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HOME   »   サッカー  »  [ブラジルWC-47] 守り切ったアルゼンチン
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 [準決勝 オランダ0-0アルゼンチン (PK戦4-2でアルゼンチン勝ち)]

 「守り合いの様相」を呈したゲームでした。両チームともに相手チームの攻撃の芽を早めに摘み取り、決定的な形に持ち込ませない展開で、これはこれで高度なゲームと言えるのでしょう。
 また、この展開は明らかにアルゼンチンペースでした。

 アルゼンチンはオランダにスペースを与えませんでした。このゲームで、トップスピードに乗ったロッベン選手の20m位のドリブルをほとんど見ることが出来なかったのが、アルゼンチンチームの「ピッチ全面カバーディフェンス」の成功を示しているように思います。
 これで「決勝トーナメント3ゲームを2得点で勝ち抜いた」ことになります。この大会のアルゼンチンが「守りのチーム」であることは間違いないでしょう。

 オランダチームは、準々決勝までのゲームに比べて動きが悪かったように観えました。さすがに準々決勝コスタリカ戦の120分のゲームの疲労が残っていたのかもしれませんが、そんなことで動けなくなるメンバーとも思えませんので、ひょっとするとベースキャンプが使えなくなったことが、存外影響を与えていたのかもしれないと感じます。

 オランダチームがブラジル大会のベースキャンプとした施設との契約を7月7日迄しか締結しておらず、準決勝以降は別の宿泊施設を利用することとなったと報道されました。意外というか不思議な話です。
 これが本当なら、よもや準々決勝までに敗退すると予想していた訳でもないのでしょうから、チームスタッフというかオランダサッカー協会の凡ミスということでしょうか。
 ファン・ハール監督が「選手達はこの施設を大変気に入っていた」とコメントしていたのが印象的です。「コスタリカ戦の疲労+宿泊施設の変更」がオランダチームの体力を奪ったということかもしれません。

 話をゲームに戻します。

 攻め味に乏しいゲームで、120分の戦いを終えてPK戦に入り、これをアルゼンチンが制して決勝に進出した訳ですが、勝因というかオランダの敗因は以下の2つかと思います。

① 後半アディショナルタイムのマスケラーノ選手の守備

 徹底したマークもあって持ち味を発揮できなかったロッベン選手が、このゲーム唯一と言って良いチャンスを創出したのは、通算91分・後半アディショナルタイムのプレーでした。カイト選手からスナイデル選手、そしてロッベン選手へと繋いでゴール左側にロッベン選手が突進、左脚でのシュートを狙います。
 アルゼンチンチームの守備をかいくぐり、狭いエリアでの見事なパス回しでした。

 そのロッベン選手の足元にマスケラーノ選手がスライディング、ロッベンのシュートはマスケラーノの足に当たり弾かれました。いつもよりロッベン選手のシュートタイミングが遅かった感じもありましたが、マスケラーノ選手のカバーも見事でした。

 時間帯が時間帯でしたので、オランダチームにとっては惜しまれるプレーでした。サッカーというのは、本当に一瞬で明暗が分かれる競技です。

② PK戦でのスナイデル選手の失敗

 PK戦オランダの一人目フンテラール選手が止められて、アルゼンチンのメッシ選手が決め、二人目ロッベン選手が決めて、アルゼンチンのガライ選手も成功、そしてオランダの三人目スナイデル選手のシュートを、アルゼンチンのゴールキーパーGKロメロ選手が止めました。

 これでPK戦は3-1でアルゼンチンリードとなりましたが、そのこと以上に「オランダの心臓」スナイデルが止められたことのダメージは大きかったと思います。「これでマラカナンでの欧州対決は無くなった」と感じました。

 正直に言って、見所の少ないゲームであったと思いますが、何はともあれアルゼンチンは24年振りに決勝に進出しました。
 相手は同じドイツ(当時は西ドイツ)。マラドーナが自身2度目のワールドカップ制覇を目指しながら、西ドイツに1-0で苦杯したゲームでした。
そして24年後、メッシが自身の初優勝を目指してドイツと戦うのです。

 アルゼンチンの「ピッチ全面カバーディフェンス」がドイツの攻撃陣に通用するのか、リオネル・メッシ選手の爆発はあるのか、等々興味は尽きません。

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