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 ワイルドカードの1ゲームプレーオフから始まったMLB2014ポストシーズンゲーム。現在は、アメリカンリーグAL、ナショナルリーグNLのディビジョン・シリーズ(地区シリーズ)が行われています。

 例年のことながら、ポストシーズンのゲームは「これで負けてしまうと後が無い」ためでしょうか、レギュラーシーズン以上の気迫・集中力に溢れています。また、たったひとつの僅かなミスが勝敗を分けるシーンが時折見られます。一瞬たりとも目を離すことが出来ないゲームが続くのです。

 ボールパークは、どこも超満員。観客も大歓声で応援します。素晴らしい光景が展開されるのです。

 10月3日の地区シリーズ4ゲームを観てみましょう。

[アメリカンリーグ]
① ボルチモア・オリオールズ7-6デトロイト・タイガース

 AL東地区優勝のボルチモアVS中地区優勝のデトロイトの第二戦。第一戦でマックス・シャーザー投手を立てて敗れたタイガースは、ジャスティン・バーランダー投手を先発させて必勝を目指しました。
 バーランダー投手は5イニングを失点3で凌ぎ、チームは5-3とリードして、ブルペン陣に託しました。
 しかし、反撃の機を狙っていたオリオールズは8回裏一気に4点を挙げて逆転、7-6で勝利を収めました。

 第一戦で8点、第二戦で4点と、オリオールズ打線は「8回裏に集中打で大量点」を挙げています。チーム状態が絶好調なのでしょう。
 シャーザー投手・バーランダー投手という2人のサイ・ヤング賞投手を立てて2連敗してしまったタイガースは、相当追い込まれた状況です。

② カンザスシティ・ロイヤルズ4-1ロサンゼルス・エンジェルス

 第一戦で延長11回を戦い3-2で勝ち切ったロイヤルズが、この第二戦も延長11回表に3点を挙げて押し切りました。ロイヤルズはワイルドカード・プレーオフも延長12回9-8で勝っていますから、これで3ゲーム連続の延長戦勝利となります。MLBポストシーズンにおける新記録ですが、凄まじい勝負強さと言えるでしょう。

 29年振りにポストシーズン進出を果たしたロイヤルズですが、2連勝でホームに戻ることになりました。相当有利な状況です。

 AL西地区優勝チームであり、戦力面・スケジュール面で相当優位と予想されていたエンジェルスですが2連敗と追い込まれました。

[ナショナルリーグ]
③ サンフランシスコ・ジャイアンツ3-2ワシントン・ナショナルズ

 地区シリーズの第一戦。
 アウェーのジャイアンツが小刻みに得点して3-0とリードしましたが、7回裏にナショナルズが2本のホームランで追い上げたゲームでした。
 しかしナショナルズの反撃も及ばず、ジャイアンツが逃げ切りました。

 特にジャイアンツ先発ジェイク・ピービー投手の気迫溢れる投球がとても印象的。「ワールドシリーズ進出への強い思い」が感じられました。

 NL東地区で96勝を挙げて圧倒的な優勝を果たしたナショナルズが有利ではないかと見られていた地区シリーズでしたが、ワイルドカードを勝ち上がったジャイアンツが先勝しました。ホームのナショナルズとしては、第二戦は落とせません。

④ セントルイス・カージナルス10-9ロサンゼルス・ドジャース

 NL中地区優勝のカージナルスと西地区優勝のドジャースの激突。MLB史上における両チームの実績と伝統から観て「横綱同士の戦い」です。
 
 必勝を期してドジャースはクレイトン・カーショー投手を立てました。サイ・ヤング投手にして、今季も防御率1.77で21勝3敗という圧倒的な成績を誇るカーショー投手は「現在MLBで最も得点を挙げることが難しい先発投手」と言われています。

 そのカーショー投手は、ややボールが高めに浮いている投球内容ではありましたが6回までカージナルス打線を2安打2失点に抑え込み、味方打線も6点を挙げて6-2とリード、ドジャースの勝利は固いと見られました。

 ところが7回表、カージナルス打線はカーショー投手に襲い掛かり5点を挙げて7-6と逆転、リリーフ投手にもホリディ選手が3ランホームランを浴びせて、このイニング一挙8点、10-6とリードしました。

 計7失点で降板するカーショー投手の茫然とした様子というのも、あまり見たことが無い(今季の1試合最多失点が3なのです)というか、信じられない光景です。1戦必勝のポストシーズンゲームの怖さを改めて感じさせるものでした。

 1イニング8点というビッグイニングを見せられ6-10と逆転されてしまっては、ドジャースナインも意気消沈と思いきや、ドジャース打線は8回に2点・9回に1点と反撃し、9-10と1点差まで追い上げましたが、惜しくも再逆転はなりませんでした。

 しかし、このドジャースの反発力も凄いものです。「ポストシーズンで勝ち上がりたいというメジャーリーガーの思い」の強さは、私達の想像を遥かに超えるものなのでしょう。

 カージナルスVSドジャース、第二戦以降も横綱同士の大激戦が展開されることは間違いありません。

 ロイヤルズの3試合連続延長戦勝ちといい、オリオールズの2戦連続8回裏集中打(8得点・4得点)といい、カージナルスの1イニング8得点とドジャースの反撃といい、小説に書くことさえも憚られる「奇跡のような事実の連続」が、MLBポストシーズンゲームの凄さを示しています。

 世界最高レベルのベースボールプレーヤー達が一戦必勝で戦う時のパフォーマンスの高さこそが、MLBポストシーズンゲームの面白さの源泉なのです。
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