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HOME   »   ゴルフ  »  [PGAツアー] 2014年8月6日現在の賞金ランキング
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 2013~2014年シーズン最後のメジャー大会・全米プロ選手権を控えた段階での、PGAツアー賞金ランキングを観てみたいと思います。

 今シーズンのPGAツアーには、国別・地域別対抗戦を除くと46の大会が用意されていますが、全米プロを控えた時点で既に40の大会を終えています。

 残るレギュラーシーズンの大会は、全米プロとウィンダム選手権の2つ。これを終えると「フェデックスカップのプレーオフ4大会(ザ・バークレイ、ドイツ銀行選手権、BMW選手権、ザ・ツアーチャンピオンシップ)」に入ります。そして、今シーズン最終戦のザ・ツアーチャンピオンシップ大会でフェデックスカップ・チャンピオンが決まる形です。

 プレーオフ初戦のザ・バークレイズには、フェデックスポイント上位125人しか出場できませんから、レギュシーズンの残る2戦、全米プロとウィンダム選手権では、130位前後のプレーヤーによる熾烈なプレーオフ進出争いも展開されるのです。

 フェデックスポイント・ランキングと獲得賞金ランキングは、必ずしも一致しませんが、当然ながら概ね連動しています。
 
 さて、8月6日時点の賞金ランキング上位10プレーヤーを観てみましょう。(カッコ内は、出身国と主な優勝大会他)

1位 ババ・ワトソン(米。マスターズ、ノーザントラストOP)
2位 ロリー・マキロイ(イギリス。全英OP、ブリジストン招待)
3位 ジミー・ウォーカー(米。フライズドットコムOP他3勝)
4位 セルヒオ・ガルシア(スペイン)
5位 ジム・フューリク(米)
6位 ダスティン・ジョンソン(米。HSBCチャンピオンズ)
7位 マット・クーチャー(米。RBCヘリテージ)
8位 マーティン・カイマー(ドイツ。全米OP、ザ・プレーヤーズ選手権)
9位 ジョーダン・スピース(米)
10位 パトリック・リード(米。ヒュマナチャレンジ、WGCキャデラック選手権)


 2014年のマスターズトーナメントを制したババ・ワトソン選手がトップ、全英オープンを制したロリー・マキロイ選手が2位、全米オープンを制したマーティン・カイマー選手が8位と、さすがにメジャートーナメントチャンピオンは賞金ランキングでも上位に居ます。
 これは、メジャートーナメントの賞金が大きいということもありますが、何より「今シーズン好調」であることを示していると思います。さすがに、メジャーに勝った以外に目立った成績を残していないとなれば、世界最高のゴルフツアーであるPGAツアーのトップ10に入ることは、到底できないことなのです。

 3選手はいずれも今シーズン2勝を挙げています。素晴らしいシーズンを送っているということでしょう。特に、マキロイ選手は全英を勝った後ブリジストン招待も制していますから、今シーズン終盤に調子を上げてきた形です。「強い時の強さがずば抜けているという点」では、タイガー・ウッズ選手に近いタイプのプレーヤーですから、全米プロでも活躍してくれそうです。

 3位のジミー・ウォーカー選手は2013年10月の今シーズン初戦・フライズドットコムOPでツアー初優勝を遂げて波に乗り、今季3勝と勝利数でトップです。既に35歳ですから「遅れてきたルーキー」という感じですが、187cmの長身から繰り出されるショットで、今後もツアーを湧かせてくれそうです。

 2013年10月末のHSBCチャンピオンズで優勝し、現在賞金ランク6位のダスティン・ジョンソン選手は現在30歳。そのプレー振りから、今後のPGAツアーを支えるアメリカ人プレーヤーと評価されています。但し、2014年に入ってからは、いざという時に力を発揮できないトーナメントが続いているのが気になるところでしょうか。

 10位のパトリック・リード選手は24歳、アメリカの若手のホープに育ちました。今季2勝を挙げていますが、2013年8月のウィンダム選手権で初優勝でしたので「最近の1年間で3勝」と絶好調ともいえます。1年間に3勝もしている割には、ここまでは比較的目立たないというか地味な印象ですが、「強い時にはとても強い」タイプのプレーヤーですので、今後の大きなトーナメントでは侮れない存在でしょう。

 4位のセルヒオ・ガルシア選手、5位のジム・フューリック選手、9位のジョーダン・スピース選手は、今シーズン優勝は無いものの、多くの大会で上位に食い込むことでトップ10入りを果たしています。

 ガルシア選手は、直近7月31日~8月3日のブリジストン招待でも、最終日トップでスタートしながらマキロイ選手に逆転を許すなど、惜しいゲームが数多くあります。
 世界ゴルフ界にデビューした頃は、その天才的なプレー振りから「神の子・ガルシア」と呼ばれたものですが、そのガルシアも34歳となりました。まだ果たしていないメジャー大会制覇に向けて、勝負強さを身に付けていただきたいと思います。

