出したのです。
 ブラジルチームにとってギリギリのゲームであったと思います。

 このゲームの後半に入って「ブラジルはようやくチームとして動き出した」ように観えます。

 昨年のコンフェデレーションズカップのゲーム内容などから、ブラジルチームがチームとして考えている得点者の順位を推定してみます。

① ネイマール
② フレッジ
③ パウリーニョ
④ オスカル
⑤ その他のプレーヤー

 といったところではないかと思います。

 エースのネイマールは、その能力とポジションから、チームの得点エンジンであることは明らかです。
 また、ワントップのフレッジは、ポストプレー他により、相手ゴール周辺で味方プレーヤーにボールを供給するのが主たる仕事でしょうが、何しろ「常に相手ゴールに最も近いところに位置する」のですから、得点のチャンスも生まれます。
 ペナルティエリア付近での鬩ぎ合いの中から、一度中盤にボールを下げた時、ミッドフィールダーMFにミドルシュートのチャンスが生まれることが有りますが、ブラジルチームでこれを打っていくのはパウリーニョの仕事になります。
 ネイマールとのペナルティエリア近辺でのボールのやり取りから、自身もゴールを狙う機会があるという意味で、オスカルにもシュートチャンスがあるでしょう。

 この①~⑤のパターンの中で、このゲームの前半までは①ネイマールに頼り切ったチームとなっていたのですから、調子が上がっていなかったと言わざるを得ません。大変危ない状況だったのです。
 後半にフレッジ選手のゴールが生まれ=②が実現し、最後に⑤が実現した形。ようやくチームとしてのブラジルが稼働したように観えます。調子が上がらなかったチームをここまで支えてきたネイマール選手の貢献は、極めて大きなものだと思います。

 ただし、ブラジルチームの重要な得点源であり、相手にとっての驚異でもあり、得点パターンを飛躍的に広げる効果もある③パウリーニョのミドルシュートは、決まっていないどころか姿も見えないという感じです。これからということでしょう。

 従って「ブラジルチームの調子は70%位」という感じです。

 もちろん、70%というのはグループリーグを突破する段階での調子としては十分というか、「絶好という見方」もあります。
 近時の大会は「グループリーグ全勝のチーム」は中々優勝できていないという事実もあります。(2010年大会のスペインは初戦のスイス戦に敗れての2勝1敗、2006年大会のイタリアは2勝1引分での通過)

 さて、開催国ブラジルが、なんとか1位通過を決めました。

 ワールドカップ2014ブラジル大会は、これからです。

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