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HOME   »   NFL  »  [NFL] 2012年レギュラーシーズン前半を振り返って
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 NFLのレギュラーシーズンは、各チームが17週間で16ゲームを実施します。先週末に第8週の各ゲームが行われました。各チーム17週の内1週が休みですので、全てのチームが8試合を消化しているわけではないのですが、レギュラーシーズン前半を振り返ってみたいと思います。尚、私がNFLの基本情報を入手しているサイトは「nfljapan.com」です。英語のnfl公式サイトも見ますが、やはり日本語の方が読みやすいのです。ご参考に、urlを記載します。

http://www.nfljapan.com/

 さて、今期の注目ポイントとして本ブログで挙げていた、3人のクオーターバックQBの成績はどうなっているのでしょう。

 「第一の注目QB」は、インディアナポリス・コルツからデンバー・ブロンコスに移り、故障から回復したペイトン・マニングです。「610日ぶりの復活」として採り上げました。ブロンコスが所属するのは、アメリカン・フットボール・カンファレンスAFCの西地区です。
 
 ブロンコスは7試合を消化して4勝3敗、西地区のトップに立っています。ペイトン・マニングのプレー振りは「さすが」の一言です。シーズン当初は、当然手探りの部分があったのでしょう、4試合を消化して2勝2敗でしたが、その後の3試合を2勝1敗と勝ち越しました。特に、最近のゲームでは、チームの得点力が上がってきています。ペイトンがチームに馴染んできたというか、チームがペイトンの考えるプレーに慣れてきたというところでしょうか。
 ペイトン・マニングは、7試合で2113ヤードを投げ、17タッチダウン、4インターセプト、QBレートは109.0とNFL全体1位。堂々たる成績です。今シーズンも4000ヤード獲得が確実なパスプレーですが、移籍していきなりの好成績ですので、さすがとしか言いようがありません。

 AFC西地区では、当初サンディエゴ・チャージャーズが好調なスタートを切りました。当代屈指のパスが得意なQBフィリップ・リバースやランニングバックRBライアン・マシューズらを中心としたオフェンスOFが好調で、4試合を消化したところで3勝1敗。ところが、その後3連敗と失速。第8週のクリーブランド・ブラウンズ戦はTDが0に終わり6-7で負けるなど、OFが機能していません。早急な立て直しが必要です。

 AFC西地区の残りの2チーム、オークランド・レイダースとカンザスシティ・チーフスは、ともに1勝3敗のスタートでしたが、レイダースはQBカーソン・パーマーを中心にするOFが機能し始めて、現在は3勝4敗と盛り返しました。一方のチーフスは、その後もOF特にパスプレーが上手くいかず1勝6敗と低迷しています。QBマット・キャセルのQBレートが69.0では中々大変です。

 「注目QBの二人目」は、インディアナポリス・コルツの新人QBアンドリュー・ラックです。今年のドラフトの全体1位でコルツに入団したラックですが、チームは第8週を終えて4勝3敗と健闘しています。昨季2011年シーズンが2勝14敗だったわけですから、目覚ましい改善です。

 コルツは所属するAFC南地区でも、ヒューストン・テキサンズに次いで2位に居ます。ラックも、QBレートは74.6と今一つですが、7試合で1971ヤードを投げています。今後は、インターセプトを減らしていくことがポイントでしょう。5割以上の勝率を上げれば、ワイルドカード・プレーオフ進出の可能性があります。東地区のマイアミ・ドルフィンズとの競り合いになると見られています。
 同じく、ドラフト全体1位でコルツに入団したペイトン・マニングの1年目より良いプレーをしていると評価されているラック。今後の頑張りに期待しましょう。

 AFC南地区はテキサンズが6勝1敗と好調に走っています。QBマット・ジョーブ⇔ワイドレシーバWRアンドレ・ジョンソンのパス攻撃とDF陣の頑張りが、好調の要因ですが、第7週のゲームで、あのボルチモア・レイブンズの強力DFから43点を奪っていますので、好調も本物という感じです。前期チーム史上初めてプレーオフに進出しました。今期も走りそうです。

