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HOME   »   競馬  »  [競馬コラム119] 菊花賞トライアル競走となってから、菊花賞との連動性が下がってしまったセントライト記念
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 オールド競馬ファンにとっては「セントライト記念は菊花賞の前哨戦」でした。

 皐月賞や日本ダービーといったクラシック路線を歩んできた3歳馬が夏を無事に過ごして成長した姿を見せる、あるいは日本ダービー以降に急速に力を付けた上がり馬が登場する、クラシック最後の一冠・菊花賞を目指す3歳馬にとっての秋競馬の緒戦だったのです。クラシック路線というのは、常に競馬の本流ですから、その重要な一戦としてセントライト記念の声を聴くと、秋競馬の本格化を感じたものです。

 1968年・昭和43年のアサカオーや翌1969年のアカネテンリュウ、1977年のプレストウコウ、1984年のシンボリルドルフなどは、セントライト記念を勝って菊花賞も制しています。
 加えて、セントライト記念に出走し優勝は出来なかったものの、本番の菊花賞で優勝した馬も多数居ました。1975年のコクサイプリンス(セントライト記念3着)、1981年のミナガワマンナ(同10着)、1985年のミホシンザン(同5着)、1991年のレオダーバン(同3着)等々、セントライト記念をステップレースとして菊花賞に挑み、制したサラブレッドは多いのです。

 そのセントライト記念が正式に菊花賞のトライアルレースとなり、上位入着馬に菊花賞の優先出走権が与えられたのは、1995年・第49回競走からです。
 そして、正式なトライアルレースとなってからセントライト記念の勝ち馬・出走馬から、菊花賞馬がなかなか出てこなくなってしまいました。皮肉なことです。

 1947年・昭和22年の第1回から、1994年の第48回までの48年間を見ると、セントライト記念に出走し菊花賞馬となったサラブレッドは18頭居ます。勝率は37%を超えるのです。
 一方で、1995年から2013年までの19年間では1頭しか菊花賞優勝馬が居ません。2001年のマンハッタンカフェで、セントライト記念は4着でした。

 中山競馬場芝2200mコースは、菊花賞3000mへの適性を見るには短過ぎるという見方があろうとは思いますが、それは1994年以前も同じです。そもそもレース経験が浅い3歳馬にとって、2200mの距離は決して短いものでは無く、菊花賞に向けてのステップレースとしては適度な距離とも言えると思います。

 確かに、世界的な中距離血統重視の流れの中で、2200mのレースには「中距離のスペシャリスト」が多数出走することとなり、ステイヤー血統や万能型の馬達にとっては次第に勝ち難いレースになってきたという点はあるのでしょう。
 しかし、ステップレースとして、有力馬が秋の初戦を戦うには絶好のG2レースであることには変わりがないのですから、このセントライト記念と菊花賞の疎遠化は、やはり不思議な感じがします。

 今年のセントライト記念は、中山競馬場改修工事の関係から新潟競馬場芝2200mコースで開催されます。関東馬だけではなく関西馬も出走し易い立地かもしれませんから、リフレッシュには良い機会だと感じます。
 「菊花賞の前哨戦としてのセントライト記念」復活を告げるレースとなってもらいたいものです。

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セントライト記念競走の変貌  
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