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HOME   »   MLB  »  [MLB2014] デトロイト・タイガース 首位争い3連戦の初戦に圧勝!
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 MLBレギュラーシーズンも大詰めを迎え、アメリカンリーグALの東地区はボルチモア・オリオールズが、西地区はロサンゼルス・エンゼルスが、それぞれ地区優勝を決めました。
 ALの地区優勝争いで残るは中地区のみ。デトロイト・タイガースがカンザスシティ・ロイヤルズに0.5ゲーム差の僅差でリードしての直接対決3連戦が、9月19日からロイヤルズのホーム・コーフマンスタジアムで始まりました。

 この大事な、特にロイヤルズにとってはとても大切な初戦は、タイガースが10-1で圧勝しました。第2・3戦を残すとはいえ、ロイヤルズにとっては痛恨の大敗でしょう。
 このゲームで感じたことを書きます。

① 迫力十分のタイガース打線

 一番イアン・キンズラー、二番トリイ・ハンター、三番ミゲル・カブレラ、四番ヴィクター・マルティネスと続くタイガース打線は、本当に迫力十分。勝負強く脚も速いキンズラー選手、300本以上のホームラン記録を誇る強打のセンターフィールダー・ハンター選手、言わずと知れた2012年シーズンの三冠王にしてMLB最高の打者とも呼ばれるカブレラ選手、MLB通算11年で3割を超える打率を残すヒットメーカー・Vマルティネス選手と並ぶ打線は、他のチームの脅威であり、メジャーリーグ最高の上位打線であろうと思います。

 このゲームでは、タイガース打線が最初から爆発し5回までに10得点を挙げて、勝負を決めました。

② ジャスティン・バーランダー投手は好投しましたが・・・。

 このゲームのタイガースの先発は、ジャスティン・バーランダー投手でした。バーランダー投手は7と1/3イニング103球を投げて、被安打7、奪三振4、失点1と好投、勝利投手となりました。

 バーランダー投手といえば、2011年の「サイ・ヤング賞」受賞投手であり、2013年までに137勝、2014年シーズンもこのゲームの勝利を加えて14勝と、ALひいてはMLBを代表する投手です。従って、こうした大一番で好投を魅せるのは不思議でも何でも無いことなのですが、投球内容は、従来のバーランダー投手とは大きく異なるものでした。

 ストレートのスピードが150kmに届かないのです。かつては、常時150㎞台後半、時には160kmを超える球速でした。メジャーリーグでは珍しく、高めのストレートで勝負するタイプだったのです。それがこの日は140㎞台半ばのストレートと各種の変化球を織り交ぜて、打たせて取るピッチングを展開しました。
 それでも、7イニング強を1失点で抑えるのですから、さすがなのですが、「剛腕・バーランダー」のイメージとは程遠いものでした。

 ローテーション通りに先発登板を続けているのですから故障ではないと思うのですが、何かあったのではないかと考えてしまいます。
 MLBの宝と言える投手ですから、何か不安があるのであれば、キッチリと対応していただきたいと思います。

③ タイガースの素晴らしい先発投手陣

 天王山3連戦のタイガースの先発は、初戦をバーランダー投手が担当し、第二戦はマックス・シャーザー投手、第三戦はリック・ポーセロ投手が予定されています。

 この3本柱は、素晴らしいラインナップです。バーランダー投手は前述の通りMLBを代表するプレーヤーです。
シャーザー投手はというと、2013年の「サイ・ヤング賞」受賞投手であり、2011年15勝、2012年16勝、2013年21勝と、近時はALのシーズン最多賞を常に争う存在なのです。今シーズンもここまで16勝と、ハーラーダービーの2位に付けています。やはりALを代表する投手なのです。
 そしてポーセロ投手。2009年のデビュー以来2013年までの5年間で61勝、今シーズンもここまで15勝を上げて最多勝争いを演じています。

 2人のサイ・ヤング賞投手を含む3本柱を擁する先発投手陣は、MLBでも屈指でしょう。タイガースは、投打共にMLB屈指のレベルを誇る強豪チームなのです。

④ そのタイガースと0.5ゲーム差の首位争いを演じるロイヤルズ

 前述の通り、デトロイト・タイガースは、打線・投手陣共にMLB最高クラスのプレーヤーが所属するチームですから、今シーズン前の予想でも「ぶっちぎりで地区優勝」すると見られていました。
 ところが、レギュラーシーズン152試合を終えて残り10試合という段階で、カンザスシティ・ロイヤルズと0.5ゲーム差という大接戦を演じています。正直に言って、とても意外であり、ロイヤルズ大健闘の印象です。

 現在のロイヤルズにはグッドプレーヤーは多く居ますが、所謂「ビッグネーム」は居ないといって良いと思います。
 ヨースト監督は「スモールベースボール」を掲げてチームの立て直しに成功しました。

 ロイヤルズは、1985年以来ポストシーズン・プレーオフに進出していません。これは、MLBで最も長くポストシーズンに進出していないチームであると共に、NFL(アメリカンフットボール)、NBA(バスケットボール)、NHL(アイスホッケー)を含めた、アメリカ4大プロスポーツにおいて、最も長くポストシーズンに進出していないチームなのです。

 カンザスシティのベースボールファンは、30年近くに渡って悔しい思いを続けてきたのです。そして2014年シーズン、久し振りのチャンスが訪れています。
 このゲームにも球場のキャパシティを超える37千人以上のファンがコーフマンスタジアムに詰めかけ、大入り満員でした。ファンの期待の大きさが分かります。

 ところがゲームは、5回までに10点差が付きましたので、ファンも次々とボールパークを後にしていました。

 超強豪チーム・タイガースを相手とした、今シーズンのロイヤルズとヨースト監督の戦いぶりは、ある意味ではマジックに近いものです。
 天王山3連戦の初戦を落としたことはいかにも痛いのですが、ここからが本当のマジックの見せ所かもしれません。

 カンザスシティ・ロイヤルズの最後の反撃はあるのでしょうか。
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