 フューリク選手も、5月のザ・プレーヤーズ選手権で2位、7月の全英オープンで4位、同じく7月のカナディアンOPで2位と、着々と上位に顔を出す活躍です。
 既に44歳ですが、2003年の全米オープンチャンピオンであり、フェデックスカップの年間王者にも輝き、PGAツアー通算12勝という実績を誇る大ベテランプレーヤーです。実力者が7月に調子を上げて来ていますから、全米プロやプレーオフシリーズに向けて、活躍が期待されます。

 スピース選手は、言わずと知れたアメリカ若手のホープです。アマチュア時代には、タイガー・ウッズ選手に匹敵する成績を残してプロ入り。2013年7月のジョンディアクラシック大会に19歳でツアー初優勝。10代でのPGAツアー優勝は82年振りと、タイガーが打ち立ててきた最年少記録に挑み続けている存在なのです。
 今シーズンも4月のマスターズでババ・ワトソンと優勝争いを演じての2位など、堅実な成績を残してはいるものの、優勝には届いていないのです。
 しかし、21歳になったばかりの若手プレーヤーですから爆発力がありそうですので、全米プロやプレーオフシリーズでの大活躍も十分期待できます。

 以上が、8月6日時点の賞金ランク・ベスト10でした。
 残り僅かとなった2013~2014年シーズンを占う意味で、興味深い内容だと感じます。

 日本人プレーヤーでは、松山英樹選手が24位に食い込んでいます。ザ・メモリアルトーナメントでのPGAツアー初優勝と共に、立派な成績です。故障から復帰途上でこれだけの成績を残すことが出来るのですから、凄いものです。

 賞金ランキングにおいて、その他で目に付くのは、11位のジャスティン・ローズ選手(イングランド)、13位のアダム・スコット選手(オーストラリア)の2プレーヤーでしょうか。メジャートーナメントにも強く、このところ世界ランキングでも常に上位を占めるインターナショナルプレーヤーの代表格です。
 
 ローズ選手は6月のクイッケンローンズ大会で、スコット選手は3月のクラウンプラザ招待で、今シーズンそれぞれ1勝を挙げて健在振りを示しています。
 ショットの良さには定評がある2人ですので、全米プロおよびプレーオフシリーズでも大活躍を魅せてくれそうです。

 「ビッグネーム」プレーヤーの順位も確認しておきましょう。

 全米オープンとマスターズを各1勝、計メジャートーナメント2勝のアンヘル・カブレラ選手(44歳、アルゼンチン)は48位。しばらくPGAツアーで勝っていないなと思っていたら今年7月のザ・グリーンブライアークラシック大会で優勝しました。さすがに「意外性のプレーヤー」です。
 調子に乗ったら手が付けられないタイプですので、この復活は他のプレーヤーの驚異でしょう。

 全米オープンと全英オープンにそれぞれ2勝、計メジャー大会4勝を誇る「ビッグ・イーズィ」ことアーニー・エルス選手(44歳、南アフリカ)は78位です。2012年の全英オープン以来優勝がありませんが、もともと大きな大会に強いプレーヤーです。まだまだ老け込むには早すぎますので、今後もあの素晴らしいスイングを魅せていただきたいと思います。

 マスターズ3勝、全英オープン・全米プロ各1勝、計メジャートーナメント5勝の「ビッグレフティー」ことフィル・ミケルソン選手(44歳、米国)は86位。昨2013年の全英オープンチャンピオンが、今シーズンはやや調子を落としている感じです。
 とはいえ、アプローチショットの切れ味は他の追随を許しません。エルス選手同様、こちらもまだまだ老け込む年齢ではありませんから、「ツアーの顔」としての活躍が続くことでしょう。 

 「ビッグネーム」を観ていましたら、3人とも44歳でした。そういえば前述のジム・フューリク選手も44歳です。

 カブレラが1969年9月生まれ、エルスが同年10月生まれ、フューリクが1970年5月生まれ、ミケルソンが同年6月生まれとなっています。
 こうした超大物ゴルファー4人が、1年の間に誕生しているというのも興味深いところです。

 さて、「賞金額」はプロプレーヤーの実力を測る最も有力な物差しのひとつです。最も重要な基準であるという意見も多数目にします。そもそも「賞金というのはプロフェッショナルの存在価値そのもの」であると言えるのかもしれません。

 現時点の1位ババ・ワトソン選手の賞金額は5,166,661ドル(約5億2千7百万円)、そして3位のジミー・ウォーカー選手の賞金額は5,074,340ドル(約5億1千8百万円)。その差は僅かに92,321ドル(約942万円)。

 「5億円を超える賞金額水準における10百万円未満の僅差の中で、3人のプレーヤーが凌ぎを削っている状態」は、PGAツアーのレベルの高さ・選手層の厚さを感じさせます。
 PGAツアーの賞金王というのは、ある意味ではそのシーズンのプロゴルファー世界一ということでしょう。
 プロゴルファー世界一になるのは、本当に容易なことではないのです。
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