FC2ブログ
HOME   »   サッカー  »  [ブラジルWC-27] グループリーグで各チームのエースが活躍し過ぎではないか?
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 変な表題で恐縮ですが、今大会のグループリーグは各チームのエースの活躍が目立ちます。

 後から「○○の大会」と呼ばれるとして、○○の候補プレーヤーが、グループリーグのゲームから大活躍していることが、「珍しいこと」だと感じますので、こうした題名になりました。

 例えば、1986年メキシコ大会は「マラドーナの大会」と呼ばれています。(「○○の大会」という呼ばれ方が始まったのも、この大会からだと思います)
 アルゼンチンが優勝した大会でしたが、この大会でアルゼンチンのエース、ディエゴ・マラドーナ選手が大活躍し、大会MVP=ゴールデンボール賞を受賞しました。数々の印象的なゴールシーンを生み出したマラドーナは、間違いなくこの大会の主役でした。

 しかし、この大会のグループリーグでは、マラドーナは1得点しか挙げていないのです。グループAに入ったアルゼンチンチームは、初戦韓国相手に3-1、2戦目イタリアと1-1の引き分け、3戦目でブルガリアに2-0の2勝1引分で、グループリーグを突破しましたが、マラドーナゴールはイタリア戦の1得点だけでした。

 グループリーグでは、同僚のバルダーノ選手やブルチャガ選手、ルジェリ選手が得点し、バルダーノは2得点しています。

 続く決勝トーナメント1回戦でアルゼンチンはウルグアイを1-0で下していますが、この1点もバスクリ選手でした。

 この大会を「マラドーナの大会」にした活躍は、準々決勝と準決勝の2試合でした。それぞれのゲームでマラドーナ選手は2点ずつ計4点を挙げ、準々決勝2-1イングランド戦勝利、準決勝2-0ベルギー戦勝利に大貢献しています。準々決勝と準決勝のアルゼンチンチームの全得点を、マラドーナが叩き出したのです。

 そして決勝は3-2で西ドイツを下し、アルゼンチンが優勝しましたが、マラドーナ選手は得点していません。ブラウン選手、バルダーノ選手、ブルチャガ選手が各1得点でした。

 この事実は、「マラドーナの大会」と呼ばれる基礎となった印象が、準々決勝と準決勝の4得点にあったことを示しています。特に準々決勝イングランド戦の「5人抜き」「神の手」の2ゴールが印象的だったのでしょう。
 もちろん、アシストプレーの活躍もありましたが、マラドーナ選手はグループリーグでは「鳴りを潜めていた」と言ってよいでしょう。

 このことは「1986年のアルゼンチンチームにはマラドーナ以外にも多くの優秀なプレーヤーが居て活躍した」ことを示しています。
 パサレラ、ブルチャガ、エンリケ、バルダーノ、バティースタ、ボルギ等々、素晴らしいプレーヤーが揃ったチームだったと思います。

 さて、翻って今大会を観てみましょう。(6月25日時点)

 ○○候補の、例えばブラジル・ネイマール選手はグループリーグで4得点、アルゼンチンのメッシ選手も4得点、オランダのロッベン選手とファン・ペルシ選手は3得点ずつ、ドイツのミュラー選手も3得点と、いずれもチームの勝利に貢献する大活躍です。

 このこと自体は素晴らしいことなのですが、気になるのは

① 各チームの選手層の厚み・得点力

 チームの総合力は得点シーンに表れると思いますので、特定のプレーヤーからしか得点が生まれないチームは、チーム力が十分とは言えないでしょう。

② エースプレーヤーのコンディション維持の難しさ

 グループリーグで「鳴りを潜めていた」マラドーナ選手は、決勝トーナメントで一気に実力を爆発させました。体力面・精神面の両面から、余力十分な形で準々決勝・準決勝に臨んだものと思われます。

 本大会でグループリーグから全開の各チームのエースプレーヤーの調子・コンディションが、決勝トーナメントが進むにつれてピークアウトしないか心配です。

 とはいえ、グループリーグから決勝トーナメントまで継続して活躍を続けるプレーヤーも居るでしょうし、大会が進むにつれて調子を上げて、複数のプレーヤーが得点するようになるチームも当然出てくるでしょう。

