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 サッカーの国際親善試合・日本代表対ブラジル代表のゲームは10月14日シンガポールのナショナルスタジアムで行われ、ブラジルが4-0で圧勝しました。
 ブラジルの4点は全てネイマール選手の得点でした。そのことだけでも、このゲームはネイマールのゲームであったということになりますが、ゲーム内容を観れば完全なワンマンショーでした。

 既に世界屈指のプレーヤーであるネイマールですが、この試合における凄い点を挙げます。

① 体力

 ブラジルチームは、3日前に北京でアルゼンチン代表チームと戦い、2-0で快勝しています。(このカード100回目の対戦!)
メッシ対ネイマールという意味でも注目された一戦でしたが、このゲームでもネイマールは大活躍しました。

 南米の両雄の対決、宿命のライバルとの厳しいゲームの後ですから、当然ながら疲労残りが懸念されていたのですが、キックオフ直後からゲーム終了まで、ネイマール選手の動きはとても良かったと感じます。素晴らしい体力と言えるでしょう。

② スピード

 日本チームの11名との比較は勿論として、ブラジルチームの残りの10名と比較しても、ネイマール選手のスピードはずば抜けていました。ひとりだけ別次元でした。

 余程コンディションが良かったのであろうと思いますが、前述の通り3日前に厳しいゲームを戦ったばかりですので、一層感心させられます。

③ 正確なシュート

 いかにワンマンショーとは言っても、ブラジルの他のプレーにシュートチャンスが無かった訳ではありません。ネイマール自身も決定的なラストパスを少なくとも2度同僚に出しています。しかしシュートが決まらないのです。

 一方で、ネイマールは決定的なチャンスの殆どをゴールに結びつけています。日本ゴールに向かって左側からのシュートを、日本のゴールキーパーGK川島選手の好プレー(シュートコースを消した)で外しましたが、それ以外のチャンスは悉く物にしました。

 本ブログで何度も書いて恐縮ですが、「決定的なチャンスをキチンと決めることが出来るかどうか」が、超一流プレーヤーと一流プレーヤーの差なのです。ネイマール選手は、今回のブラジル代表チームにおいても、一頭抜けた存在であることを証明しました。

 日本代表チームは、歴史上一度もブラジル代表チームに勝ったことが無かった(A代表同士の対戦)のですが、今回のアギーレジャパンも力の差を再度痛感させられました。ネイマール選手ひとりにやられた感じもありましたが、プレー振りに問題が無かった訳ではありません。

A. ネイマール相手にオフサイドトラップ

 ネイマール選手は世界屈指のプレーヤーですから、対戦する相手チームは様々な形でオフサイドを取ろうと工夫しています。欧州や南米の世界最高レベルのチームが、ありとあらゆる形のオフサイドトラップを準備し、トライしているのです。そうした状況下でも、ネイマール選手は活躍を続けています。活躍し続けているから、常にトッププレーヤーとしての評価を受けているのです。生半可なトラップなど、このプレーヤーに通じる筈がありません。

 にもかかわらず日本チームはオフサイドトラップをかけて、失点しました。戦術としてトラップを掛けるのは必要なことなのでしょうが、審判の判定が出るまでの間「当該プレーヤーを追いかけることを忘れる」のでは話になりません。サッカーは、ボールを取り合うスポーツなのです。
 
B. 全てのプレーにおいて一瞬遅れてしまうこと

 日本のプレーヤーが足許にボールを収めた瞬間に、ブラジルのプレーヤーに取られてしまうプレーが目立ちました。攻撃の時も守備の時も、一瞬の間にボールを取られてしまうのです。

 セレソン(ブラジル代表)に選出されているプレーヤーは、いずれも「高い予測能力」を保持しているということでしょう。相手プレーヤーの動きから、次の動きを読み取る能力です。

 世界最高水準のゲームにおいては、一瞬の間も許されないということとでしょう。プレースピードのアップダウンは必要なことですが、このレベルのチームと戦う時には、そのレベルを一段上げる必要があるのでしょう。

 例示すれば、普段のプレースピードのアップダウン・緩急が5→3ということとであれば、このレベルのゲームでは8→6にしなくてはならないということでしょう。ちなみにこの物差しであれば、ネイマール選手のスピードは10以上ということになるでしょうか。

 Jリーグのプレーにおけるスピードのアップダウンや洒落た動きでは、残念ながら全く通用しないのです。

 シンガポール・ナショナルスタジアムのピッチ状態は相当に悪いものでした。芝は剥げ、ラグビーの試合の影響でしょうか、消したラインの跡が残っていて凸凹でした。
 とはいえ、そうしたピッチ状態が良いプレーが出来なかった理由にはならないことをネイマール選手は見せてくれました。

 日本代表チームが完敗した残念なゲームでしたが、天才プレーヤーの底知れぬパフォーマンスを楽しむことが出来たゲームでもありました。
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