FC2ブログ
HOME   »   競馬  »  [競馬コラム124] 京都大賞典を連覇したスーパークリーク号
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
 1989年と1999年の京都大賞典競走を連覇したのがスーパークリークです。それ程昔のこととは思いませんでしたが、もう四半世紀も前になります。

 スーパークリークというと、オグリキャップ・イナリワンと共に、1980年代末の第二次競馬ブーム時代を代表する3強の一角を占めています。3強の中でも、長距離レースに強い馬として、時代を代表するステイヤーでもありました。

 スーパークリーク号、父ノーアテンション、母ナイスデイ、母の父インターメゾ、父の父の父ニジンスキー、通算成績16戦8勝。
 ノーアテンションはフランス馬。フランスの2500m以上の重賞しか勝っていませんから長距離馬と言えます。但し、全体として「ジリ脚」の印象も強く、なかなか勝ち切れない馬であったようです。
 母の父インターメゾは1969年のセントレジャーステークスの勝ち馬で、グリーングラスの父でもありますから、母系も長距離血統と言えるでしょう。

 スーパークリークは1988年・3歳の春を骨折で棒に振り、3歳秋から再始動、何とか出走に漕ぎ付けた菊花賞で圧勝します。2着馬に5馬身差のレースでした。
 このレースは武豊騎手の初のG1制覇でもありました。

 続く1989年の春シーズンは筋肉痛で棒に振り、秋の京都大賞典が緒戦となり、これをレコードタイムで快勝して、天皇賞(秋)に駒を進めました。
 後から考えると、府中の2000mはスーパークリークには短い感じですが、オグリキャップとの叩き合いを制して優勝しました。ステイヤーと言われるスーパークリークですが、こうした脚も使うことが出来たのです。

 続くジャパンカップは、ホーリックスの世界レコードの走りの前に4着、有馬記念はイナリワンと競り合いを演じて僅差2着と勝ち切れませんでしたが、好調は維持していたと思います。

 そして5歳の1990年。大阪杯・天皇賞(春)・京都大賞典と重賞を3連勝して競走馬を引退しました。
 スーパークリークにとっては、2度目の京都大賞典が引退レースとなったのです。

① 京都大賞典を連覇したのは、1973・74年のタニノチカラ、スーパークリーク、2000年・01年のテイエムオペラオーの3頭です。いずれも時代を代表する強豪馬です。京都大賞典競走が、関西強豪馬の秋緒戦として位置付けられてきたことがよく分かります。

② スーパークリークが、名騎手武豊の最初のグッドパートナーであったという話は、良く聞かれます。初のG1制覇がスーパークリークの菊花賞であったことは前述の通りですが、そういった意味以上の思い入れを感じさせるコメントが、武豊ジョッキーから聞かれるのです。
  名馬との出会いから、名騎手が誕生するとも言われますが、おそらく天才武豊騎手にとってもスーパークリークとの出会いは特別なものだったのでしょう。

③ 名ステイヤーが中々良い種牡馬になれないこと。

 我が国の競馬史を飾る名ステイヤーとして、タケホープ、グリーングラス、メジロデュレン、ホリスキー、ライスシャワー、ビワハヤヒデ、ヒシミラクルなどが挙げられると思いますが、総じて種牡馬成績は良くありません。(早世したライスシャワーはやむを得ませんが)
 唯一ホリスキーが重賞勝ち馬を4~5頭出している位でしょう。
 スーパークリークも例外では無く、種牡馬としては期待に応えられませんでした。

 世界的な傾向とはいえ、日本競馬においてもステイヤー血統がどんどん細くなっている現状は、とても残念なことだと思います。

 スーパークリークは幼少期から左前足が外向でしたので、セリで買い手が付かず、最終的には810万円の安い価格で売れました。「今は小川(クリーク)だが、いつかは大河になって欲しい」との期待から、スーパークリークと命名されたと伝えられています。