 AFC南地区、残りの2チームは、3勝5敗のテネシー・タイタンズと1勝6敗のジャクソンビル・ジャガーズです。特に、ジャガーズの不調は深刻です。攻撃面の主要な項目がNFL32位(最下位)ですので、ジャガーズ自体の成績も心配ですが、ジャガーズと対戦するチームが星を落とすと、プレーオフ進出に向けて痛い星になりそうです。

 「注目QBの三人目」は、ワシントン・レッドスキンズの新人QBロバート・グリフィン・三世、RGⅢです。今年のドラフト全体2位でレッドスキンズに入団したRGⅢですが、チームは第8週を終えて3勝5敗、所属するナショナル・フットボール・カンファレンスNFC東地区の4位と苦戦中です。

 とはいえ、最下位といっても3勝していて、勝ち数では上位2チームと同じですので、十分反攻の余地があります。チームの攻撃の獲得ヤードはNFL全体6位、RGⅢのQBレートも97.3とコルツのラックを上回り、インターセプトも3つに抑えています。
 RGⅢの特徴であるランニングプレーも8試合で476ヤードと本職のRBを凌ぐ成績です。ひょっとするとQBのシーズン1000ヤードランもあるかもしれません。ケガが心配ですが。

 NFC東地区は、現在ニューヨーク・ジャイアンツが6勝2敗でトップ。2勝2敗と意外なスタートだった、昨季のスーパーボール・チャンピオンが次第に実力を発揮して連勝中です。相変わらず、攻撃と守備のバランスが良く、勝負強いチームです。3勝1敗と好スタートを切ったフィラデルフィア・イーグルスでしたが、そこから連敗し3勝4敗となりました。QBマイケル・ビックのインターセプトが多いのが気になります。

 NFC東地区で心配なのが、ダラス・カウボーイズです。常にプレーオフ進出を期待されるNFL屈指の人気チームですが、この2シーズンは、いまひとつの成績。今季も3勝4敗と乗り切れないという状況です。QBトニー・ロモのQBレート78.8にも表れているように攻撃面が不調で、ロモは8TD13インターセプトと散々です。

 さて、その他の地区を見ていきましょう。(→続きへ)


 
 AFC東地区は、ニューイングランド・ペイトリオッツが5勝3敗でトップ。この順位は例年通りという感じですが、今季スタートの3試合で1勝2敗と負けが先行した時には、ペイトリオッツが負け越しているなんて、しばらく記憶にないと思うほど意外でした。さすがに盛り返しましたが、第8週で3敗というのは、最近では悪い成績です。QBトム・ブレイディは、QBレート100.6とまずますで、8試合で2408ヤードを投げていますから、OFは及第点ということでしょう。今季は競り負けが目立ちますので、まだまだ安心できないところです。

 AFC東地区は、2位に4勝3敗のマイアミ・ドルフィンズ、3位に3勝4敗のバッファロー・ビルズ、4位が3勝5敗のニューヨーク・ジェッツと続きます。中では、1勝3敗から連勝を続けているドルフィンズが注目です。かつての名門も、最近3年間はプレーオフに進出できません。伝統のランOFが復活しつつある今季、久しぶりに明るいイルカのマークが躍動するかもしれません。

 AFC北地区は、ボルチモア・レイブンズが5勝2敗でトップ。昨季も、AFCチャンピオンをペイトリオッツと争った、近時のプレーオフ常連チームですので順当です。但し、強力DF陣の要、レイ・ルイスが第6週のゲームで怪我をして戦線離脱しましたので、やや心配。もちろんルイス一人で守っているわけではないのですが、第7週のテキサンズ戦で40点以上の失点をしたのは、レイブンズとしては珍しいこと。DF陣の立て直しが急がれます。

 AFC北地区は、2位に4勝3敗でピッツバーグ・スティーラーズ、3位に3勝4敗でシンシナティ・ベンガルズ、4位に2勝6敗でクリーブランド・ブラウンズと続きます。2位のスティーラーズはプレーオフの常連ですが、最近は同地区にレイブンズという強力なライバルが出現したために、以前のように地区優勝してプレーオフというわけには行かなくなっています。とはいえ安定感は抜群ですので、キッチリ残ってくるとは思います。

