FC2ブログ
HOME   »   サッカー  »  [ブラジルWC-53] 2006年・2010年・2014年各大会の日本代表チームの成績
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 今大会の日本代表チームは、残念ながら2敗1引分という成績でグループリーグ敗退となりました。

 前回南アフリカ大会では、2勝1敗でリーグを突破していたのです。この成績の大きな違いは、どこから生まれたのでしょう。直近3大会の日本代表チームの成績を比較してみましょう。

[2006年ドイツ大会]
グループリーグ
・第1戦 オーストラリア3-1日本
・第2戦 クロアチア0-0日本
・第3戦 ブラジル4-1日本
2敗1引分で、グループリーグ敗退。

[2010年南アフリカ大会]
グループリーグ
・第1戦 カメルーン0-1日本
・第2戦 オランダ1-0日本
・第3戦 デンマーク1-3日本
 2勝1敗で、グループ2位・決勝トーナメント進出
・決勝トーナメント1回戦 パラグアイ0-0日本(PK戦5-3でパラグアイの勝利)

[2014年ブラジル大会]
グループリーグ
・第1戦 コートジボワール2-1日本
・第2戦 ギリシャ0-0日本
・第3戦 コロンビア4-1日本
2敗1引分で、グループリーグ敗退。

 こうして並べてみると、いくつか気が付くことがあります。

① 2014年大会は2006年大会と驚くほど似ていること

 初戦で先制しながら逆転を許したこと、第2戦は0-0で引分けたこと、第3戦は1-4で大敗したこと、第2戦の相手は欧州チーム、第3戦は南米チームなど、まるで2014年大会は2006年大会のコピーのようです。3ゲームのスコアも、僅かに1点しか違いません。

② 3大会とも初戦の先制点を挙げていること

 日本チームは3大会すべての初戦で先制しています。これは素晴らしいことでしょう。そして、逆転された2006年と2014年は、それ以降チームを立て直すことが出来ませんでした。
 一方、初戦カメルーン戦を1-0で勝ち切った2010年大会は勢いに乗って、第2戦の強豪オランダを相手にしてスナイデル選手の1ゴールに抑え込み0-1で惜敗しましたが、得失点差で優位を保ったまま第3戦デンマーク戦に臨み、3-1で快勝しました。本田選手と遠藤選手のフリーキックなどで3点を挙げた、このデンマーク戦の勝利は日本チームによるワールドカップ史上最も輝かしい勝利でしょう。

 こうして見ると、今大会のポイントは「1-0とリードして前半を終えたコートジボワール戦の後半戦」であったことが分かります。あの後半45分を零封し1-0で勝利していれば、2010年大会のような展開に持ち込めていたのかもしれません。

③ 2010年に比べて「守備力が相対的に落ちていた」のか。

 コートジボワール戦の「魔の3分間」で2失点してしまった今大会と、エトー選手を中心としたカメルーンチームを零封した2010年大会を比較すると、守備力の差があると感じられます。

 もちろん、この4年間でサッカー競技自体が進歩し、日本チームも進歩しましたが、相手チームも当然に進歩していますので、ここでいう守備力とは「相対的守備力」ということになります。

 2010年大会では、日本チームのスピードと運動量を背景とした守備力が、世界トップクラスのチームに対しても十分通用する水準だったのです。オランダ相手に1点しか許さず、パラグアイを零封したのですから、間違いないでしょう。

 しかし、2014年大会では日本チームの守備力は相対的に下がっていて、コートジボワール戦の後半に、同じような形で連続失点してしまったことになりますし、控え選手主体のコロンビアに4失点を喫することとなったのです。

 特にコロンビア戦は、ゴール前の動きのスピード・技術で明らかにコロンビアの選手が勝っていて、振り切られてシュートを許していましたし、そのシュートはサイドネット、それもゴールポストから50cm付近に突き刺さるという、ゴールキーパーにとってどうしようもないコースに飛びました。コロンビアチームの攻撃力が日本の守備力を上回っていたのです。4年間の進歩なのかもしれません。