 こんな心配が杞憂に終わることを祈っています。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[競馬] 宝塚記念2014 注目馬
NEW Topics
[温故知新2020-女子テニス6] 「豪打」と「悲劇」 モニカ・セレシュ選手
[温故知新2020-陸上競技8] 男子円盤投げ オリンピック金メダリストの記録
[PGAツアー2019~20(無観客)] ダスティン・ジョンソン選手 今期初優勝
[NPB2020(無観客)] ロッテマリーンズ 8連勝!
[競馬コラム271・宝塚記念2020] 「重巧者」 クロノジェネシス 圧勝!
[温故知新2020-男子水球] オリンピックにおけるメダル獲得チーム
[NPB2020(無観客)] 山川穂高選手の逆転3ランホームラン
[温故知新2020-競泳6] 女子200m平泳ぎ 日本チーム「伝統」の種目
[競馬(無観客)] 宝塚記念2020の注目馬
[セリエA2019~20(無観客)] 再開!
[プレミアリーグ2019~20(無観客)] 再開!
[PGAツアー2019~20(無観客)] ベテランの戦い
[NPB2020(無観客)] 開幕3連戦の結果
[温故知新2020-陸上競技7] 女子円盤投げ オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-競泳5] 男子4×200mフリーリレー 日本チームの復活
[温故知新2020-男子ホッケー] オリンピックにおけるメダル獲得チーム
[NPB2020(無観客)] 6月19日 歴史的な開幕
[競馬コラム270-日本馬の海外挑戦13] 2010年 ブエナビスタとナカヤマフェスタ
[温故知新2020-女子テニス5] 「強烈無比なフォアハンド」 シュテフィ・グラフ選手
[温故知新2020-男子テニス6] 初代「ザ・オールラウンダー」 ピート・サンプラス選手
[温故知新2020-女子バレーボール] オリンピックにおけるメダル獲得チーム
[リーガ・エスパニョーラ2019~20(無観客)] 再開!
[PGAツアー2019~20(無観客)] トーナメントの再開!
[温故知新2020-陸上競技6] 男子砲丸投げ オリンピック金メダリストの記録
[ラグビー日本選手権2006・2回戦] 早稲田大学チーム トヨタ自動車チームを破る
[温故知新2020-競泳4] 男子200m平泳ぎ 日本チームの「お家芸」
[ブンデスリーガ2019~20(無観客)] バイエルン 圧倒的な攻撃力
[温故知新2020-女子テニス4] WTAツアー歴代最多勝 マルチナ・ナブラチロバ選手
[温故知新2020-陸上競技5] 女子走り高跳び オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-男子バレーボール] オリンピックにおけるメダル獲得チーム
[ブンデスリーガ2019~20(無観客)] 長谷部誠選手 309試合出場!
[温故知新2020-男子テニス5] 「フラットの強打」 ジミー・コナーズ選手
[UEFA-EURO2000準決勝] フランス ポルトガルとの死闘を制す
[温故知新2020-競泳3] 男子100m背泳ぎ 日本チームのメダル独占
[競馬(無観客)] 安田記念2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス3] 「アイス・ドール」 クリス・エバート選手
[温故知新2020-男子テニス4] 黒人プレーヤーの先駆者 アーサー・アッシュ選手
[ブンデスリーガ2019~20(無観客)] 鎌田大地選手 2試合連続ゴール
[競馬コラム269] オークス2020のデアリングタクトと日本ダービー2020のコントレイル
[温故知新2020-陸上競技4] 男子走り幅跳び オリンピック金メダリストの記録
[ブンデスリーガ2019~20・第27節(無観客)] バイエルン・ミュンヘン 圧勝
[温故知新2020-女子テニス2] アメリカの英雄 ビリー・ジーン・キング選手
[競馬(無観客)] 東京優駿(日本ダービー)2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス1] 「史上最強」 マーガレット・コート選手
[温故知新2020-男子テニス3] ダブルスの名手 ジョン・ニューカム選手
[温故知新2020-陸上競技3] 男子10,000m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-競泳2] 男子1,500m自由形 日本チームの全盛期
[温故知新2020-競泳1] 男子100m自由形 日本チームの黄金時代
[FIFAワールドカップ2010準々決勝] ドイツチームの完勝
[温故知新2020-男子テニス2] 「史上最強」 ロッド・レーバー選手
Entry TAG
グループリーグで各チームのエースが活躍しすぎ?  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031