 NFC北地区は、シカゴ・ベアーズが6勝1敗でトップです。伝統の堅い守りとランOFで競り勝っているという形です。特にDFのインターセプトが数多く、効果的に出ています。インターセプトで試合を作るというのは、ベアーズならではという感じで、コーナーバックCBティム・ジェニングスの6回というのは凄いペースです。

 NFC北地区は、2位に5勝3敗でミネソタ・バイキングス、3位に5勝3敗でグリーンベイ・パッカーズ、4位に3勝4敗でデトロイト・ライオンズと続きます。パッカーズは2勝2敗のスタートでしたが、このところ勝ちが上回り、ようやく5勝としました。昨季15勝1敗でプレーオフに進んだパッカーズですので、上がってくるとは思いますが、今季の北地区は混戦模様です。

 NFC南地区は、アトランタ・ファルコンズが7勝0敗と、現時点でNFL唯一の無敗でトップです。過去2シーズンもプレーオフに駒を進めていますが、今季はQBマット・ライアンのパスプレーが一段と好調です。QBレートも103.0とペイトン・マニング、アーロン・ロジャースに続いてNFL第3位。連勝をどこまで伸ばせるか注目です。

 NFC南地区は、2位に3勝4敗でタンパベイ・バッカニアーズ、3位に2勝5敗でニューオーリンズ・セインツ、4位に1勝6敗でカロライナ・パンサーズと続きます。過去3シーズン連続でプレーオフに出場しているセインツですが、今季はよもやの4連敗スタート。QBドリュー・ブリーズのパスOFの破壊力は相変わらずですが、例年に比べてOFラインが弱く、ポケットが上手く出来ないために投げ急ぎが目立ち、パス成功率が低く、受サックも多くなっていて、結果としてインターセプトもブリーズとしては多いという、悪循環に嵌った感じです。巻き返しのためには連勝を重ねるしかありません。

 NFC西地区は、サンフランシスコ49ersが6勝2敗でトップです。昨季NFCチャンピオンをNYジャイアンツと争った強豪チームですので、順当なところです。QBアレックス・スミスとRBフランク・ゴアのランニングプレーを主体としたOFとLBパトリック・ウィリスやフリーセイフティFSディション・ゴールドソンを中心にした堅いDFで、全体の安定感ではNFL屈指のチームだと思います。

 NFC西地区は、2位に4勝4敗でアリゾナ・カージナルス、3位に4勝4敗でシアトル・シーホークス、4位に3勝5敗でセントルイス・ラムズと続きます。カージナルスは、4連勝のロケットスタートを切りましたが、勝負強さで勝ち続けた感があり、次第に攻守の基本項目の順位通りの成績に落ち着いてきました。

 以上、第8週終了時の各地区の様子を簡記しました。

 今季は、ジャイアンツの2勝2敗、ペイトリオッツの1勝2敗、セインツの4連敗、といったスタートが意外でしたが、セインツを除けば各地区落ち着いてきている感じです。現時点で、レギュラーシーズンの結果予想をするのは難しいことですが、敢えてやってみます。

[AFC]
・東地区 優勝予想 ペイトリオッツ
・北地区  同   スティーラーズ
・南地区  同   テキサンズ
・西地区  同   ブロンコス

・ワイルドカード候補 レイブンズ、ドルフィンズ
        予備候補 コルツ、レイダース

[NFC]
・東地区 優勝予想 ジャイアンツ
・北地区  同   パッカーズ
・南地区  同   ファルコンズ
・西地区  同   49ers

・ワイルドカード候補 ベアーズ、レッドスキンズ
        予備候補 バイキングス、カウボーイズ

 以上です。例年にも増しての混戦のNFL。1試合1試合の重要性が高い今シーズンです。
 各地区で激戦が展開されることでしょう。楽しみです。


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