 日本代表チームは、再興に向けて動き出すことになります。どのようなチーム創りをしていくのかは、これからの話なのでしょうが、「相対的な守備力の向上」も重要なポイントのひとつになると思います。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[競馬コラム113] アメリカ・クラシック三冠馬(その2)
NEW Topics
[温故知新2020-男子テニス4] 黒人プレーヤーの先駆者 アーサー・アッシュ選手
[ブンデスリーガ2019~20(無観客)] 鎌田大地選手 2試合連続ゴール
[競馬コラム269] オークス2020のデアリングタクトと日本ダービー2020のコントレイル
[温故知新2020-陸上競技4] 男子走り幅跳び オリンピック金メダリストの記録
[ブンデスリーガ2019~20・第27節(無観客)] バイエルン・ミュンヘン 圧勝
[温故知新2020-女子テニス2] アメリカの英雄 ビリー・ジーン・キング選手
[競馬(無観客)] 東京優駿(日本ダービー)2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス1] 「史上最強」 マーガレット・コート選手
[温故知新2020-男子テニス3] ダブルスの名手 ジョン・ニューカム選手
[温故知新2020-陸上競技3] 男子10,000m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-競泳2] 男子1,500m自由形 日本チームの全盛期
[温故知新2020-競泳1] 男子100m自由形 日本チームの黄金時代
[FIFAワールドカップ2010準々決勝] ドイツチームの完勝
[温故知新2020-男子テニス2] 「史上最強」 ロッド・レーバー選手
[競馬(無観客)] 優駿牝馬(オークス)2020の注目馬
[温故知新2020-陸上競技2] 男子1,500m オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-陸上競技1] 男子100m オリンピック金メダリストの記録
[ラグビーワールドカップ2011プールA] 日本チーム フランスチームを相手に65分まで4点差の健闘
[温故知新2020男子テニス-1] ウィンブルドンを勝てなかった イワン・レンドル選手
[競馬コラム268・ヴィクトリアマイル2020] 感動的なレース
[FIFAワールドカップ1986決勝] アルゼンチンチーム 2度目の優勝
[競馬(無観客)] ヴィクトリアマイル2020の注目馬
[NPB・MLB2020] 「開幕」に向けての動き
[ブンデスリーガ2019~20] 無観客での再開へ
[競馬コラム267-日本馬の海外挑戦12] 2009年 牝馬の挑戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ブラジルチーム 貫録の勝利
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] 日本チーム 史上初のPK戦
[FIFAワールドカップ2010ラウンド16] ランパード選手 「幻」のゴール
[Jリーグ2020] イニエスタ選手のオンライントークショー
[競馬(無観客)] NHKマイルカップ2020の注目馬
[NBA2020] 個人トレーニング再開に向けての動き
[UEFA-EURO2012-グループD] イングランドとフランスの激突
[競馬コラム266-天皇賞(春)2020] フィエールマンの連覇とC.ルメール騎手の天皇賞4連勝
[UEFA-EURO2012-グループB] ポルトガル デンマークとの接戦を制す
[競馬コラム265・下鴨ステークス2020] スズカルパン 100戦出走達成!
[UEFA-EURO2012-グループA] 開幕戦 ギリシャチーム 驚異の粘り
[UEFA-EURO2012-グループD] フランスチームの堅守
[競馬(無観客)] 天皇賞(春)2020の注目馬
[UEFA-EURO2012-グループC] イタリアとクロアチア 一歩も引かず
[競馬コラム264-日本馬の海外挑戦11] 2007年 シンガポール競馬への進出
[UEFA-EURO2012準々決勝] クリスティアーノ・ロナウドVSチェフ
[競馬コラム263-日本馬の海外挑戦10] 2006年 ハーツクライとデルタブルース
[スーペルコパ2020準決勝] FCバルセロナ よもやの敗退
[UEFA-EURO2012準決勝] 「怪物」バロテッリ選手の2ゴール
[マラソン2020] 「心臓破りの丘」 山田敬蔵氏 逝去
[競馬コラム262-日本馬の海外挑戦-9] 2005年 ゼンノロブロイとハットトリック
[MLB2020・MVPランキング] バリー・ボンズ選手の凄さ
[フィギュアスケート2020春・世界ランキング] 羽生選手、紀平選手が共に1位
[NPB2020] 菅野智之投手 超絶の仕上がり
[高校野球2020] 花巻東高校 女子野球部が練習開始
Entry TAG
2006年大会と驚くほど似ている2014年大会の日本の成績  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 123456789101112131415161718192021222324252627282930