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HOME   »   陸上競技  »  [世界ジュニア陸上2014] なかなか見られなかったシーン
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 陸上競技の世界大会の男子4×400mリレー決勝レース。
 アンカーが第4コーナーを回って、先頭はアメリカ、2番手にジャマイカ、これはいつもの光景。3番手に日本、えっ凄いね。
 そして、日本チームのアンカー加藤修也選手(早稲田大学)が直線でジャマイカチームのアンカーを抜き去り、2位でゴールイン。これまでの世界大会では、なかなか見られなかった、素晴らしいレースでした。

 レース後のコメントも「1位を取れたレースだった」との反省の弁。確かに、日本チームは2・3走のランナーが、3コーナー過ぎから前のチームを追っていましたから「外側のコース」を走ることとなりましたので、1位のアメリカチームよりかなり長い距離を走り切りました。
 1600mリレーでは「追い抜くのは直線走路」が望ましいのですけれど、やはり目の前にランナーが居ると、抜きたくなるものなのでしょう。

 アメリカ合衆国のオレゴン州ユージンで開催されていた第15回世界ジュニア陸上競技選手権大会で、日本チームは好成績を残しました。
 2014年12月末時点で20歳未満であるプレーヤーを対象とした大会であり、この世代の世界のトップクラスが集う大会ですから、世界との比較を行う上では絶好の大会でした。

 この大会の日本のメダリスト(3位以内入賞者)は、以下の通りです。(日付順)

① 男子100m 3位 桐生祥秀(東洋大学)
② 男子400m 2位 加藤修也(早稲田大学)
③ 男子走り幅跳び 3位 城山正太郎(東海大学・北海道)
④ 男子10000m競歩 1位 松永大介(東洋大学)
⑤ 男子4×100mリレー 2位 日本チーム
⑥ 男子4×400mリレー 2位 日本チーム

 以上、金メダル1、銀メダル3、銅メダル2の計6個のメダルを獲得するという、堂々たる成績でした。

 競歩の松永選手の金メダルは見事です。もともと、我が国には競歩種目の伝統があり、脈々と世界トップクラスの選手を輩出してきたのですが、オリンピックや世界選手権といった大きなゲームでは、優勝という結果を残せませんでした。この大会で、松永選手が優勝したということは「その殻を破った」ことのように感じられます。
 おそらく競歩界には、松永選手以外にも優秀なプレーヤーが複数居ると思いますので、今後の国際大会における日本人プレーヤーの大活躍が観られることでしょう。

 男子400mリレーと1600mリレーの銀メダルも見事です。
 特に、4人の力を合わせ(チームワーク良く)、バトンパスなどの技術面の優位を利してのレース展開という、従来の日本チームの強みに加えて、桐生選手・加藤選手という個人種目でもメダルを獲得している「大砲」を用意していたという点が、一層素晴らしいことだと思います。
 「大砲+チームワーク+高い技術」というのは、日本のリレーチームが常に追い求めてきたスキームでしょうから、それが実現できたというのは、まさに快挙と言えるでしょう。

 城山選手の走り幅跳び銅メダルも、とても素晴らしいと思います。日本初のオリンピック金メダリストである織田幹雄選手や南部忠平選手といった「跳躍ニッポン」の伝統が少し下火になってから、長い月日が経ちました。走り幅跳びや三段跳びは、極めて高い技術を要する種目ですから、本来日本人に向いている筈なのです。
 絶対筋力の強化により、世界3位を獲得した城山選手を中心として、「跳躍ニッポン」の伝統復活を目指してほしいものです。

 2014年にジュニア世代ということは、2020年東京オリンピックの時には24~25歳という「アスリートとして完成される年齢」になる世代です。
 この世代が、ジュニア時代から、世界と互角以上に戦えているというのは、何と頼もしいことでしょう。日本陸上界の一層の飛躍が期待されます。
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世界ジュニア陸上で日本人選手大活躍  
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