 素晴らしい命名であったと思います。
関連記事
スポンサーサイト



NEXT Entry
[PGAツアー] 松山英樹選手 今季開幕大会で3位タイの好成績!
NEW Topics
[温故知新2020-陸上競技9] 男子200m競走 金メダリストの記録
[温故知新2020-自転車] 男子団体追い抜き オリンピックのメダル獲得チーム
[Jリーグ2020(無観客)] J1再開 アウェイチーム優勢の不思議
[ラグビートップリーグ2021] ボーデン・バレット選手 サントリー・サンゴリアス入り
[NPB2020(無観客)] 菅野智之投手 1安打完封勝利!
[NFL2020~21] ペイトリオッツのQBは?
[温故知新2020-女子テニス6] 「豪打」と「悲劇」 モニカ・セレシュ選手
[温故知新2020-陸上競技8] 男子円盤投げ オリンピック金メダリストの記録
[PGAツアー2019~20(無観客)] ダスティン・ジョンソン選手 今期初優勝
[NPB2020(無観客)] ロッテマリーンズ 8連勝!
[競馬コラム271・宝塚記念2020] 「重巧者」 クロノジェネシス 圧勝!
[温故知新2020-男子水球] オリンピックにおけるメダル獲得チーム
[NPB2020(無観客)] 山川穂高選手の逆転3ランホームラン
[温故知新2020-競泳6] 女子200m平泳ぎ 日本チーム「伝統」の種目
[競馬(無観客)] 宝塚記念2020の注目馬
[セリエA2019~20(無観客)] 再開!
[プレミアリーグ2019~20(無観客)] 再開!
[PGAツアー2019~20(無観客)] ベテランの戦い
[NPB2020(無観客)] 開幕3連戦の結果
[温故知新2020-陸上競技7] 女子円盤投げ オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-競泳5] 男子4×200mフリーリレー 日本チームの復活
[温故知新2020-男子ホッケー] オリンピックにおけるメダル獲得チーム
[NPB2020(無観客)] 6月19日 歴史的な開幕
[競馬コラム270-日本馬の海外挑戦13] 2010年 ブエナビスタとナカヤマフェスタ
[温故知新2020-女子テニス5] 「強烈無比なフォアハンド」 シュテフィ・グラフ選手
[温故知新2020-男子テニス6] 初代「ザ・オールラウンダー」 ピート・サンプラス選手
[温故知新2020-女子バレーボール] オリンピックにおけるメダル獲得チーム
[リーガ・エスパニョーラ2019~20(無観客)] 再開!
[PGAツアー2019~20(無観客)] トーナメントの再開!
[温故知新2020-陸上競技6] 男子砲丸投げ オリンピック金メダリストの記録
[ラグビー日本選手権2006・2回戦] 早稲田大学チーム トヨタ自動車チームを破る
[温故知新2020-競泳4] 男子200m平泳ぎ 日本チームの「お家芸」
[ブンデスリーガ2019~20(無観客)] バイエルン 圧倒的な攻撃力
[温故知新2020-女子テニス4] WTAツアー歴代最多勝 マルチナ・ナブラチロバ選手
[温故知新2020-陸上競技5] 女子走り高跳び オリンピック金メダリストの記録
[温故知新2020-男子バレーボール] オリンピックにおけるメダル獲得チーム
[ブンデスリーガ2019~20(無観客)] 長谷部誠選手 309試合出場!
[温故知新2020-男子テニス5] 「フラットの強打」 ジミー・コナーズ選手
[UEFA-EURO2000準決勝] フランス ポルトガルとの死闘を制す
[温故知新2020-競泳3] 男子100m背泳ぎ 日本チームのメダル独占
[競馬(無観客)] 安田記念2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス3] 「アイス・ドール」 クリス・エバート選手
[温故知新2020-男子テニス4] 黒人プレーヤーの先駆者 アーサー・アッシュ選手
[ブンデスリーガ2019~20(無観客)] 鎌田大地選手 2試合連続ゴール
[競馬コラム269] オークス2020のデアリングタクトと日本ダービー2020のコントレイル
[温故知新2020-陸上競技4] 男子走り幅跳び オリンピック金メダリストの記録
[ブンデスリーガ2019~20・第27節(無観客)] バイエルン・ミュンヘン 圧勝
[温故知新2020-女子テニス2] アメリカの英雄 ビリー・ジーン・キング選手
[競馬(無観客)] 東京優駿(日本ダービー)2020の注目馬
[温故知新2020-女子テニス1] 「史上最強」 マーガレット・コート選手
Entry TAG
京都大賞典を連覇したスーパークリーク  
Comment
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

カエサルjr

Author:カエサルjr
「スポーツを考える-KaZ」ブログへ
ようこそ!
我が家の月下美人も16年目。同時に30個の花が咲くこともあります。スポーツも花盛りですね。一緒に楽しみましょう。

最新記事
最新コメント
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031