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HOME   »   テニス  »  [ウインブルドン2014女子シングルス] 世代交代の大会か。
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 7月3日に行われた女子シングルス準決勝の組合せです。

・クビトバ選手(24歳)vsサファロバ選手(27歳)
・ハレップ選手(22歳)vsブシャール選手(20歳)

 そして、決勝はクビトバ選手とブシャール選手の対戦となり、クビトバが快勝し2度目の栄冠に輝きました。

 この準決勝と決勝は、「女子シングルスには世代交代の波が押し寄せていること」を如実に示していると思います。

 21世紀に入って圧倒的な力を示してきたウイリアムズ兄弟(ビーナス34歳・セリーナ32歳)や昨年の覇者バルトリ選手(29歳)を抑えて、20代前半のプレーヤーが決勝を争ったのです。

 ご存じのように、ウインブルドン大会女子シングルスには、過去30年以上に渡って「秩序」が存在しました。

① 1978年~1996年までの19年間
[マルチナ・ナブラティロバ選手とシュティフィ・グラフ選手の時代]
 この間のウインブルドン大会は、ナブラティロバ選手が優勝9回、グラフ選手が7回優勝と2人で16回優勝しています。
 この時代の序盤にはクリス・エバート(結婚後はクリス・エバート・ロイド)選手、中盤から終盤にはハナ・マンドリコワ選手やヤン・ノボトナ選手が健闘しましたが、2人の牙城はなかなか崩せませんでした。

② 2000年~2012年間までの13年間
[ウイリアムズ兄弟の時代]
 この間の大会は、ビーナス・ウイリアムズ選手が5回、セリーナ・ウイリアムズ選手が5回、計10回優勝しています。
 この時代の前半にはリンゼイ・ダベンポート選手が中盤から現在に到るころにはマリア・シャラポワ選手が健闘しましたが、厚い壁でした。

 こうした、明確な優勝候補が存在し、他のプレーヤーがこれに挑む形であったウインブルドン大会が、2013年以降は新鋭選手が登場し、混戦状態となっています。
 まだたったの2年間ですが、この時期が1997年~1999年の3年間、マルチナ・ヒンギス選手やヤン・ノボトナ選手が活躍し、ウイリアムズ兄弟の時代への布石となった時代と重なるものなのか、それとも「当分続く戦国時代」なのかは分からないところですが、世代交代の時期であり、ある意味ではとても面白い時代であることは、間違いありません。

 今大会特に注目された若手プレーヤーは、カナダの20歳ウージニー・ブシャール選手でした。そもそも、テニス4大大会決勝でカナダのプレーヤーというのが珍しく、ウインブルドン大会では初の決勝進出者でした。

 準決勝まで1セットも落とさずに決勝に進出しましたから、前日の記者会見では自信満々でしたが、決勝では第一セットこそ3ゲームを取ったものの、第二セットは0-6と完敗でした。

 ブシャール選手は、スピンが効いたボールを打つのですけれども、ボールのスピードはそれ程ではないのです。これに対して、クビトバ選手はフラットな打球も打つことが出来ますので、打球スピードで勝りました。芝のウインブルドンでは、速いボールを駆使できる方が有利ですから、一方的なゲームとなってしまったように思います。

 とはいえ、ブシャール選手は2014年の全豪・全仏でベスト4に入るなど急速に力を付けてきていますので、次代の世界女子テニス界を牽引するプレーヤーになる能力を十分に備えていることは異論のないところでしょう。今後の活躍がとても楽しみです。

 ウインブルドン2014女子シングルスは「世代交代を色濃く反映した大会」であったと思います。

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